心の準備いつまでも可愛いあかちゃん、せいぜいそれに毛が生えた程度にしか認識していなかった長男が、 この春、小学校に入学する。 気がつくと、背もずいぶん伸びて、 私との差はあと20センチくらいになっている (いや、私が小さいせいもあるけど)。 どこに行くにも一緒だった。 離れているのは、幼稚園に行ってるときと、英会話サークルでの一時間だけ。 私がそばにいない時は、必ず先生が一緒にいてくれて、 長男は、常に大人の目がとどく範囲で暮らしてきた。 そうして、いつも一緒にいて、これからもずっとそのままのような気でいたけど、 改めて考えてみると、親子密着の日々は、ほんとうに残りわずかになってしまった。 いま、なにより必要なのは、子離れ、親離れ。 お正月に観た、映画の「ファインディング ニモ」ではないけど、 『こどもの成長する力』を信じよう。 こどもがつまずきそうな石を、片っぱしからとり除いてやるより、 石のよけ方、踏んづけ方、転んだら転んだときの立ち上がり方を、教えてやろう。 困ったとき、苦しいときは、誰かに助けを求めていいことを、 いつだって家族は味方だということを、伝えていこう。 なかなか子離れできない母親の、はじめの一歩。 |