目標達成！！ドリーム・ゲート

さて、北島選手のゴールシーンは何度も見たので

記憶にあるだろう。

タッチしたあと彼はどうしたか？

左右を見て誰もいないことを確認していたか？

タッチした瞬間、ゴーグルも取らず

すぐに電光掲示板を見たはずだ。

そして、あの両手を広げたガッツポーズになる。

話を変えよう。

小学生のころ学校の遠足で

運動場に帰ってきたときの校長先生の話で

「遠足は家に帰るまでが遠足です。気を抜かないように。」

といわれたことはないだろうか。

人はゴールすることが目標になってしまうと

その直前に、満足感から力が衰えるという。

したがって、あと一歩及ばないというような結果の

一因である。

だから、ゴールすることに目標を置いては

いけない。

結果が出るまでは実はゴールではないのである。

願書を出して満足感を得るな。

受験会場についてなんとなく、自分に酔いしれるな。

試験終了後、会場を出るときに今日はゆっくりしよう

などという安心感を湧き上がらせるな。

結果が出るまでは、ゴールではない。

だから北島は

結果を見るまで

ゴールした気持ちになっていないのだ。

そして、あの結果にいたる。

鍛えにきたえた者でさえ、

なぜその実力が結果につながらないことがあるのか？

最後はこのようなメンタルが明暗を分けている。