カテゴリ:こんな事もあった
2004 12/17(金)
我家の近辺にはまだ少しながら雑木林が残っている。 ベランダから見える東側の雑木林は結構横に広くて大きい。 春先にはあちこちにモヤモヤっと咲く桜もあるので、秋になると寒い地方ほどではないが紅葉もし、常緑樹とのバランスが美しい。 季節が進むと葉の落ちた木々は枝だけの姿になるが 朝日の逆光にくっきりとシルエットを見せるその枝々の繊細さは早朝だけに見られる美しさかもしれない。 でも昼間の力強さもある。 雲ひとつない青空に映える葉を落とした木々。 葉も花もついていない枝にあるのは次の春への準備の証しである冬芽だけだ。それでも裸の枝の重なりからは春の予感が 漂い、冬空に透けて見える枝の色も日々変化するのが分かる。 余分なものをすべて捨てた潔い姿に私は何度勇気づけられたことだろう。 小さい事に拘らないで、春は必ず来るから…。 見上げた木々からのメッセージは、ちっぽけな私にも直球でズシリと、変化球でフンワリと届く。 それにしても植物はエライと思う。 芽吹きから爽やかな新緑、開花、冬芽の準備…と段取りを違えることもなく、淡々と永々と命をつなげる。 それぞれに組み込まれたDNAの成せる業と言えばそれまでだが、どんなに厳しい天候が続いても弱音をはいたり諦めたりしない強さには、しなやかな力を感じてしまう。 この一年間の生活で挫けそうになった事も実は何回もあったけれど、その気持ちを軽くしてまた元気にしてくれたのは いろんな形でサポートして下さった沢山の人々とあの雑木林かもしれない。 太古の昔から人は森から自然の恵みを分けてもらい、更にエネルギーをも吸収してきたのかもしれない。 私は木々に何のお返しも出来ないけれど、感謝の気持ちだけは忘れないでおこうと思う。 2003 12/17(水) *自宅復帰53日目* 午前中は会社へ提出する書類の下書きをしました。 午後からshinは地区のリハビリ教室へ出かけましたが、今日は着いたよコールが出来ました。 「建物に入る前に連絡する」ことが漸く定着してきたようです。 shinが下書きをしながら良い文章が思いつかず、私は文例集を買ってこようと思っていたのに、買い物だけしてすっかり忘れて帰ってきました。 これではshinの事は言えませんね。 どうしようかと迷いましたが、後悔はしたくなかったのでもう一度書店まで出かけました。 ビンゴ!ほぼピッタリの文例を見つけられました。 よかったぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.12.21 16:16:45
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