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みんち~ず

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 榛[しん]@ Re:さようなら、我が青春のエクシリス(12/14) ほんとほんと・・・。 コエリスが無くなっ…
 son_das@ (*´ω`*)モフ (*^◇^)/゚・:*【祝】*:・゚\(^◇^*) \(@…
 白魔童@ スバラスィ~~~^^ハァハァ 一緒にぶちかましましょう!!! ぁ・・・…
Apr 16, 2005
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カテゴリ:カテゴリ未分類
そのイベントを知ったのは、本当に偶然だった。

ここ最近、日記や公式のチェックを怠っていたため、世の中からまったく取り残されていた。

初心者講習会に参加しようと思ったのも、たまたまINしていた時間帯に、赤文字の告知が流れたからだ。

18:00。アリ2鯖に飛んだ。すると。

ゲート付近にオークしている赤パラさんがいた。

一瞬「しまった」と思った。



波瀾万丈の人生を送る魔術師が戻ってくる。

しかもそれを出迎えるイベントが開催される。それも今夜。


初心者講習会の期間中、裏で公式掲示板をチェックする。

たった今まで知らなかったことを恥じ、恐れた。

(もし今、アリ2鯖にいなければ・・・。

(もしあの時、赤文字告知を見なければ・・・。


折悪しく、今日はエク鯖のみUWが行われる。何も知らない俺は、のんきにUWを楽しんでいたことだろう。

そして後日イベントの存在を知り、後悔に苛まれたに違いない。


冷や汗を拭きつつ、自分の強運に関心しつつ、赤パラさんに感謝した。



そして時は満ち、約束の地へ。

履歴書に住所と年齢を記入するとき、エクシリスとか87歳とか書きそうになる、そんなクロノス好きをクロノシアンと呼ぼう。

そこには予想通り、数え切れないほどのクロノシアンがいた。


当然のようにイベント好きの知り合いが大勢闊歩する。

PTに入れてもらうと、あたりまえのように日記作家がならんでいる。

おそらく今ここが、クロノスの中心だ。勝手ながらそんなことを想像する。


程なく主催者の説明が始まった。

イベント告知では、うろたえていたせいか、内容を十分把握できなかった。

なるほど、犯人PTをPvPで討伐するものらしい。

そしてすべての犯人PTを討伐すると、彼の魔術師の装備が完成するらしい。

それが彼の魔術師への贈り物となる。


イベント好きの魂に火がついた。

全部の犯人PTを討伐する意気込みだった。


まずは犯人PTを探し出さねばならない。

犯人PTは沙漠~洞窟のどこかに潜んでいるらしい。

今回のイベントは、主催者の心憎いスパイスとして、ゲスク使用が禁じられている。

したがって、手分けして探し、収集した情報を元に行動するという、黄金パターンが使えない。

しかも犯人PTは相当の猛者らしく、単独行動では絶対に討伐することは不可能らしい。


そこでPT全員で行動を共にすることにした。


しかし、この広大なエリアから犯人PTを探し当てるには、バクチに似た読みと運が要求される。

名誉な(困った)ことに、過去の経歴(運)から、パイロット(レミング先頭)を仰せつかってしまった。

真っ先に浮かんだのは、「主催者側は見つけられたいのか否か?」という疑問だった。

早く見つかって、PvPをメインとしたイベントにしたいのか、かくれんぼをメインにしたいのか。

かくれんぼなら、捜索範囲がひろい沙漠が適している。

見つかりたいなら、洞窟だろう。


逡巡のすえ、沙漠を選択。

ときどき我々と同様の討伐隊に出くわすたびに、気が引き締まる。

適当に西方面を探したが、バトルの痕跡すら見当たらなかった。


そこで捜索先をピュリカに変更。

洞窟内にも大勢の討伐隊が走り回っている。

あまりに大勢のオークをチェックするため、だんだん観察力が麻痺してくる。


と、いた!「セイク腰PT」発見!


慌てて操作がおぼつかない間に、どこからかSLWの流れ弾が飛んできて、あっという間にPT全滅。

乱れ飛ぶ阿鼻叫喚。

「強い!」さすが犯人!


妙なところに関心しつつ、サンツスミコからゲートで舞い戻る。

洞窟内で体勢を整え、PTメンバーのマジさんが変身!

関心している間にまた倒され、ゲートで戻ってくると、すでに討伐成功したとのこと。

相変わらずの自分の弱さを心のうちで罵りつつ、サンツスミコに戻る。


そこからは授賞式と称した、盛大なパーティ。

一瞬、主催者がセイクセットを持ち逃げするという余興もあり、パーティはより一層の盛り上がりをみせた。

何万発もの花火と美酒に酔いしれ(少し誇張)、主賓が取り戻された装備に袖を通す。

そして誰もが期待した、喜びの第一声は・・・


「バケツキター」



そう。クロノスでもっとも価値ある、黄金のバケツ。

クロノシアンの愛がこもった、代替不能のバケツ。

その愛を受け取った彼の魔術師のこの言葉。

その言葉の裏で、感涙にむせぶ姿が目に浮かぶ。


そのバケツを見るたび、俺たちはこの時を思い出すだろう。

そしてそのバケツをかぶる彼の魔術師は、この時を忘れることはないだろう。

そのバケツは、思い出という名のタイムマシーン。

そして彼の魔術師は、そのタイムマシーンで再び未来を築く。



偶然ながら、このイベントに参加できた幸運に感謝する。

いつものように、裏方で事前準備や運営された主催者の方々に深く感謝する。

そしてクロノシアンのみんなに深く深く感謝する。すばらしい時をありがとう。


最後に、碧眼さん、おかえりなさい。


そして俺はまた、クロノスの世界に引きずり込まれてゆく・・・。






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Last updated  Apr 17, 2005 01:38:28 PM
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