基本が解ければ応用ができる
上記タイトルのようなお話を高校時代の恩師からしてもらった。教え方のうまい先生はワンランク落として簡単な問題を生徒にさせる。そうすることで、将来どう応用問題につながるのかをじっくり教えるのだそうだ。さすが、ベテランのなせる業だ。若い先生はどうしても技術やテクニックに走り簡単に解く技をおしえ、難しい問題に使いたがる。しかし、それでは入試では得点できない場合が多い。複雑に絡み合った問題を、これまでの知識でどう解くのかと考えた場合、シンプルな易しい問題を解いた経験が役に立つのだということだ。僕も同感なのだが、教えたがりのこの性格はどうしても、「楽勝解法」を教えてしまう。しかし、必ずその証明をしているから少しは『単なる暗記』に終わっていない。 基本問題は易しい問題ということではなく将来、複雑な問題を解くための『道具』と考えたらどうだろうか。その道具はシンプル・コンパクトであればあるほど使いやすい。ごっつくて、重い道具は一見頑丈そうだが、使い勝手が悪い。そういうことで、基本は大切にしよう!