塾屋の独り言・・・「これ毒です」
特色化入試は、受験生にとって“おいしいお薬”のように思っているのかもしれません。「志望校はまだ決まっていないけれど、内申書を良くすれば特色化にエントリーできるので、とりあえず部活動を頑張っておこう」そんなふうに、学業を後回しにし、「体を動かしておけば、楽に入試に合格できる」という安易な道を選ぶ中学生が増えていると昨日耳にしました。中には、部活動に所属する生徒たち同士で「部活は頑張るけど、勉強はまあまあでいいよね」といった暗黙の合意があるとも聞いています。このような感覚が“正しい”とされていることに、私は恐怖すら覚えます。自分の将来について真剣に考えるための「思考力」を育てなければなりません。けれども、彼らはおそらく、周囲の大人からそのような声かけをされていないのでしょう。一方で、久留米附設に通う海樹塾の先輩はこう語っています。「僕たちはとにかく勉強をして、最低でも九州大学を受験できるようにしています」確かに、多感な中学生たちに対して、安易に将来の選択肢を狭めてしまうような道を用意してしまった大人や制度にも責任はあります。しかし、だからといって、その道を何も考えずに選んでしまう子どもに育ってほしいとは思いません。「今やるべきこと」を、「嫌でも」「我慢してでも」やり抜く力があってこそ、自分の人生に納得のいく結果を得ることができる――私はそう信じています。そしてそのような考えこそが、彼ら自身を幸せに導いてくれると信じています。「楽(らく)」を餌に「操られる」ような子どもにはなってほしくありません。そんな思いを胸に、私はこれからも彼らの将来のためになるように真剣に向き合い、指導を続けていきたいと思っています。「特色化入試は”毒”です。」ちょいと言い過ぎかな?