教えることのまえに大切なこと
日大問題も超拡大したものだ。昔なら(昭和)あんなことはここまで大げさにならなかっただろう。少し前であれば、貴乃花問題でもそうだ。情報が素早く世間にわかる時代だ。対応を誤れば命取りになりかねない。結局、いいことと悪いことのけじめを昔以上に着けなければならない時代になった。ただ、今も昔も変わらないものがある。それは、師弟間の間のコミュニケーションだ。しかりとした信頼関係が結ばれていたら日大問題もあそこまでは拡大しなかったかもしれない。人に何かを教えるときはどうしても天狗になってしまう。実績が出ていれば出ているほど鼻は高くなる。そうならないように、僕は自分から教えを乞いにいく。自分が教えられる側に回り、常にその時の気持ちを忘れない。不満や不服これが大事だ。自分についたおごりや見栄をこそぎおとし常に生徒にニュートラルな状態で接していきたいと思う。年を重ねると、そんな脂肪もおとさないといけない。そういう意味で日大問題は考えさせられる。もう、星一徹の時代では完全になくなったのだ。