テーマ:最近観た映画。(40064)
カテゴリ:アメリカ映画(今世紀)
アカデミーの4部門にノミネートされ、オリジナル脚本部門を受賞した 「JUNO」(ジェイソン・ライトマン、2008年)を観てきました。 (写真は映画館のブロックされているドアの向こうに貼ってあったポスターです。) きっかけはというと、シャンゼリゼで食事をした後主人と映画を選ぼうとしたのに 観たい作品がなかなか一致せず(2人が好きなリバイバル系映画は場所柄NGだった為) 折り合いがついたのがこれだけだったからです・・。 高校生のジュノ(純粋な女の子ですよ)が超・予想外の妊娠をしてしまったものの 堕胎する事ができず、生まれてくる子供を養子として託すための理想的なカップル (マークとヴァネッサ)を見つける・・・というのが最初の数分間のストーリー。 私達にとって思いっきり他人事なテーマだななんてお気楽に構えていたけど 考えさせられる部分も多く、でも最後はそれなりに爽やかな気持ちで 観終わる事ができる秀作でした。 (ネタバレの部分はマークの中に白字で書きますので読みたい方だけ ドラッグで反転させてください。) 私は今回も観る前から 「この映画はきっとジュノが両親と一緒に子供を育てるという結末にちがいない」 と勝手に思い込んでいたら、あれよあれよと予想が外れ・・・いい感じに裏切られました。 この作品のテーマはティーンの妊娠にとどまっておらず、愛する人と一緒に居続ける事や、 親から子供への思いが様々な年代の登場人物を通して問いかけられてきます。 子供を持っているorいつかは子供が欲しいと思った事のある人なら 誰でも感動できる映画だと思いました。 16歳のちょっと風変わりなジュノを20歳で演じたエレン・ペイジには感心したけれど、 個人的には潔癖すぎるほど純粋なヴァネッサを演じたジェニファー・ガーナーに ぐっときました。 (年代が近いのと、見終わって「ヴァネッサと子供は幸せになれるのかな」とちょっと 心配になったのも込めて。) その他、大人になれない(彼はこの後どうなったんだ?)マークを演じた ジェイソン・ベイトマン、(確か)元海軍の、不器用だけど娘を愛するエレンの父親と、 言葉遣いは悪いけど理解と協力を惜しまない義母を演じたJ.K.シモンズとアリソン・ジャネイ、 そしてお腹の子供の父親にあたるブリーカーを演じたマイケル・セラ(まさかあなたと ハッピーエンドになるなんて思わなかったよ・・)も、皆どこかにいそうな人物像を見事に体現していました。 6月の日本公開も決まったそうですが、かなりおススメです。 (まぁ、先日の「潜水服は蝶の夢を見る」ほど映像の力が強い訳ではないのでDVDで観ても いいかもしれませんが・・・。) 「Juno」日本版公式ホームページ http://microsites2.foxinternational.com/jp/juno/ 投票(をクリック)していただけると、嬉しいです。 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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