節分のテーブルコーディネート 東日本大震災の被災地、雄勝町のプレート
今年の節分は土曜日という事で用事もあり恵方巻だけで簡単に済ませました。(今までの節分のテーブルコーディネート→★1、★2、★3、★4)恵方巻を盛り付けたのは、ずっと紹介したかった宮城県石巻市の雄勝町(おがつちょう)の硯石のプレート「絆」。流行の安価なスレート食器とは一線を画す雄勝産硯石のその漆黒の美しさ。手作業での切り出しによる高いクオリティ、これほど美しいと思う食器はないと思っているくらい惚れ込んでいるプレートです。今回使用したサイズはデザート皿としても対応できる20cm。 この「絆」というネーミング、11年の東日本大震災と深く関係しています。大橋洋食器オリジナルのこの食器は、前代表取締役であった故 大橋厚男氏が雄勝石で食器を作る事を考案し、デザインされたそうです。その後、未曾有の大震災により生産工場が津波の被害を受け生産中止に。その翌年に大橋氏がご逝去され、大橋洋食器の社員の方々が一丸となり商品名を「絆」として生産を再開したという経緯があります。大橋氏ご逝去の時、ショップのページに素敵な笑顔が印象的な写真が掲載されていたのをよく覚えています。後にこの「絆」シリーズはグッドデザイン賞を受賞。受賞展示で沢山の方の目に触れるようになった食器なのです。雄勝町の被災直後の町の様子はYouTubeで今も沢山動画が確認できます。当時、実は雄勝町の硯石で食器製品を生産しているある別の会社の方から、工場が壊滅的な被害だったと聞き急いで動画を見て大変衝撃を受けました。あの混乱から再生産に漕ぎ着けるまで計り知れないご苦労があったと思います。雄勝産の食器達が、今よりも少しでも多くの方の手に渡り成長産業として現在課題になっている人口流出の歯止めの呼び水になればと願っています。肝心のプレートの詳細ですが、とにかくその深い美しい黒が見事で、磁器食器には出せない(難しい)漆黒の美しさを堪能する事ができます。高台も厚みがあり、立体的でテーブルコーディネートの主役として演出できます。また追加100円の料金で、裏に上の写真のシリコンシールも用意して頂けますのでテーブルを傷つける心配もありません。我が家では来客時に出すと大変喜ばれるプレートです。石の美しさに、「このお皿は何の石ですか?」と驚いたお客様から必ず質問を受けます。お皿自体がテーブルトークの華となる、貴重なプレート。ぜひ多くの方に使ってもらいたいと思います。枡は杉目が目を惹く日光杉の「以為」(おもえらく)。 枡はサイズが豊富です。上品な雰囲気が気に入っています。湯呑はhigashiyaのエスのもの。茶の溶けるような飴色が単調なカラーのコーディネートに雰囲気を出してくれます。箸置きは水垣千悦さんの作品。お箸は中原商店の「吉兆縁起らんちゅう箸 文様5種」の亀甲を。立春前の雪が印象的だった今年の節分。行事を少しでもこういう形で過ごせた事に幸せを感じます。あまり更新の多くないブログですがいつも多くの方にご訪問頂きありがとうございます。皆様のお役に立てれば幸いです。****************************************我が家の食器達。我が家の毎日の食器「ノリタケ N4」毎日の食器。食洗器対応でデザインも◎。5つ星ホテルでも使われるシュピゲラウの食洗器対応の毎日のグラス。背が低いので子供がいても倒れないし、抜群の透明度、価格の安さといいパーフェクトです。お客様用にも使っています。こちらも来客用にもあわせて沢山持っています。汎用性が抜群のお重。アイボリーが使えます。1,000円以下のデイリーに使える折敷 塗りの美しさ、ノリタケの色の選定センスが最高です。安定感があるので子供がいても安心なマグ。和のフォーマルなテーブルコーディネートに愛用の私の逸品です。飴色が美しい。フォルムが綺麗で洋食器とも合わせられます。和のコーディネートのアクセントになる高級感のある箸置き。セラミックなので管理が楽です。和のコーディネートがとても華やぐ珍味入れ。本当に良く使っています。洋食器とも相性抜群で、おもてなしのお箸はこれ以外持たなくもよいと思っているくらいのお箸です。爽やかな朝食タイムを過ごせる大好きなプレート。上のシェールブランのスープボウル。私のナンバーワンスープボウルです。幅があるため料理がきちんと盛り付けらる実用的なアミューズスプーン。ホテルライクなガラスのバターケース。ホテルライクでお気に入りのクリストフル。ステンレスなので手入れが楽なバターナイフです。 おもてなし用の上品なクリストフルのデザートスプーン。我が家で唯一のビールグラス。薄口でエレガントな上、泡がクリーミーに。ナッツやおつまみを入れてパーティーの時大活躍。デイリー使いのバカラ。脚がなく洗浄も保管も超楽ちん。