[映画三昧物語]の記事一覧 | 映画は一日にしてならずぢゃ

転がれ！たま子 (2005)

★★☆☆☆　願えば叶う。　勝手に嫌われ松子の一生(2006)的なコメディを期待していたワシが悪かった。近いモノはあったが…内容はナシぢゃ。強いてあげれば…映画初主演の山田麻衣子の可愛さぐらいぢゃ…。　不思議な設定の面白さを生かし切れずに消化不良のまま終わる。面白いのは冒頭の15分程度ぢゃ…。

December 8, 2006

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白夜行 (2006)

★★★★★　山田孝之、綾瀬はるかの二人の幼少の時からドラマが始まるんぢゃが…。実に暗くて救われないストーリーぢゃが、子役の福田麻由子が実に印象深い演技を見せており…ラストの11話まで一気に観てしまった次第ぢゃ…。　幼少時代に犯した…互いの罪をかばい合い…嘘に嘘を重ねてゆく二人。途中、安易な設定もあり無理矢理な感もあるが、それも許せる範疇ぢゃ。「砂の器」的な宿命に哀しいロマンスを加えた作品ぢゃ。

December 5, 2006

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初恋 (2006)

★★★☆☆　あなたとなら、時代を変えられると信じていた。　主演は宮崎あおい。三億円事件の犯人が実は女子高生だったというストーリー。設定の面白さのみで一気に鑑賞できるが…内容はあまりない。タイトルの通りロマンスも描いてはいるが…中途半端に終わっておる。しかし衝撃の事件は…未だ色褪せない。そんな感じぢゃ。

November 28, 2006

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特命係長　只野仁 (2003)

★★★★☆　夜中に放映されておったドラマらしいが…出演は高橋克典、櫻井淳子、永井大、蛯原友里、三浦理恵子。「２」や「スペシャル」などが製作されておるから観てみたんぢゃが…結構、ハマル。　毎回お決まりの内容ぢゃが、軽いベッドシーン等もあって…特に三浦が可愛いんぢゃ。「３」が楽しみぢゃ。

November 22, 2006

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ライアンを探せ！ (2006)

★★☆☆☆　THE WILD　製作にピクサーは関与してないようぢゃが…、内容は「マダガスカル」＋「ファインディング・ニモ」。　あまりにも共通点が多すぎて…喋る気にもならん。まぁ、ディズニーぢゃから…ちゃんと創り込んではおるんぢゃが…。どうせなら邦題を「ファインディング・ライアン」にした方が理解を得られるような気がする。前記２作品が、もし無かったとしたら…★４つであることを付け加えておく。残念ぢゃ…。

November 11, 2006

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富豪刑事 (2005)

★★★★☆　原作は筒井康隆、脚本はトリック(2000)シリーズの蒔田光治。出演は深田恭子、西岡徳馬、山下真司らぢゃ。　トリック同様、徹底的にコミカルなミステリーぢゃ。大富豪の娘が刑事になって私財を湯水のようにつぎ込んで難事件を次々と解決してゆく設定なんぢゃが、セリフひとつひとつがハードローテーションのように毎回繰り返され…トリックのデキと比べると稚拙なんぢゃが…だんだん癖になってゆくから不思議ぢゃ。　ＤＶＤには主人公･神戸美和子（深田恭子）が使用した金額をリアルタイム表示や、天の声: 刑事たちの様々な行動に、字幕でつっこみ…などがあって非常に楽しめるように出来ておる。トリックや時効警察が楽しめた人にお勧めぢゃ！

November 3, 2006

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間宮兄弟 (2006)

★★★☆☆　小さな幸せがいっぱい　だって間宮兄弟を見てごらんよ。いまだに一緒に遊んでるじゃん。　監督は家族ゲーム (1983)の森田芳光。出演は佐々木蔵之介、塚地武雅、常盤貴子、沢尻エリカ、戸田菜穂。アットホームなコメディぢゃ。　内容はまったく普通。ただ非常に仲が良い兄弟が主人公というだけなんぢゃが…ラストまで飽きずに観れるぢゃろうて。心温まる作品。独身に戻りたくなる作品ぢゃ。

October 28, 2006

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カーテンコール (2004)

★★★☆☆　監督は半落ち (2003)の佐々部清。出演は伊藤歩、藤井隆、鶴田真由。「ALWAYS 三丁目の夕日」と比べられるノスタルジックな映画ぢゃ…。　悪くないストーリーぢゃが…在日問題が出た時点で…アウト。完全に水を差された感じぢゃ。差別意識のない普通の人は感情移入できず…ハッキリ言えば差別されていると思っている人を対象に作られた感がある…。キャストは悪くないだけに…残念ぢゃ。

October 16, 2006

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かもめ食堂 (2005)

★★★☆☆　ハラゴシラエして歩くのだ。かもめ食堂。それはフィンランドのヘルシンキにありました。　監督はバーバー吉野 (2003)の荻上直子。出演は小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ。　全編フィンランドロケによるコメディ・ドラマということで…心温まる内容になっておるが…ニヤッとする程度で、笑える部分はほとんどない。女性による女性のための映画のような気がするが…どうぢゃろうか？。ラストまで興味を持って観れる点は評価したい。おにぎりが食べたくなる映画ぢゃ。

October 13, 2006

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ＳＵＰＰＩＮぶるうす　ザ・ムービー (2003)

★★★☆☆　銀行強盗発生！！　ホシは男と男（？）とニューハーフ？？　これは性別を超えた愛の物語…。　今井雅之が監督・脚本・原作を手がけたコメディぢゃ。新山千春が意外な好演を見せておる。ひょんなことから銀行強盗を行うことになった三人組の話なんぢゃが…内容はマズマズ。終盤まで興味を持って鑑賞できるぢゃろうて。結末は…少し格好つけてしまった感がある。この場合、最後までコメディに徹してハッピーエンドで終わらせるべきぢゃったのぉ…。しかし、銀行強盗ものはジャンル分けしたいほどハズレは少ない。

October 9, 2006

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ザ・センチネル／陰謀の星条旗 (2006)

★★★☆☆　THE SENTINEL　大統領暗殺…、そのシナリオは巧妙に仕組まれた！141年間、シークレット・サービスから裏切り者は決して現れなかった…　監督はＳ.Ｗ.Ａ.Ｔ.(2003)のクラーク・ジョンソン。ジャンルはサスペンス・アクションとあるが…主役の二人マイケル・ダグラス、キーファー・サザーランドにアクションらしいアクションはなしぢゃ。　二人ともシークレット・サービスの役なんぢゃが…そう見えないところはご愛嬌。キーファは「２４」のイメージが付きまとい…普通に楽しめるが…平凡に展開して…平凡に終わる…そんな感じぢゃ…。

October 2, 2006

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おいしい殺し方　-A Delicious Way to Kill- (2006)

★★★★★　監督は時効警察(2006)第８話のケラリーノ・サンドロヴィッチ。劇団「ナイロン100℃」主宰らしく、一風変わったコメディ・サスペンスに出来上がっておる。出演は奥菜恵、犬山イヌコ、池谷のぶえ。彼女等三人が織り成す会話のひとつひとつが見所ぢゃ。　脱力系サスペンス・コメディとの触込みぢゃが、会話の流れ、展開とも快作と言えるデキぢゃ。このままこの三人組でシリーズ化も可能ぢゃろうて。奥菜恵ファン、ニャースファンでなくとも観て損はなしぢゃ。

October 1, 2006

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東京爆弾 (2000)

★★☆☆☆　原作は何度か読んだことがあるコミック。奇抜な爆弾「東京爆弾」に面白く読んだ記憶がある。ゆえに期待して鑑賞したわけぢゃが…。　出演は竹中直人、石野真子、小松千春、北村一輝らで、マズマズなんぢゃが…如何せん制作費が足りなかったようぢゃな。爆発シーンは全て遠景で…画面のクオリティや構図・カメラワーク…どれをとってもＴＶドラマのそれに劣るようなデキぢゃ。オムニバス的に３話からなる構成は悪くないだけに…非常に残念ぢゃが、ストーリー自体は楽しめる内容ぢゃ。

September 27, 2006

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ハードキャンディ (2005)

★★★★☆　HARD CANDY　赤ずきんが仕掛けるオオカミへのゲーム　映画全編を通して、パトリック・ウィルソン、エレン・ペイジの２人だけで殆どのストーリーが展開してゆくサスペンスドラマぢゃ。　ソリッド・シチュエーション・サスペンスとも言えるが、最近のはやりの物とは質が違う。何が起こっているのか…何が真実なのか…どちらが悪か…非常に楽しめる至極のサスペンスぢゃ。セリフのひとつひとつが聞き逃せない。

September 23, 2006

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もしも昨日が選べたら (2006)

★★★★☆　CLICK　失くしたハッピーを、探しに行こう。人生なんて、自由に操れる。と、信じていた。　アダム・サンドラー、ケイト・ベッキンセイル、クリストファー・ウォーケンで贈るファンタジーなコメディぢゃ。　人生をビデオのように早送りしたり、巻き戻したりできるリモコンを手に入れた男の物語ぢゃが…邦題には「？」が付く。過去に戻ってそれを眺めることは出来ても、（リモコンに頼る限り）やり直すことはできないからぢゃ。内容的には笑いあり、感動ありで…ラストはお決まりのハッピーエンドぢゃから文句はあるまい。夫婦かカップルに最適の映画ぢゃ！

September 21, 2006

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県庁の星 (2006)

★★☆☆☆　カイカクするのは、ココロです★　原作はコミックらしいが…ワシは読んでおらん。出演は織田裕二、柴咲コウ。　ストーリーは伊丹十三の「スーパーの女」だと思えばよろしい。ただラストがあまり楽しい終りとは言えず…尻切れトンボぢゃ。こういったものは最後をいかに痛快に終わるかが命なんぢゃが…織田と柴咲が光るだけに…残念ぢゃ。

September 19, 2006

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フライ，ダディ，フライ (2005)

★★★☆☆　大切なものをとりもどす、最高の夏休み！　監督はＴ.Ｒ.Ｙ.トライ(2002)の成島出。出演は岡田准一、堤真一、須藤元気、星井七瀬らぢゃ。　ごくありふれたサクセスストーリー。展開は非常に稚拙ぢゃが…年頃の子を持つ親なら感情移入できる内容が功を奏する。中年が元気になれる映画ぢゃ。

September 6, 2006

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インプリント～ぼっけえ、きょうてえ～ (2005)

★★★☆☆　おんなの、きょうてえ夢を見る。　監督は着信アリ(2004)の三池崇史。出演は工藤夕貴、ビリー・ドラゴ、美知枝。　アメリカＴＶシリーズ「マスターズ・オブ・ホラー」の一作として作られたが、過激な内容のため放送されなかった作品ぢゃ…。　確かに、内容はグロい場面があるが…描写はそれほどでもない。このシリーズの他の作品を観ておらんので、評価も普通ぢゃが…なかなか楽しめそうなシリーズぢゃ。

September 5, 2006

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男たちの大和／ＹＡＭＡＴＯ (2005)

★★★☆☆　もう会えない君を、守る。　監督は新幹線大爆破(1975)の佐藤純彌。反町隆史、中村獅童ほかの豪華メンバーで力の入り具合は解るのだが…。　各演者のエピソードと実写フィルムを挿入しながら大和の最後の日までを描いておるわけぢゃが…エピソードが多すぎて若干欲張り過ぎたようぢゃな。ぐっと来る場面もあるにはあるが…そこまでぢゃ。最後の戦闘シーンは迫力あるが…有りがちな動くカメラワークにはウンザリぢゃ…。

August 28, 2006

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ミステリー民俗学者八雲樹 (2004)

★★★☆☆　及川光博（民俗学教授の助手）と平山あや（大学生）がフィールドワークと称する旅先で色んな事件を解決してゆくミステリーぢゃ。　設定的に「トリック」とほぼ同じぢゃ。刑事二人が現れるのも同じ。違いは各キャラに魅力がないことと…演出が堤でないことぢゃ…。必死に笑わせようとしているんぢゃが…全て外しておるのが…実に哀しい。内容的にはある程度楽しめるんぢゃが…「トリック」を楽しんだ人には心底楽しめないぢゃろうて…。「トリック」を観ていない人と及川・平山ファンにだけ捧げる。

August 21, 2006

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ＱＵＩＺ (2000)

★★★☆☆　出演は財前直見、内藤剛志、鈴木紗理奈、森口瑤子、星野真里、内山理名、生瀬勝久ら豪華メンバーのサスペンス物ぢゃ。　読心能力を持つ捜査員・桐子カヲルが中心なんぢゃが…その読心能力は物語の中では一切生かされずに終わるという…何とも消化不良。ただし、最終話に繋がるまでの展開は結構スリリングなサスペンスを味わえるんぢゃ。ラストはご愛嬌。

August 8, 2006

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遊びの時間は終らない (1991)

★★★★☆　監督は病院へ行こう(1990)の萩庭貞明。主演は本木雅弘。　普通に面白いコメディと思いきや、結構楽しめる。設定なしの銀行強盗の訓練が…大変なことになってゆく有り得ない展開が非常に面白いんぢゃ。ラストあたりは少々グダグダ気味ぢゃが、お勧めの邦画ぢゃ。

August 3, 2006

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博士の愛した数式 (2005)

★★★★☆　博士と過ごしたひとときは　私とルートにとって本当に大切な時間でした　監督は阿弥陀堂だより(2002)の小泉堯史。出演は寺尾聰、深津絵里、齋藤隆成、吉岡秀隆、浅丘ルリ子。　80分間しか記憶を持続することができない数学博士。彼の家政婦として働くのはシングルマザー。吉岡扮する数学教師が授業を進めることで話が展開してゆく。素数・虚数等、若干興味をそそらない話題ぢゃが…実に興味深く観ることができる。数学に興味を持たない子供に観せるべき映画ぢゃ。

August 1, 2006

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ロボコン (2003)

★★★☆☆　ぼくたちに足りない部品はなんだろう。　監督はさよならみどりちゃん(2004)の古厩智之。長澤まさみ主演の青春ドラマぢゃ。　真面目に作られた青春物。変にお涙頂戴などがなくて好感が持てる。長澤だけが光る作品ぢゃが、ロボットコンテストに実際出てくるマシンらしいが、機能とか動きは想像を超えておる。DVDには監督コメント付きのカットシーンがあり、楽しめる。

July 27, 2006

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２ｄａｙｓ　トゥー・デイズ (1996)

★★★★☆　2 DAYS IN THE VALLEY　誰もが、昨日と違う顔…　Ｌ．Ａ．サン・フェルナンド・ヴァレー。　１０人の男女の運命を変える２日間。　監督は１５ミニッツ(2001)のジョン・ハーツフェルド。10人の男女に訪れる運命の２日間。運命の糸にたぐり寄せられた人々が交錯してゆくクライムサスペンス的ドラマぢゃ。コメディタッチでもあり、あらゆるジャンルが詰まった感じで非常に面白い。お勧めの一品ぢゃ。ラストで誰が主役に躍り出るかを考えながら観たら面白いかも知れんのぉ。

July 25, 2006

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１０ミニッツ・アフター　(2005)

★★★★☆　SLIP STREAM　主演はロード・オブ・ザ・リング (2001)のホビット役のショーン・アスティン。　時間を10分程度だけ戻すことが可能な装置を発明した独身男が、彼をマークするＦＢＩと銀行強盗に同時に遭遇してしまう。　中々どうして真面目に作られておって未公開だったのがもったいないくらいぢゃ。ラストの矛盾点を除けば納得できる内容。グッドぢゃ。

July 24, 2006

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サトラレ　TRIBUTE to a SAD GENIUS (2000)

★★★★☆　天才の裸のココロの物語　監督は「踊る大捜査線 THE MOVIE(1998)」の本広克行。出演は安藤政信、鈴木京香。原作はコミックのファンタジードラマぢゃ。　設定が面白い。現実には非常に無理がある内容ぢゃ。「サトラレ」自らが「サトラレ」と感じずに大人にまで成長できるとは到底思えんが、映画はそれを真面目に実現してくれるから面白い。「おばあちゃん」を連呼する場面は涙を誘う。ラストの処理もこれで良しぢゃ。

July 21, 2006

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怖来　fu rai (2005)

★★☆☆☆　出演は忍成修吾、前田綾花、矢代和央、光山文章の四人。気が付くと真っ白な部屋、しかも全員裸。「CUBE」的なソリッド・シチュエーション・サスペンスぢゃ。　冒頭の思わせ振りな恐怖により、最後まで期待して観ることはできたが…内容は稚拙。ラストは子供が考えそうな結末ぢゃ。途中までは楽しめるだけに、残念ぢゃ。

July 20, 2006

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ＨＹＤＥ　ハイド　(2005)

★★☆☆☆　Jekyll + Hyde　予告編で「cube」「saw」に続く新たなソリッド・シチュエーション…とあるが…まったくの嘘で、ただ麻薬によって人格が変わることをジキルとハイドに置き換えただけのサスペンス物。　配給会社の変な宣伝文句を別にすれば、真面目に作られた普通の作品ぢゃろうて。ただし…観るべきところは見当たらず…時々大きな音に驚かされるのが関の山ぢゃ。

July 13, 2006

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リリイ・シュシュのすべて　(2001)

★★★★☆　監督はスワロウテイル(1996)の岩井俊二。　物語はＢＢＳ上の会話を挿入しながら、14歳の揺れ動く若者を鮮烈に描いた作品ぢゃ。　流石にここまでの内容が一般的とは言わないまでも…これと近い出来事はワシが若い頃にも存在した。いじめ、援助交際、レイプ、自殺…青春の暗の部分が全て描かれた感じで…鑑賞するのも非常に辛い内容ではあるが、観終えた直後からもう一度観てみたいと思わせる…不思議な魅力があるのは確かなようぢゃ。胸に突き刺さるような作品ぢゃ！カリスマ的女性アーティスト“リリイ・シュシュ”ファンには堪らない記念碑的作品ぢゃろうて。

July 12, 2006

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パッチギ！　(2004)

★★★☆☆　世界は、愛で変えられる。　監督は井筒和幸。2005年度ブルーリボン賞の作品賞に輝いた作品ぢゃ。出演は塩谷瞬、沢尻エリカ、真木よう子、オダギリジョー、余貴美子。　この映画の誕生には色々あるようぢゃが、1968年の在日朝鮮人と日本人との小競り合いや恋愛がテーマぢゃ。内容には疑問点が多いが…物語は感動的に閉めておる。井筒の面目躍如といったところか。日本アカデミー賞の話題賞に輝いた沢尻の可愛さが際立つ。

July 10, 2006

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時効警察　(2006)

★★★★★　『時効が成立した事件を“趣味で”捜査する総武署時効管理課の警察官・霧山（オダギリジョー）の活躍を描く、新しいコメディーミステリー。　オダギリジョー扮する“霧山修一朗”と麻生久美子が扮する“三日月しずか”が既に時効になった事件を単なる趣味で真相解明してゆく推理コメディぢゃ。　トリック(2000)シリーズに若干似た作りで、笑わせるポイントも似通っておる。トリックの上田と山田のコンビには敵わないが、霧山と三日月のコンビも回を重ねる毎に迷コンビぶりを発揮する。DVD第５巻に収録されている座談会は必見ぢゃ！また直ぐに１巻から観直したくなる。お勧めぢゃ！

July 4, 2006

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天使急便　(2004)

★★★☆☆　出演は、塩谷瞬、岡田浩暉、安めぐみ、大河内奈々子、パパイヤ鈴木。　ストーリーはタイムマイン(2002)と同じく、時間を止めることができるようになった若者達のドタバタコメディぢゃ。　タイムマインよりはヒネリが効いているが…チープ感は否めない。ＷＥＢ配信での公開と思えば、上出来ぢゃろ。気軽に楽しめる内容ではある。パパイヤの踊りが面白い。

June 26, 2006

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タッチ　(2005)

★★★★☆　初めての恋の切なさも、キラキラ輝く　監督は黄泉がえり(2002)の犬童一心。キャストは浅倉南に長澤まさみ、上杉達也に斉藤祥太、上杉和也が斉藤慶太、原田正平にRIKIYAといったところぢゃ。概ね違和感は無かったようぢゃ。　ストーリーはほぼ漫画どおり。南役の長澤はピタリはまった感があり好演が光る。甲子園出場決定までを、たった2時間にまとめておるのぢゃから展開のハショリはご愛嬌。ユンナが歌う「タッチ」の挿入場面も絶妙。とにかく長澤が可愛い。

June 18, 2006

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ディック＆ジェーン　復讐は最高！(2005)

★★★★☆　FUN WITH DICK AND JANE　おかしな泥棒ディック＆ジェーン(1977)のリメイクぢゃが、ディックとジェーンは、ジム・キャリーとティア・レオーニが扮する痛快コメディぢゃ。　製作にジム・キャリーが入って、正にジム・キャリー色が色濃く出ておる点が評価が分かれるところか？ワシは大好きぢゃが…。気軽に楽しむには持って来いの作品ぢゃ！

June 14, 2006

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タイムマイン　(2002)

★★★☆☆　CLOCKSTOPPERS　監督はサンダーバード(2004)のジョナサン・フレイクス。　時間を止めることができる腕時計を手にした高校生が悪の手から世界を救うために活躍するＳＦ青春アドベンチャーということで、なにやらワクワクする内容ぢゃ。　低予算でスマッシュヒットした未公開作品ぢゃ。展開もスピーディーで結構楽しめる。コメディタッチぢゃから子供も楽しめるぢゃろうて。ただ、時間が止められるなら、もっと色んなことがデキたぢゃろうから、その点が惜しい。

June 13, 2006

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ALWAYS　三丁目の夕日　(2005)

★★★★☆　携帯もパソコンもＴＶもなかったのに、　どうしてあんなに楽しかったのだろう。　監督はジュブナイル(2000)の山崎貴。出演陣は吉岡秀隆、堤真一、小雪、堀北真希、三浦友和、薬師丸ひろ子、須賀健太。　古き良き時代の再現。昭和33年の東京。東京タワーが劇中にて徐々に出来上がってゆく。ＴＶが初めて下町にやって来た日。年寄りには涙ものぢゃ！特筆すべき箇所があるわけぢゃないが、逆に全てのシーンが見所とも云える魅惑的なノスタルジアの世界。優しくなれる映画ぢゃ。

June 12, 2006

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ラッキーナンバー７ (2006)

★★★★☆　LUCKY NUMBER SLEVIN　出演はジョシュ・ハートネット、モーガン・フリーマン、ブルース・ウィリス。　仕事は首、彼女は浮気、住む所も失い…。と最悪な一日を過ごしたスレヴィン。しかし、そんなバッドラックは始まりにすぎなかった。　運の悪い男が、やがて成功してゆくサクセスストーリーかと思いきや…。終盤は想像していない内容へと変わってゆくんぢゃ。ラストの処理は気持ち良い。終わり良ければ全て良しぢゃ。

June 8, 2006

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ポセイドン　(2006)

★★★☆☆　POSEIDON　その瞬間、運命もさかさまに転覆し始める。　監督はトロイ(2004)のウォルフガング・ペーターゼン。主演はカート・ラッセル。　言わずと知れたポセイドン・アドベンチャー(1972)のリメイクぢゃ。ＣＧやアクションは時代を経て流石に観せるものに出来上がっておるが…。タイタニック(1997)を観てしまった後では全てが同じものに見えてつまらない。観ている者をアッと言わせる何かが欲しかったのぉ…。

June 7, 2006

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運命の出会いサラブレッドにかけた夢　(2004)

★★★★★　日本の競走馬生産者グループ・社台グループの祖、吉田善哉とサンデーサイレンスの出会いを描いたノン･フィクションドラマぢゃ。出演は中尾彬、横山めぐみ、緒形直人ら。　サンデーサイレンス産駒が席巻する現在の競馬界。サンデー産駒の活躍を見ることなく逝った吉田氏。競馬好きにはたまらない内容。直仔によるＧＩ獲得の特典映像も満載で…満腹ぢゃ。競馬ファン必見！

June 4, 2006

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ひみつの花園　(1997)

★★★★☆　監督はウォーターボーイズ(2001)、スウィングガールズ(2004)の矢口史靖。主演はこの映画で日本アカデミー賞新人俳優賞に輝いた西田尚美ぢゃ。　ストーリーはフォレスト・ガンプ／一期一会(1994)的な匂いがするコメディぢゃ。軽いタッチで進むこの展開は後の矢口の作品より「力」が入ってなくて逆に良い。西田の起用は絶妙で魅力十分。男性にも女性にもお勧めの、元気が出る映画ぢゃ！

May 31, 2006

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地球で最後の男　(2002)

★★☆☆☆　DARK HEAVEN　ワクワクするような邦題に惹かれて観てしまったが…。ワクワクできるのは最初の5分ぢゃ。ようは使い古されたオチ。どうせなら一人のまま映画の半分ぐらいまで引っぱっても良かったかも知れんのぉ。普通につまらないが、ひょっとして聖書を読んでいる人は楽しめるのかも…orz

May 29, 2006

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氷の微笑２　(2006)

★★☆☆☆BASIC INSTINCT 2: RISK ADDICTION　今年48歳のシャロン・ストーンが例によって主演ぢゃ…。前作の刑事とは違い、今回は精神科医のデヴィッド・モリッシーがお相手。　シャロンのファンの方には申し訳ないが、とうに旬の過ぎた女優と魅力のない男優の組み合わせでは…なんとも感じん！ストーリーは悪くないが、如何せん観るのがキツい…。シャロンに変な先入観のない人は観てもいいかも知れんのぉ…。繰り返すが、ストーリー自体は悪くない。

May 26, 2006

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戦場のアリア　(2005)

★★★★☆　JOYEUX NOEL　その聖なる日、　銃声が止んだ　「第一次大戦下、1914年の雪のクリスマス・イブ。フランス北部の前線各地で起こった出来事。それは、フランスとスコットランドの連合軍、ドイツ軍の兵士による「クリスマス休戦」という一夜限りの友好行為だった。」…当時、実際に慰問公演を行っていたドイツのテノール歌手、ヴァルター・キルヒホフが惹き起こした実話が元ぢゃ。　実話との差異はどうであれ、このような心温まる出来事があったことに驚きぢゃ。国を憎めても人を憎むことができないのは、罪を憎んで人を憎まずと同意か…。まことに「事実は小説より奇なり」ぢゃ。ただし…この公開時期（春）は…有り得ない…w

May 24, 2006

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ダ・ヴィンチ・コード　(2006)

★★★★☆　THE DA VINCI CODE　ダ・ヴィンチは、　その微笑みに、何を仕組んだのか。　監督はアポロ１３(1995)、エドｔｖ(1998)のロン・ハワード。出演はトム・ハンクス、ジャン・レノ。好きな監督、好きな俳優の組み合わせはワクワクする。　コメディ系もこなすロン・ハワード。コメディ出身のトム・ハンクス。出てきたのは超シリアスなミステリーサスペンスぢゃ。話題先行のようぢゃが、内容は難解。マグダラのマリア、シオン修道会等を理解しておらんと、あまり楽しめないぢゃろう。それ以前に信者はこれを真から楽しめるのか？といった疑問を持つ。無神論者でつくづく良かったと思わせる映画ぢゃ！音楽もよし！

May 23, 2006

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ドニー・ダーコ　(2001)

★★★★☆　DONNIE DARKO　「世界の終りまで、あと２８日６時間４２分１２秒」　２００１年のサンダンス映画祭で話題を呼んだミステリーぢゃ。リバース（反転）ムービーと呼ばれ、全米では熱狂的なマニアを生み出したらしいが…。　４つ星なのは日本での公開時のコピーが原因ぢゃ！「○○○いるのか？　○○○いるのか？」（前述では省略した）この一言で映画は台無し。冒頭で予想してしまったことがラストで起きてしまった…。勘がいい人はこのコピーを見ずに鑑賞されたし。さすれば、マニアを生んだこの映画の魅力をラストまで一気に堪能できるぢゃろうて。

May 22, 2006

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さまよう魂たち　(1996)

★★★☆☆　THE FRIGHTENERS　監督はロード・オブ・ザ・リング(2001)のピーター・ジャクソン。主演はマイケル・Ｊ・フォックスのホラーコメディぢゃが…まったくのコメディといっていいぢゃろう。　一言で、マイケル・Ｊ・フォックスらしい映画ぢゃ。ＣＧもマズマズ。すでに闘病中だったことを微塵も感じられないところは…流石ぢゃ！気楽に観れる。

May 21, 2006

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破線のマリス　(2000)

★★★☆☆　出演は黒木瞳、陣内孝則、筧利夫。サスペンスミステリーといったところかの…。　ストーリーは郵政省の内部告発を持ち込まれた映像編集者がそれを疑わずに映像化したことから展開してゆく。展開はスピーディーで、終盤まで謎は読めず、結末を予想することはできなかったワケぢゃが…。　結論から言うと、投げかけられた謎はそのまま蔑ろにされ、有り得ない（予想できない）結末を迎えるんぢゃ…。消化不良。終盤まで面白く観れただけに残念ぢゃ。

May 20, 2006

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インサイド・マン　(2006)

★★★★☆　INSIDE MAN　デンゼル・ワシントン、クライヴ・オーウェン、ジョディ・フォスター、ウィレム・デフォーらが競演する豪華クライムアクションぢゃ。　ストーリーは銀行強盗が人質を盾に立てこもるところから始まる。彼等の要求は…。いきなり始まる展開に手に汗握る展開が続くんぢゃが…。ジョディ・フォスター、ウィレム・デフォーの活躍がないのが残念。実にもったいない使われ方ぢゃ。　付け加えると…ラスト５分までは…５つ★ぢゃ…。非常に…残念！

May 19, 2006

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ホールドアップダウン　(2005)

★★★★☆　Ｖ６主演、香椎由宇、伊藤歩らが出演しているドタバタコメディぢゃ。期待はゼロぢゃったんぢゃが…ストーリー展開がテンポ良く、笑いどころも多い。　クドカンや堤幸彦作品に近い。彼等の笑いが理解できるなら非常に楽しめる。Ｖ６岡田の役どころが非常に面白い。あんなに楽な役で全編に登場する映画も珍しい（笑）。お勧めぢゃ！

May 17, 2006

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