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女王さま、ここ何年もぶどう狩りというものがしたくて仕方ありませんでした。 黒い宝石といわれる葡萄が、棚からたわわにぶら下がり、その中から好きなものを自由に選んで鋏で摘み取り、喰い散らかす…( ̄¬ ̄*)じゅるぅ 憧れるぅ…。 でも、いつも気付いたときにはもう遅いのです。 んで、今年はたまたまシーズンが終わる前にぶどう狩りのことに気付いたので、行ってみることにしました。 「どこのに行くの~~?」 王さまはこういうとき、女王さまのいいなりなので、言われたように動くことにしています。 女王さまは前の日にネットで検索したぶどうどころへ行くことにしていました。 車に乗って、高速道路に乗って、o( ̄ー ̄\)☆ミLetsGo!! 1時間半後にはブドウ畑で王さまと文字通りぶどうを食い散らかしておりました。 上の写真にあるぶどうのいくつかは、直後に女王さまと王さまに喰い散らかされる運命にあるぶどうです。 食べ放題だからと、散々、ぶどうを食べ、摘んだぶどうを軽量してもらいました。 1800円也。 「高いのかなぁ。安いのかなぁ。感覚がよくわかんないよね」 「いや、ぶどうを普段、1800円分も買うことないもんねぇ。やっぱ、高いのかなぁ…」 「でも、楽しいね。自分でぶどうを摘めるなんて、滅多にないもんね。たまにはいいよねぇ」 女王さまは計算機のごとく計算をはじめます。 「待って、待って、入場料が1200円。で、ひとりだいたい、2房食べたでしょう?んで、摘んだぶどうが1800円…。4000円で元が取れたのかなぁ…。ま、でもいいか…。楽しかったから。また、こようね」 深く考えると、スーパーで奮発して、一房1000円くらいのぶどうを買った方が安くすんだのにということになるので、何も考えないことにしました。 女王さまとしては、ちょっとだけ自然に触れられてたこと、ぶどうが棚からぶらさがっているところを初めて見たことだけで大満足だったのです。 そうして、またまた高速道路に乗っかって帰ろうとしたときです。 「あり?高速料金って、いくらだったの?」 女王さまが何気なく尋ねました。 「うん、3千円だったよ」 王さまが答えました。 「∑( ̄□ ̄ノ)ノなんだとぉぉぉぉ!往復6千円かいっ!?」 なんということでしょうか。交通費のことは全然考えていませんでした。 ぶどうに4千円払っただけでも、元が取れたのかどうなのか考えてしまったのに、交通費が往復6千円? ┗┃ ̄□ ̄;┃┓ ガーン!! 「だから、どこへ行くのかって聞いたのにぃ…、もっと近いとこにいけば交通費かかんなかったのに…。ここまで、100キロ以上あったもん。3千円かかっても仕方ないよ」 女王さま、王さまの言うことなんて、ちっとも耳に入りません。 そして言い放ったのでした。 「もう、二度と行くもんかっo(*≧□≦)o」 ついさっきまで楽しそうにしていた女王さまの変りように、何も言うことができなくなってしまった王さまなのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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