新着記事一覧 | 映画は一日にしてならずぢゃ

パプリカ (2006)

★★★★☆　夢が犯されていく─。　監督は、千年女優 (2001)の今敏。制作は、時をかける少女(2006)のマッドハウス。　ストーリーは他人の夢に侵入できる最新のサイコセラピー機器をめぐって展開するんぢゃが…どこかで観たようなパレードなどがあって新鮮さを感じられないのがチト残念ぢゃ。一言で言うと「AKIRA」「平成狸合戦ぽんぽこ」と「千と千尋の神隠し」を足したような感じかのぉ。

September 20, 2007

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鉄コン筋クリート (2006)

★★★★☆　制作はスプリガン(1998)、マインド・ゲーム(2004)のＳＴＵＤＩＯ４℃。原作はピンポン(2002)の松本大洋。　主役のクロとシロの声は二宮和也と蒼井優。後から判って観直したんぢゃが…蒼井にこんな声が出せるとは…。それはともかく、物語の中で二人がやってることは褒められたことぢゃないんぢゃが…キャラは非常に面白い。「アニマトリックス」のプロデューサー、マイケル・アリアスが惚れ込んだのも納得ぢゃ。

September 19, 2007

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バッテリー (2006)

★★☆☆☆　いまだからこそ、できることがある。　監督は、病院へ行こう(1990)の滝田洋二郎。出演は、新人の林遣都、萩原聖人、天海祐希、岸谷五朗、菅原文太。　原作は人気作家のベストセラーのようぢゃが読んではおらん。病弱な弟を持つ天才ピッチャーの心の葛藤と成長を描いておるが…描ききれていないようぢゃな。野球は好きぢゃが、感動できる場面は最後まで無かった。少しもったいない作品ぢゃ。

September 18, 2007

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ドラゴン桜 (2005)

★★★★☆　人生にくらべりゃ、東大なんて楽勝だ！　出演は、阿部寛、長谷川京子、山下智久、長澤まさみ、小池徹平、新垣結衣、サエコ。原作はコミックらしいが、ワシャ知らん。一風変わった学園物ぢゃ。　偏差値の低い三流高校生を特殊な勉強方法で東大に合格させるといった内容ぢゃ。設定の面白さだけでラストまで一気に観れるぢゃろうて。東大生や東大を目指している人から観たら憤慨しそうなストーリーぢゃが…それがドラマぢゃ。

September 15, 2007

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結婚できない男 (2006)

★★★★☆　脚本は、特命係長只野仁シリーズの尾崎将也。出演は阿部寛、夏川結衣、国仲涼子、塚本高史、尾美としのり、高島礼子。ロマンスコメディぢゃ。　40歳の独身建築家を中心に大きな笑いを取るのではなく、クスリと笑える内容に好感が持てるドラマぢゃ。夏川の見せる細やかな表情には確かな演技力がある。ちなみに、高知東生も出演しているが、高島との夫婦そろったカラミは最後まで無かったような気がするのぉ。スペシャル、第２弾等が待たれる良作ぢゃ。

September 9, 2007

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狩人と犬、最後の旅 (2004)

★★★☆☆　THE LAST TRAPPER　生きるために――。　ロッキー山脈の過酷で雄大な大自然の中で生きる老人と犬たちのリアルな生活を描いた映画ぢゃ。圧倒的な自然の美しさだけでも、最後まで引き付けるものがある。劇中、大したことは起こらない。ドキュメンタリーを観ていると思って鑑賞するのが正解ぢゃろうて。

August 28, 2007

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I am 日本人 (2006)

★★☆☆☆　日本に喝！アメリカからやってきた“本物の日本人”が見た不思議の国ニッポン　出演は、森本クリスティーナ、森田健作、小野真弓、布施博、酒井法子。　外人から見た文化の違いや習慣の違いをもっと興味深く観せてもらえると思っておったんぢゃが…。らしきものはほとんど無しぢゃ。モデル出身の森本が可愛いだけの映画ぢゃ。

August 21, 2007

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バブルへＧＯ!!　タイムマシンはドラム式 (2006)

★★★★★　出演は、阿部寛、広末涼子、吹石一恵、劇団ひとり、伊武雅刀、薬師丸ひろ子。バブルで浮かれる1990年にタイムスリップするコメディぢゃ。　タイムスリップ物は普通に楽しい。広末は往年の可愛さを感じさせておるし、阿部、薬師丸もコメディ慣れしていて安心できる。細かいツッコミはさて置き、スピーディーな展開を楽しむのが正しい。

August 18, 2007

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怨み屋本舗 (2006)

★★★★☆　原作はコミックらしいが…ワシは読んでおらん。出演は、木下あゆ美、寺島進、きたろう、前田健。　１話30分ぢゃから、トントン拍子で怨みは解消される。よってサクサク観れる。ストレス解消にほど良い感じぢゃ。刑事役のきたろうが意外にも好演。

August 8, 2007

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強制尋問 (2004)

★★★☆☆　STRIP SEARCH　監督は、狼たちの午後(1975)のシドニー・ルメット。　２つの国で行われるテロリスト疑惑の尋問が同時進行でフラッシュバックする内容ぢゃ。興味を持ってラストまで観れるんぢゃが…質問もそれに対する答えもほぼ同じという馬鹿げた設定ぢゃ。人権侵害がテーマのようぢゃが…同じセリフは…ないぢゃろうて…。

August 5, 2007

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ケータイ刑事　銭形愛 (2003)

★★★☆☆　出演は宮崎あおい、山下真司、金剛地武志。１話30分の刑事ドラマぢゃ。　内容はともかく、宮崎と山下のやり取りが面白いだけのコメディと言えるかも知れん。暇な時、しかし時間がない時に重宝したwww。第１３話はワンシーン・ノーカットという無謀な話もあって飽きることなく観れたのは宮崎あおいの魅力か？宮崎ファンに贈る。

July 28, 2007

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はるか１７（セブンティーン） (2005)

★★★★☆　木更津キャッツアイ(2002)、富豪刑事(2005)、吾輩は主婦である(2006)の演出家がそろったコメディドラマぢゃ。出演は、平山あや、古田新太、深沢敦、金子貴俊。　脚本にクドカンが入れば完璧ぢゃったが…残念。しかし小ネタは満載で各キャラも立っていてよろしい。ただし、主人公のラスト付近の心情が観る側とギャップがあり少し残念ぢゃ。最終回もあっさり終る。クドカンならハチャメチャにして、ドッカーンといったところぢゃろうて…。

July 13, 2007

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太陽の傷 (2006)

★★★★☆　予期せぬ、痛み。　愛する娘が殺された。犯人は未成年…一年八ヶ月でその罪は消える。　監督は、着信アリ(2004)の三池崇史。出演は、哀川翔、佐藤藍子、森本慧、吉岡美穂。未成年者の犯罪を扱ったサスペンスドラマぢゃ。　マスコミに晒される被害者家族。法に守られる加害者。観ていてハラワタが煮えくり返る内容で…結局最後まで一気に観てしまう。三池にやられた。

July 6, 2007

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クロサギ (2006)

★★★★☆　タイヨウのうた(2006)、いま、会いにゆきます(2005)、白夜行(2006)の演出家が揃ったサスペンスドラマぢゃ。出演は、山下智久、堀北真希、加藤浩次、哀川翔、山崎努。　シロサギ（普通の詐欺師）とアカサギ（結婚詐欺師）だけを騙すクロサギという設定ぢゃ。詐欺師が簡単に騙されるのを観ておるのは痛快。原作はコミックらしい。ワシは読んでおらんのぢゃが。山下の演技は？ぢゃが、掘北は上手いと感じた。映画化も決まったようなので、楽しみぢゃ。

July 5, 2007

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だからワタシを座らせて。通勤電車で座る技術！ (2006)

★☆☆☆☆　シットダウン・テクニックの実用講座が入った、とってもしみいる電車の中のラブストーリー　出演は、田村英里子、六平直政。タイトルにある「技術」は…ロクでもないものぢゃ。テンポも悪く、笑えるところも無しぢゃ。一言で…つまらない。

July 3, 2007

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ホームドラマ！ (2004)

★★★☆☆　出演は、堂本剛、ユースケ・サンタマリア、酒井若菜、井上真央、岡本綾。ある事故の遺族らが不思議な共同生活を送るという有り得ない話がテーマぢゃ。　見ず知らずの他人同士がまるで家族のように一緒に暮らす。しかも若くてきれいな女性が何人もいれば…ワシでも住みたくなるwww。特に大事件もなく、単調だが微笑ましい。

July 2, 2007

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シュレック３ (2007)

★★★☆☆　SHREK THE THIRD　おとぎの国のバトル・ロイヤル！次の王様は誰だ!?　言わずと知れた人気シリーズの第3弾。本国で大ヒットしたそうぢゃが…内容的には完全にパワーダウンぢゃ。　子供向けと言ってしまえばそれまでぢゃが、ストーリーが陳腐。シュレックの毒々しさも消えて魅力半減。笑える箇所も半減ぢゃ。日本語吹替版で観ないと損をしそうぢゃな。猫の必殺技をもっと観たかったのぉ…。

June 30, 2007

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どこまでもいこう (1999)

★★★☆☆　監督は、黄泉がえり(2002)の塩田明彦。1999年日本映画プロフェッショナル大賞の作品賞に輝いた作品ぢゃ。　ワルガキを中心に描いた小学生の話。どこにでもいそうなちょっと悪いガキ。ロケット花火に何か意味を持たせているようぢゃが…伝わって来るものはない。ただ、小学校時代を思い起こさせるには十分な郷愁を感じる。突然身近なクラスメイトが亡くなるが…今ではそれほど珍しい出来事ではないかも知れんのぉ…。

June 19, 2007

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神はサイコロを振らない (2006)

★★★★☆　演出は、ごくせん(2002)シリーズの佐藤東弥。出演は小林聡美、ともさかりえ、山本太郎、武田真治、成海璃子ら。　ストーリーは1994年に行方不明になった旅客機が、10年後の2004年にその時の姿で現れるという内容。タイムスリップを含んでいる時点で面白くならない訳が無い。マズマズのできぢゃ。ただし、各エピソードがどれも弱くどれも感動とまではいかないのが気になる。ラストの処理は致し方無しぢゃが、もう少し感動的に引き伸ばすべきぢゃったな。

June 17, 2007

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のだめカンタービレ (2006)

★★★★★　出演は、上野樹里、玉木宏、瑛太。原作のコミックは読んでおらんのぢゃが、チラっと見た限り、上野と玉木の役どころはピッタシぢゃったようぢゃな。　内容的にドラマとしては画期的な手法も試されており、完全にコメディを追求した創りにも好感が持てる。こういったストーリーに付き物の完全な敵役が存在しないのも面白さの所以なのかも知れんのぉ。スペシャル、劇場版、続編…と続けて欲しいものぢゃ。

June 9, 2007

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ウェイクアップ・デッドマン　奇跡の朝 (2004)

★★☆☆☆　LES REVENANTS　私はあなたの思い出でいたかった。　公開時のタイトルは「奇跡の朝」。タイトルとパッケージに誘われて観てしまったわけぢゃが…。一言で言えば、抑揚がない。大したことも起こらずに静かに終わりを迎える。死者が生き返った理由とか意味なんてものも何の説明もないままぢゃ…。普通につまらない。　黄泉がえり(2002)を口直しに観たくなった人の割合…80％？www

June 7, 2007

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ｄｏｔ．ドット (2005)

★★☆☆☆　THE QUIET　出演はエリシャ・カスバート、カミーラ・ベル。　一応サスペンスなんぢゃろうが…テンポが悪く。展開もパッとしない。エリシャが主役を張るのは少々キツい。観るべき点はカミーラ・ベルのみぢゃな…。

June 4, 2007

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タイガー＆ドラゴン (2005)

★★★★★　演出は、木更津キャッツアイ(2002)シリーズの金子文紀、片山修。脚本も同じく宮藤官九郎。出演は長瀬智也、岡田准一、伊東美咲、塚本高史、蒼井優、尾美としのり、阿部サダヲ、西田敏行。古典落語を中心にした秀作ぢゃ。　古典落語と現実をオーバーラップさせながら進むストーリーは非常に心地良い。クドカンワールド炸裂ぢゃ。　長瀬、岡田のキャラは他のドラマとカブるが…またそれも良しぢゃ。

June 2, 2007

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69 sixty nine (2004)

★★☆☆☆青春とは、ハッタリである。1969年、世界では、フリーダムとラブ＆ピースを訴えていた。そしてボクたちは、楽しく生きるために、学校をバリケード封鎖した。　監督はフラガール(2006)の李相日。脚本は宮藤官九郎。主演は妻夫木聡。期待も大きかったんぢゃが…。　ただの青春映画。クドカンの遊びは残念ぢゃがほとんど見られない。もっとコメディよりを期待したワシが甘かった。

May 27, 2007

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マンハッタンラブストーリー (2003)

★★★★★　脚本が宮藤官九郎。出演は松岡昌宏、小泉今日子、及川光博、酒井若菜、塚本高史、船越英一郎、森下愛子。　クドカンらしく小ネタ満載のコメディドラマぢゃ。ほとんど喋らないマスターがいる純喫茶を舞台に毎回軽やかにロマンスが乱れ飛ぶ。ラストまで一気に鑑賞必至ぢゃ。

May 25, 2007

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パビリオン山椒魚 (2006)

★★☆☆☆　本物とか、偽物とか、どっちでもいいの。　監督は亀虫やシャーリー・テンプル・ジャポンなどが絶賛された冨永昌敬。初の長編という触れ込みぢゃが…。出演はオダギリジョー、香椎由宇。　最初から終りまで…正直惹きつけられるものは何も無し。オダギリも香椎もその魅力を生かし切れておらん。シュールぢゃが…それだけ。つまらない。

May 23, 2007

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下北サンデーズ (2006)

★★★★☆　演出は、トリック(2000)シリーズの堤幸彦。出演は上戸彩、佐々木蔵之介。　下北沢を舞台に演劇に夢を捧げる若者たちを徹底的にコミカルに描いたドラマぢゃ。打ち切りによって１話削除されたようぢゃが、内容は普通に面白い。強いて挙げれば…初回のモタモタ感が視聴率に響いたかも知れんのぉ。若いだけの上戸ぢゃと思っておったが、細かい演技もちゃんとできておる。

May 17, 2007

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ファウンテン　永遠につづく愛 (2006)

★★★☆☆　THE FOUNTAIN　監督はレクイエム・フォー・ドリーム(2000)のダーレン・アロノフスキー。出演はヒュー・ジャックマン、レイチェル・ワイズ、エレン・バースティン。　ＳＦファンタジーなんぢゃが…観るのに疲れる。ロマンス的な描写がほとんど無いままに永遠を謳われても…少々キツい。宗教的な視点の差、若しくは女性が観ると違うのかも知れんが…。

May 8, 2007

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デジャヴ (2006)

★★★★☆　DEJA VU［デジャヴを、操れ─］　監督はトップガン(1986)のトニー・スコット。出演はデンゼル・ワシントン、ポーラ・パットン、ヴァル・キルマー。ＳＦアクションぢゃ。　ＦＢＩが開発したという…（これから先1000年たっても実現不可能な？）装置を使って爆破事件を阻止するんぢゃが…。矛盾点などは何も考えずに観るのが正解ぢゃろう。ラストの処理も致し方無しということで。まずまずぢゃな。

April 30, 2007

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涙そうそう (2006)

★★★☆☆　泣いても、泣いても─溢れ出す、君への想い。　監督は、いま、会いにゆきます(2004)の土井裕泰。出演が妻夫木聡、長澤まさみ、麻生久美子、塚本高史…とくれば期待しないわけもいかず…。　曲の成り立ちを知る者にとって、結末は解っておるから…それゆえ期待したんぢゃが…あまりにも素っ気ない死に様に唖然。ラストのおばあさんの一言が唯一泣けるセリフか…。妻夫木と長澤ファンが観る映画ぢゃ…。

April 22, 2007

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時をかける少女 (2006)

★★★★☆　待ってられない未来がある。　原田知世主演の映画は観ておるんぢゃが…内容をあまりよく憶えておらん…。そういった訳で先入観なく観れた訳ぢゃが…これが意外に秀作。涙を流すには至らなかったが、女性が観た場合はいかがかのぉ。いずれにせよ、1983年の実写版が観たくなったのぢゃから…このアニメ版を観る価値は十分ぢゃろうて。

April 15, 2007

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フラガール (2006)

★★★☆☆　未来をあきらめない。北国を常夏の楽園へ。40年の時を越え語られる奇蹟の実話。　出演は松雪泰子、豊川悦司、蒼井優。昭和40年、実在する福島県いわき市の炭鉱町が舞台。　アカデミー賞作品賞にも輝いたこの作品ぢゃが…内容はもうひとつぢゃ。描き切れていない人物設定などがあり、希薄なドラマになってしまったのぉ。極めつけは最後のダンスぢゃ。まったく動いていない腰。もっともっと時間が必要だったようぢゃな…。残念。

April 8, 2007

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地下鉄（メトロ）に乗って (2006)

★★★★☆　いつもの地下鉄を降りると、そこは昭和39年の東京だった－。　監督は深呼吸の必要(2004)の篠原哲雄。出演は堤真一、岡本綾、常盤貴子、大沢たかお。タイムスリップ物のファンタジードラマぢゃ。　地下道を上がると昭和39年にタイムスリップ…。実に興味深い冒頭ぢゃ…普通のタイムスリップとは若干異なるが、哀しすぎるロマンスを絡めて非常に面白く出来ておる。どうやら堤が名優への道を歩み出したようぢゃ。

April 1, 2007

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１６ブロック (2006)

★★★★☆　16 BLOCKSわずか１６ブロック（区画）先に証人を護送する─。それは簡単な任務のはずだった…。　監督はオーメン(1976)のリチャード・ドナー。冴えない初老の刑事役はブルース・ウィリス。　白人の刑事と黒人の犯罪者とのコンビはありふれており、キャラ設定も似通ってはいるが…凝ったストーリーぢゃない点が功を奏したのか…映画が短いと感じるほどデキが良い。DVDにはもうひとつのエンディングが存在するので要必見ぢゃ！

March 10, 2007

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ハンドク!!! (2001)

★★★★☆　演出はトリック(2000)シリーズの堤幸彦と木更津キャッツアイ(2002)の金子文紀。出演は長瀬智也、内山理名、二宮和也、真中瞳、矢島健一、沢村一樹。　堤・金子がコンビで主演が長瀬とくれば、池袋ウエストゲートパーク(2000)ぢゃが…長瀬のキャラはどれも同じなのが少し気になるが…似合っておるから悪くはない。物語は研修医（半人前のドクター）の話ぢゃ。ラストはワザと描いておらんのでスペシャルを期待したいところぢゃが…。

February 17, 2007

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ROOM-H6 (2005)

★★★☆☆　H6: DIARIO DE UN ASESINO　元売春宿だった小さな安ホテルを相続した男が起こす猟奇的な犯罪を描いたスパニッシュ・サスペンス・ホラーぢゃ。　淡々と進むストーリーに好感は持てるが…どうせならもっとエロティック寄りに作った方が自然だった気がするのぉ。ロマンポルノ的描写では伝わるものも伝わらん。一気に観れる点はまずまずぢゃ。

February 2, 2007

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日本沈没 (2006)

★★★☆☆　いのちよりも大切なひとがいる。　１億２０００万人、すべての日本人に捧ぐ―　監督はローレライ(2005)の樋口真嗣。言わずと知れた日本沈没(1973)のリメイクぢゃ。前作も観ておるはずぢゃが…記憶には残っておらん。出演は草なぎ剛、柴咲コウ、豊川悦司、及川光博、福田麻由子…。　特撮、VFXは以外にも悪くなかったんぢゃが…ドラマ的に話が薄いと感じる。「アルマゲドン」と比較されるようぢゃが…感動も薄い。

January 24, 2007

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花田少年史　幽霊と秘密のトンネル (2006)

★★★★★　出演は須賀健太、篠原涼子、西村雅彦、北村一輝、安藤希、杉本哲太、もたいまさこ。　原作はコミックらしいがワシは読んでおらん。前半と後半、映画の雰囲気がガラっと変わってしまうし…ＣＧもヘボいんぢゃが…それを補うものがある。　子を持つ親なら号泣必至ぢゃ。笑いあり、感動ありで…見事な一本とみた。子役の須賀は…やはり素晴らしい。

January 21, 2007

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硫黄島からの手紙 (2006)

★★★★☆　LETTERS FROM IWO JIMA　監督・製作はクリント・イーストウッド、スティーヴン・スピルバーグ。原作は栗林忠道中将の手紙が元。バベル(2006)の菊地凛子と同様、二宮和也の演技が好評のようぢゃが…特に取り沙汰されるほどでもない。まったくもって普通ぢゃ。　内容はおそらく史実を忠実に再現しようとしたものぢゃろうて…臨場感はヒシヒシと感じ得た。アメリカ側からの、父親たちの星条旗(2006)をまだ観ておらんのぢゃが、次元的に同一時間を進行させ、セリフが重ならないように編集し、２画面で観れるような内容になっておったならば…。前代未聞なんぢゃが…それは…無い（笑）。こういう映画を作るなら、一言ワシに相談すべきぢゃったな…。

January 13, 2007

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モンスター・ハウス (2006)

★★★★☆　MONSTER HOUSE　食べられたくなければ、近づくな。　製作総指揮にスティーヴン・スピルバーグ、ロバート・ゼメキスが顔をそろえたアンブリン発のフルＣＧアニメぢゃ。　内容はファンタジー・アドベンチャー・ホラーとでも呼ぶべきか…大人も子供も楽しめるストーリーにアメリカン・ジョークを散りばめ、全ての人に優しいエンディングを迎える無難な出来栄えぢゃ。「初めてのホラー」として子供にチャレンジさせるのには丁度良い作品ぢゃ。

January 12, 2007

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ロッキー・ザ・ファイナル (2006)

★☆☆☆☆　ROCKY BALBOA　自分をあきらめない　監督・主演は…シルヴェスター・スタローン（1946年生まれw）。　ストーリーは…何作目か忘れたが…ほぼ同じ…。続編を作るということで脚本を練るに練ったそうぢゃが…どこをどう練ったのか教えて欲しい…。　ロッキーと言えばやはり最後のボクシングシーンぢゃが…。今までと一切変わらない。更に今回は１ラウンド目と最後のラウンドの動きがほぼ同じ。防御もなしに打たれて打たれて…そして打って打って…実につまらん。「動きが１作目からずっと同じです。こんなボクシングシーンでは誰も観ませんよ」って言うヤツは周りに居なかったのかのぉ…。最後のエンドロールが微笑ましいのが唯一の救いぢゃ…。ロッキー… Fade out 終了。

January 8, 2007

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Ｍの悲劇 (2005)

★★★★☆　何故、僕を恨む。君は誰だ。　出演は稲垣吾郎、長谷川京子、佐々木蔵之介、岡本綾、吉岡美穂、柏原収史。物語が進む毎に複雑に絡み合ってゆくサスペンスドラマぢゃ。　人一倍慎重に地道に生きてきた男が…ある些細な出来事から転落の道を辿る…。若干無理な設定もあるんぢゃが、ラストまで一気に観れるぢゃろうて。早い段階でキーマンが判明するところは、敢えて目をつぶって、このお人好しの主人公を見守るのが正しい。

January 7, 2007

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ウィッカーマン (2006)

★★★☆☆　The Wicker Man　監督はベティ・サイズモア(2000)のニール・ラビュート。出演はニコラス・ケイジ、ケイト・ビーハム。ウィッカーマン(1973)のリメイクぢゃが…。　前作を観ておらんので、何とも評せんが…一風変わったサスペンス・ホラーとでも云うべきか…。前作の評価が悪くないだけに…観終わった後の気持ち悪さは如何ともし難いんぢゃ。ラストはどうやら前作も同様のようぢゃが…映像化のアプローチが違うようぢゃ。それにしても…こんなラストは観たことがない…。

December 30, 2006

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陽気なギャングが地球を回す (2006)

★★★★☆　ウソ発見器＋体内時計＋スリ＋演説＝犯罪ドリームチーム　出演は大沢たかお、鈴木京香、松田翔太、佐藤浩市、大倉孝二、加藤ローサ。　偶然一緒にいた４人。彼等の特技を生かしての銀行強盗。痛快なクライム・コメディぢゃ。軽いタッチで進むストーリーは非常に良い。海外逃亡前の経緯を謎解きのようにもっと詳しく描いておれば満点も有り得たんぢゃが…。普通に面白い。

December 26, 2006

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ブラック・ダリア (2006)

★★★★☆　THE BLACK DAHLIA　世界一有名な死体、世界一忌まわしい謎。　40年代にロサンゼルスで実際に起こった有名な猟奇殺人事件を基にアンタッチャブル(1987)のブライアン・デ・パルマ監督が描くクライム・ミステリーぢゃ。出演はジョシュ・ハートネット、アーロン・エッカート、スカーレット・ヨハンソン、ヒラリー・スワンク。　映像は実にスタイリッシュ。「ブラック・ダリア事件」を基にしたストーリーも良し。…ぢゃが、如何せん解かり難いのが唯一の欠点か…。この際、ブラック・ダリアとスワンクが似てないことは目をつぶろう。２度観ることをお奨めする。

December 25, 2006

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手紙 (2006)

★★★★☆　兄貴、元気ですか？　これが最後の手紙です。　出演は山田孝之、玉山鉄二、沢尻エリカ、吹石一恵。殺人罪で服役中の兄と、加害者の家族として生きる弟。考えさせられるヒューマン・ドラマぢゃ。　若干、無理矢理な設定、蛇足的な内容もあるが「泣かせるラスト」に流れる挿入歌は小田和正が実際、泣きながら歌った「言葉にできない」のライブ音源。実に卑怯な選曲ぢゃ。最後の桜がひまわりならば完璧ぢゃったんぢゃが…。いずれにせよオフコースファンは必見！

December 23, 2006

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バベル (2006)

★★★☆☆　BABEL　モロッコで放たれた一発の銃弾が、アメリカ、メキシコ、そして日本の孤独な魂をつなぎあわせ、息をのむラストへと加速する。　監督は２１グラム (2003)のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。出演はブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、役所広司、菊地凛子。既に各賞を独占しかねない勢いのヒューマン・ドラマぢゃが…。　ニュースで菊地凛子の好演が聞かれるが…賞に値するような演技は…ワシには解からん。役所もチョロっと出るだけぢゃ。「通じない言葉」が共通のテーマで三ヶ所の物語が進んで行き…ラストまで一気に魅せるパワーは感じるが…それだけぢゃ。

December 18, 2006

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タイヨウのうた (2006)

★★★☆☆　太陽にあたれない彼女に恋をした。　出演はＹＵＩ、塚本高史、麻木久仁子、岸谷五朗、通山愛里。難病を持った少女が中心のロマンスぢゃ。シンプルにまとまった作品。　もっと泣かせる内容にもできたハズぢゃが…以外にあっさりとラストを迎える。思い出をもっと作ってあげても良かった気がするが…これもアリぢゃろうて。

December 14, 2006

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椿山課長の七日間 (2006)

★★★★★　ひとめあなたに、会いに生きたい。　監督は「古畑シリーズ」の河野圭太。出演は西田敏行、伊東美咲、成宮寛貴、須賀健太、志田未来。コミカルなファンタジーで泣かせるドラマぢゃ。　死後、数日間だけ他人の姿で現世に戻れるという…有りがちな設定ぢゃが子役も含めて演者が素晴らしく…女性は大泣き必至ぢゃろうて。

December 12, 2006

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トリック　劇場版２ (2006)

★★★★☆　監督は堤幸彦。仲間由紀恵、阿部寛のコンビは健在。今回は堀北真希も加わって…奇妙なトリックの世界へ…と思ったんぢゃが…。　相変わらず小ネタは笑えるんぢゃが…生瀬勝久とのカラミが無く…肝心のトリック自体も今までのドラマ・劇場版を通じて最も稚拙で…全てを観てきたトリックファンには…もうひとつといったところかのぉ。最も笑えたのが特典映像というのが…哀しい次第ぢゃ。セル版は必見か？

December 11, 2006

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