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テーマ:一口馬主について(5915)
カテゴリ:競馬よもやま話
壮絶なレースでした。1989年ジャパンカップ 私の記憶に間違いがなければ、1989年のジャパンカップが記憶に残る最高のレース。この年の前年から競馬がぐっと盛り上がってきた。タマモクロス、オグリキャップの天皇賞(秋)の死闘に、サッカーボーイ。サッカーボーイのマイルCSは、今年のグランアレグリアもすごい勝ち方だったけどそれに勝るとも劣らない勝ち方をしたと思う。実況の杉本清アナが「これは恐ろしい馬です☆彡」と絶叫していたからね。 そしてその年の有馬記念ではこの3頭が相まみえてものすごい盛り上がりとなった。 その有馬記念では当日、今のカミさんを連れ立って渋谷の場外馬券売り場に買いに行ったのですがものすごい行列で1時間以上かかった。だから部屋に戻れずに渋谷の電器屋のTV売り場で見ようと思ったのだがどのチャンネルも競馬中継を映していないので店員に見つからないようにチャンネルを変えるんだけどすぐ店員が来て元に戻す。そんなこんなの繰り返しでようやく観念したのかレースの時間だけはチャンネルを中継に合わせてくれた。タマモクロスが大外から来て勝ったかと思ったときに、内からグイっと出てオグリが勝った。サッカーボーイも3着(スーパークリークの後着繰上り)、3強のレースを楽しみました。 そして翌年、タマモクロス、サッカーボーイが引退して3強はオグリキャップ、スーパークリーク、イナリワンとなった。毎日王冠(GII)がオグリとイナリワンの毎日王冠史上歴史に残る壮絶なデッドヒートの末、オグリが制した。天皇賞(秋)はオグリをスーパークリークがクビ差で下す。実はこの年オグリは秋のG1戦線を前に馬主が刑事罰で捕まってしまい馬主資格を喪失、近藤氏が新しい馬主になった。その譲渡価格から、秋のG1は3連勝しないと元が取れないと言われたのに天皇賞(秋)で負けた。だからなのかジャパンカップの前週、マイルCSにも出るという考えられないローテーションを組んだ。そのマイルCSでもバンブーメモリーとの死闘となってオグリが勝利。インタビューの南井騎手の号泣が印象的でした。 実はこのレース私は連複1.8倍に20万円を突っ込んだんだよな。 そして迎えたジャパンカップ。この年は凱旋門賞馬のキャロルハウスに、世界レコードホルダーのホークスター。前年の覇者、ペイザバトラーと役者がそろった。1番人気はスーパークリーク。オグリキャップは2番人気だったけどもはやオグリには余力が残っているわけがないと思わざるを得なかった。この秋の連戦過程が、オールカマー→毎日王冠→天皇賞(秋)→マイルCSだったからね。酷すぎるローテーションだったからだ。 それでもこのジャパンカップでオグリキャップは再度死闘を演じた。1600m通過が1分36秒という当時のマイルの勝ちタイム並みの時計で通過して、それでも最後伸びてきたときは涙が出た。勝てなかったが2分22秒2という勝ち馬と同じ走破時計には、なんなの!という感じだった。当時のフジTVの競馬解説者だった大川慶次郎氏のコメントを覚えている限り再現しましょう。 (勝ったホーリックスに対して)最初の1600m通過が1分36秒でしたから速いなーと思ってみてましたが直線そこからもう一度脚を使うのですから、たまらないですね。初めて見た世界の強さです。だからオグリキャップの好走も褒め称えられるんですよ。G1連闘でねえ・・、この速いペースにスーパークリークと一緒に行って、欅のところでスーパークリークが遅れちゃいましたよ、オグリキャップに。それから直線出てきたときには、もうこれで充分、もうこれ以上叩かないでくれという激走だったと思います。負けたけど勝ったに等しいですよ。オグリキャップは。(引き上げるオグリと南井騎手が画面に大写しになって)いやー馬も満足そうですねえ。騎手も陣営もこんな満足なことはないでしょう。 でも慶次郎氏は、オグリのローテーションをレース前は批判されていたので、この手のひら返しは何?って思いましたな。それとこの時の実況アナウンサーは同じ苗字の大川(和彦)アナ。このアナはオグリのファンで実況で「オグリ、オグリ頑張れ」と頑張れ前畑ばりの実況をしていたのも印象的だった。 そして翌年のオグリのラストラン、有馬記念もこの大川コンビ。直線先頭に立ったオグリにオグリだ!!と興奮して実況する大川和彦アナの横から慶次郎氏が「(メジロ)ライアン!!ライアン!!」と叫んだ有名な話。後日、慶次郎氏はこの時の状況を「実況アナウンサーがオグリのファンだと知っていたので、迫っていたライアンを教えたのだと。」まあ、慶次郎氏の本命がメジロライアンだったからね。よく言うよって感じでした。 競馬は本当に記憶に残るドラマを作ってくれます。今年もそんなドラマが見たい☆彡 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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