入学はしたものの2004年4月、たいせつな大切な長男が、小学校に入学しました。幼稚園時代は、ときとしてリーダーシップを発揮するしっかり者、と周囲に認識されていた彼ですが、 入学してみると、意外な出来事のオンパレード! えー!うちの子って、こんなだったっけ?という出来事を、ピックアップしてみました。 なんだ、こんな子もいるんだ、と、気が楽になる人がいたら、せめてもの救いです。 *** < 四月 カサブタが気になって・・・ > 入学式から数日後、新入生懇談会があった。 教室内には、『たのしかったね、かんげい会』というタイトルで、壁一面の画用紙。 ウキウキした気持ちで、わが子の絵を探していると、白いままの画用紙が目に飛び込んできた。 いや、よく見ると、ちいさくきれいな先生の字で何か書いてある。 『カサブタが気になって、絵がかけませんでした』 名前を見ると、まぎれもなく、あさのっち長男。 マイペースぶりは、ここからも伺えた。 *** < 四月 全部ちゃんと入れたのに・・・ > 『宿題しなさいよ』という私の声に、長男が妙な顔をしてランドセルをのぞきこんでいた。 見ると、空っぽだった。 教科書も、連絡帳も、筆箱ひとつ、入っていないランドセル。 『全部ちゃんと入れたのに・・・』と真顔で言う。 すわ、いじめか?と思ったが、翌日も、空っぽのランドセルで帰宅した。 二日目には、ランドセル背負って、荷物を取りに学校に戻らせた。 ・・・ぜーんぶ、あった。 なにが『全部ちゃんと入れたのに・・・』だ(怒)!! *** < 五月 眠いだけだからほうっといて! > 授業中、なんだかふくれっ面していた長男の様子を見て、先生や周りのお友達が、いろいろ声をかけてくれた。 ややあって、長男、たまらず大声を出した。 『**ちゃん(長男の愛称)、眠たいだけなんだから、ほうっといて!』 いや、しかし、授業中だし。(家庭訪問で、先生談) *** < 五月 でーぶ、でーぶ! > ご近所の同級生の女の子。やや丸顔だけど、別に太っているという感じではない。 学校帰り、3,4人の男の子が、その女の子に向かって、大声ではやし立てていたという。 『でーぶ、でーぶ、でぶ**(彼女の名前)!!』 ひときわ甲高い声で、嬉しそうにはやし立てていたのは長男。 めっちゃ嬉しそうだったよ、とは、目撃していたママ友達の弁。 よくよく話して、もう言わない、と約束して数日後、 今度は『ぶーたぶーた、ぶたにく!』と、叫んでいたという。 いいかげんにしてくれ・・・! *** < 六月 恥ずかしいんだもん > 初めての授業参観では、教科書やノートを持って、全員が順番に音読発表をした。 長男の順番が回ってきて、平静を装いつつ期待に胸を膨らませて様子を見ていると、 ・・・泣き出した。 先生にタオルを出してもらって、教卓の横の小さな机の下にもぐりこんでたっぷり30分は泣いていた。 結局、最後まで音読を断固拒否。 帰宅後、理由を聞くと、『だって、お客さんがいっぱいで恥ずかしいんだもん』 ・・・こっちが恥ずかしかったわ(怒)。 |