Story of my life

2007/07/13(金)23:11

辛かった集中攻撃

Mが元気なく学校から帰ってきた 「どうしたの?」と聞くと、ポツポツと話し出した もともと状況や気持を説明するのに時間がかかる 話しながら涙がポロポロとこぼれる 毎週金曜日は帰る時、クラスごとに廊下に並び、先生が昇降口まで引率することになっているらしい ところが、今日は数人のクラスの男の子が並ばずに階段を下りて行くのを見て、Mは今日は並ばなくていいのかなと思ったそうだ それで、その子達を追いかけて追い抜いた 3階の教室から1階まで下りたところで他の子達が来ない事に気が付いた おかしいなと思い、戻ったら皆が怒って待っていた 先生に「あなたの行動は間違っています」と叱られ、その上待たされていたクラスの皆に罵声を浴びせられ、責められた Mにとって一番ショックだったのは、先生に叱られて反省しているのを知っているのに、クラスの皆から更に言葉の集中攻撃を受けたことだった 今日は並ばなくていいのかと思っていただけなのに・・・ たった1度間違えただけなのに・・・ 皆ひどすぎる もう学校に行きたくない! クラスの友達と絶交する! 先生に電話して欲しい、先生と話がしたい 最初、ちょっと失敗しちゃったのかな? Mが来ない為に廊下で待たされたクラスメイトの気持も理解させないと、と心の中で思ったが 話を聞いているうちに、ちょっと尋常じゃないと感じた とにかく心の中の辛かった思いを吐き出させないとまずいと思い、聞くことと共感してやることに徹した どんな内容だとしても、1人の生徒を担任とクラスメイトが集中攻撃するのはひどすぎる ポロポロと涙をこぼしながら語るMの横に寄り添いながら、いつしか私も涙がこぼれてきた 「皆ひどいね、辛かったね、可愛そうに。。。」 私の涙を見てMはちょっと驚いた様子だったが、気持を全て吐き出し、共感してもらえた事でスッキリした様子だった 側でKが、あまり見たことのない私の涙に動揺し、心配しているのが分かった 学校に電話をして、担任の先生に「今日の帰りの出来事について、Mが先生と話をしたいと言っているのでこれから時間を作っていただけますか?」ときいた 今年2年目の若い女性の先生だ 状況は分かっている様子で、電話口で自分もフォローが足りなかったと言っていた 4時に約束をした 学校で先生に会い、Mの口から言いたい事、分かって欲しい事を伝えた 辛い気持で帰ってマンションのフロントで涙が出てきてしまった事を 先生は「途中まで行きかけて戻ってきてくれてありがとう 辛かった気持に気付いてあげられなくてごめんね これからは辛い気持を家まで持って帰らすに先生に話してね」 Mの話が終わったところで、少し子ども達から離れて2人で話した 家で初めてMが「学校に行きたくない」と言った事 Mは何よりもクラス全員から責められた事がショックだった事 全て気持を吐き出させたので、もう大丈夫、おそらく残らないと思う事 先生に話せてよかった事 お忙しい中時間を作ってくれてありがたかった事 先生は反省ぎみにすみませんを連発していたけれど、私は先生を責めるつもりは無い ただ、あらかじめMの特性は説明してあっただけに、少し残念ではあった けど、状況からしてこれは回避できない集中攻撃になってしまったのは不運だったと思う とにかく、Mの心に変な物を残さないようにする為に行動した そして、先生の一つの経験としてここから何か感じておいて欲しい期待が私の中にあった 「明日からの三連休で私も少し考えさせてもらいたいと思います」と先生が言った 日頃、子ども達の言葉の悪さに頭を悩ませているようだ 連休明けに子ども達に何かを投げかけるか、しないかそれは先生の判断に任せた 最後に先生はMに「火曜日また元気に学校来てね!」と声をかけてくれた 帰り道、Mは「先生と話ができて良かった!先生の気持が分かった」と、とても嬉しそうだった すっかり立ち直った様子に安堵する 「もう大丈夫、あまり言うと先生がかわいそうだから」 相変わらず優しいな~ この優しい素直な気持を大切にしてやりたい

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