2008/07/05(土)11:51
【インディ・ジョーンズ/キングダム・オブ・ザ・クリスタル・スカル】
★★★★
……★は5個で満点、☆は0.5点です。
ネタバレ有りなのでご注意。
[監]スティーブン・スピルバーグ
[製]ジョージ・ルーカス
[出]ハリソン・フォード シャイア・ラブーフ ケイト・ブランシェット カレン・アレン[制作データ] 2008米/パラマウント
[上映時間] 122分
世界各国をまたにかけた冒険を繰り返し、多くの財宝やそこに隠された秘密を解き明かしてきた、考古学者で冒険家のインディ・ジョーンズ。そんな彼が、若き相棒と共にメキシコの古代マヤ文明の遺跡を巡る謎に挑む。
http://www.walkerplus.com/movie/title/mo5833.html より
まずは御馴染みのあの音楽が頭の中でリフレインして、否が応でもワクワクしてスクリーンに向かってしまった。
しかし最初は1950年代の“ロックンロールファッション”の若者がオープンカー上ではしゃいでいる所から始る……や、テンポもよくあっと言う間に物語が始るのだけれど。
《インディ》の登場は「?」な感じ。
何しろよれよれっと登場、なのだ。
しかしその後は流石の《インディ》、大活躍のアクションを見せてくれる。
でも途中……ン、やっぱりちと歳は取ったのかな?
といったシーンもあって“自然な時の流れ”を示すけれども。
敵は《スターリン》統治下にある頃のソビエト連邦。
“ソ連っぽい軍人・工作員=KGB”の態度・イメージの《イリーナ・スパルコ大佐》や《ドフチェンコ》がいいよー♪
強くて感情が無いみたいな表情とか超能力を信じてるっぽいズレのある感じとか。
そーです、敵が強くて不気味なほど“宝を巡っての追っかけごっこ”は面白いんです。
《スパルコ》は《インディ》に“ロズウェル事件”の棺を探させて……。
大学教授をしていた《インディ》に圧力が掛かり(赤狩りの影響ね)休職に追い込まれ、故郷に帰ろうとする汽車を追ってバイクに跨った革ジャンの少年《マット》が登場。
《インディ》に《母・マリー》と《オックスリー教授》を探す手助けを求める。
ヒントは“ナスカの地上絵”、マヤのピラミッド。
とにかく“宝”は“水晶の髑髏”。
これをある場所に返すことが今回の冒険の主軸。
そして《マット》と《インディ》の関係は???
ん~“原爆実験”はやり過ぎじゃないの? なにその“きのこ雲”と思ったのと。
(《インディ》は被爆しました……)
落ちはなんとなく展開が読めちゃったのと(そりゃ“ロズウェル”だし、その頭の中に入って居たのが“水晶髑髏”だったって言うんだから)。
んで、そのラストは大スペクタクルなんだから、もう少しもったいぶってもよかったかな……テンポ好過ぎで名残惜しくてさ~。
結婚式はオマケっぽかったけど、続編(“父と息子の冒険活劇”)が期待出来そう。
面白かったよ~♪♪♪ というか楽しかったよ♪♪♪
前々作と前作に対するパロディ(本歌取り?)満載だったしな。
《スティーブン・スピルバーグ》と《ジョージ・ルーカス》作品に対するオマージュ(トリビュート?)も色々と。
それをタイムリーに見て居ない“若者”はこちらが“元ネタ”であると判らない場合も有りそう……。
アリに食われちゃったソ連工作員《ドフチェンコ》とロープ代わりに使われた大蛇に合掌。
“虫ネタ”もこの映画が元祖だと思ったけどどうかなぁ?
《ケイト・ブランシェット》と《シャイア・ラブーフ》は好演でしたな。
《ハリソン・フォード》はちょっと大味な感じだったけど、《インディ》だからそれでいいんだろうな~。