テーマ:心の病(319)
カテゴリ:生きる
今日私は 全力をかけて走り切った。
これまでの障害と屈辱に耐えて走り切った。 そうしてやっと夢にまた一歩近づけた。 きつかったな 結構・・・ あんな事やこんな事。 でも久しぶりに 素直に喜べた 素直に自分が誇らしかった。 あの日 もう終わりにしよう もう精一杯やったもの 終わりにしよう 消えちゃおう 本気でそう思ったあの日 踏みとどまって良かった 今は心からそう思う。 そんな事を実感しながら 私はやりきった高揚感に包まれていた。 車の窓から入る風が気持ちいい。 空気が気持ちいい。 こんな気分は久しぶりかな。 私はそんな高揚感に包まれながら ふらっと お店に立ち寄った。 そうして 目に留まってしまった いけない 目を逸らさなきゃ そうおもった瞬間 高揚感から一気に現実に叩きつけられた・・ 私の心に土足で入り込み 私の自尊心と自我を ぐちゃぐちゃに踏みつけられた 苦しい 息が出来ない 呼吸が苦しい 焦れば焦るほど どんどん苦しくなって もがき続けた 誰か助けて 誰か助けて あの日の記憶に心が支配される あの日にタイムスリップする 誰か助けて 誰か助けて もがきながら 支配された心の隙間に あなたを 無理やり押し込んだ 少しづつ 呼吸が整っていく 少しづつ こわばった体から 力が抜けていく 大丈夫 大丈夫 そうして 心の中をあなたで満たしていく 一分一秒が長すぎる 脱力感でまともに歩けない ようやく立ち上がって 人混みをかきわけ 店外へ出た 上を向いて 大きく深呼吸した 真っ青な綺麗なお空が まるで 汚れた私の体とは対照的に見えて 苦しくなって お店に入っておトイレの個室で 声を殺して泣いた・・・ 今日はこんなはずじゃなかったのに 今日だけは 思い出したくなかったのに・・ いったい いつまで付きまとうの・・ どれだけ頑張れば 消えてくれるの・・ 帰ろう 私が泣ける場所に 帰ろう ちび達が待つ場所に 帰ろう あなたの声が聞ける場所に・・ 外の世界は生きづらい そうして家にたどり着いた ちび達が優しく出迎えてくれる。 あなたの声が聞きたい きっと今日の結果を待っているから 自分のことの様に心配しているから お酒を用意して おつまみを用意して・・ さっきの事は自分の中に留めよう 今日は最後まで泣かずに笑っていよう 最後まで明るい私を演じ切ろう そうしてあなたの声を聞いた 暗い場所から明るい場所に 引っ張りあげてやるから また泣いた。 私こんなに弱かったっけ 私こんなに泣き虫だったっけ・・ あなたは泣いていいよ と 優しく言う 演じ切るなんて出来ないね。 完敗 あなたの優しさは 私の中の ピンと張った紐を いとも簡単に 緩めてしまう。 あなたの言葉は 羽ばたき続ける小鳥を休ませる枝のよう。 いいのかな。 休んでも。 ちょっと疲れちゃった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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