2023/10/15(日)23:47
ユーラシア大陸最西端に立つ
24年前、夫とポルトガル1ヶ月の旅
をしました。
まずはリスボンで1週間くまなく
観光したあと、大西洋岸に沿って
北上し、またリスボンに戻ってくる、
行き当たりバッタリの旅。
バスや列車を乗り継いで移動する
BSPの《世界ふれあい街歩き》
ポルトガル篇😅🤭。
旅から戻ると重たいアルバムに
旅の写真を貼り付けたアナログな
時代。
アルバムの1ページ目に
書き込んだ行程です。
玄関の壁面に掛けている額は、
ユーラシア大陸最西端のロカ岬に
到達したときの証明書。
記念のエンブレムです。
ポルトガル最西端の町、シントラ市
の市長さんの古典的な文字のサイン
入り。
眼の前に広がる大西洋を見て、
この海の向こうはアメリカ大陸なの?
と夫に聞く無知な私。
地球が丸いことがピンとこない。
ポルトガル史上最大の詩人ルイス・
デ・カモンエスのことば
《ここに地果て 海 始まる 》と
刻まれた塔の上には十字架。
断崖の先に見えるのは、果てしなく
続く大西洋。
キャッ 強風で大西洋に真っ逆
さまに落っこちそう〜😱
ポルトガルの船が、この岬から西に
広がる未知の大海原に乗り出したの
は15世紀。
大航海時代が幕を開けます。
香辛料の貿易で世界の頂点に立って
繁栄を極め、黄金の国ジパングを
めざして船を漕ぎ出したのもここから。
恋人が乗った船が遠ざかるときに
歌ったのが哀愁に満ちた🎵 ファド。
日本ではポルトガルギターとマンドリンのデュオ♪オフィスマリオネットの
湯浅 隆 & 吉田 剛士 がますます渋い
オーラを放っている。
ー DVDより ー
話が逸れました 😅
リスボンの狭い石畳を歩いて見つけたバイロ・アルトのファドレストランで聴いたファドが懐かしい。
まるでお城のようなコインブラ大学。
1724年に建てられた大学内の
図書館。天井も本棚の装飾もまるで
美術館のよう。壁面の棚はすべて
本です。
大学内のパイプオルガンがまた凄すぎ
。金箔に覆われた3000本の管が
まぶしい。
旅のしめくくりはリスボンから飛行機
で1時間半のマデイラ諸島で過ごし
ました。
アフリカのカナリー諸島より少し
北寄りの、温暖な避寒地。
花咲き乱れ、鳥が啼く楽園でマディラ酒を楽しんでいるアメリカやヨーロッパの富裕層たち。
ポルトガルは繁栄も衰退も経験した
味わいのある魅力的な国です。
分厚いアルバムに貼りつけた写真を
スマホで写して、ポルトやナザレ、
マデイラ島の写真も防備録として
いつかUPしなくっちゃ。
記憶が消えてしまわない間に。