映画は一日にしてならずぢゃ

2005/08/24(水)21:15

笑の大学 (2004)

映画三昧物語(546)

★★★☆☆  原作・脚本は12人の優しい日本人(1991)の三谷幸喜。  12人…とほぼ同じ手法をとっておるが、こちらの登場人物は主に検閲官の役所広司と作家の稲垣吾郎の二人。昭和15年、戦時中の話ぢゃ。国民の戦意高揚の妨げになるものを世に出さない為に細かいことにも真面目に目を通す検閲官と、新作喜劇の台本を何とか世に出そうとする作家のやり取り。会話の流れなどは、「12人…」より無理がないように思える。稲垣も無難にこなしておる。悪くは無いが…。  ただ、最後の台本。是非、その喜劇を観てみたいと思ってしまったということは…知らぬ間に技ありを取られていた感じぢゃのぉ。ん~、観てみたい。

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