5月26日、上原景観訴訟賠償金元金返済報告と6.11集会の案内
5月26日午前11時、国立市役所市長室において上原景観訴訟賠償金元金31,239,726円を氷見市長に現金で手渡しました。市長との会談で金利分14,323,200円が残金として確定しました。納期は本年12月28日迄。利息が停止したとはいえ手持ち分を含めてもまだ1000万円は必要です。7月までに返済したいとのことで支援者のボーナスカンパに期待したいものです。 今回の騒動で浮かび上がったのは行政の責任の所在と司法のあり方です。 行政の責任を問う裁判は主に保守系の市長の利権がらみの建物建設や道路等公共事業に関し、住民がおかしい、と問うケースがほとんどでした。負けた場合でも市長派与党が免責決議しておとがめなし、というのがよくあるケースです。国立の場合は全く利権に関係もなく住民の要望に沿った行動をとったにもかかわらず右派住民の訴訟に議会の多数野党(現在は保守系市長で多数与党)が同調し最終的に敗訴となりました。国立特有の目まぐるしい政治状況に翻弄されたといっても過言ではないと思います。現市長もこの争いには巻き込まれたくないようで、「元金返済は大英断」というくらい保守系議員の圧力は凄まじいようです。 さて、司法のあり方でいえば今回の裁判を通して「司法のあり方を考える」という集会が開催されます。表題は「6.11映画上映会&シンポジウム」。詳細は下記の通り。1.日時 6月11日(日)午後1時~3時半2.場所 一橋大学西キャンパス 本館21番教室3.資料代 1000円4.主催 くにたち上原景観基金1万人の会5.連絡先 080-3396-1491(上原景観基金事務局)6.発言者 上原公子元国立市長、窪田之喜弁護士、井戸謙一元裁判官、田中隆弁護士7.その他 講演の前に『日独裁判官物語』(片桐直樹監督)上映なお同会では引き続き募金を募っています。お志は下記まで郵便振替口座番号:00120-7-696771口座名:上原基金1万人の会