讃岐人フランス奮闘記

2021/10/04(月)00:30

東京の空港で

フランスに出稼ぎに戻る間際、ちょっと身も心も疲れていたので、23kg×2+10kg機内持込荷物+7kg近いリュックを持って高松→羽田→成田空港→空港付近のホテル→再び成田空港はキツいな…と思い、自宅から成田空港まで荷物を送るなら?とヤマト運輸に連絡をしてみました。 19日の朝成田発の場合は17日に集荷をお願いすれば大丈夫だと言います。 当初はそれでお願いしようかな、と思っていたのですが、結局17日までの荷造りは不可能でした。 荷造りの前に詰め込む食材や日用品など、買い物もしなければなりませんもんね。 今までは「また冬に帰れるし」と思って買い物をしていましたが、この1年7ヶ月帰れなかったコロナ騒動で次は来年の夏の可能性もあり、買い物の仕方も変わってきます。 結局クロネコのお世話になるのは無理と判断したけれど…やっぱり荷物を持って移動したくない!! と言うことで、空港の荷物一時預りに問い合わせをしてみました。 出発は第1ターミナルからなので第1ターミナルに預けたかったのですが、営業時間は『その日の最終便が到着した1時間後』であり、それはその日にならないと分からない、とのことでした。 「第2ターミナルであれば確実に21時まで開いているので第2ターミナルをお勧めします」と言います。 高松を17:25に出て18:45羽田着。その後羽田空港からバスで成田空港に移動(通常は1時間ちょっとらしいけれど、交通事情により到着時間も変わります)していると、21時に着けるかどうか分かりません。 ドキドキしながら羽田に到着。 遠いところに到着したようで、バスで第1ターミナルまで移動。 荷物を取って外に出て、教え子ちゃんと会えたのは19:00すぎ。 バスの時間を見てみると19:25(その次のバスだと21時に間に合いません)。 せっかく空港まで来てくれた教え子ちゃんとの時間を取るか、老体に鞭打って荷物を持っての移動を取るか、少し悩み後者を取ろうと思ったのですが、気遣いの塊の教え子ちゃんが19:25に乗るよう促してくれて、相当後ろ髪を引かれながら泣く泣くそれに乗りました。参考までにバス代は3,200円。 私はJRより断然バスをお勧めします。 乗り場も分からない私は乗り遅れるかも…とヒヤヒヤしながらお茶(自販機のペットボトル)を飲んでいましたが、この教え子ちゃんが羽田空港を熟知しているためバス出発7分前なのにチャチャ〜と乗り場まで案内してくれて無事乗れました。ほっ。 たった15分ぐらいのためにわざわざ空港まで来てくれて、本当にありがとう。嬉しかったわ。 成田空港第2ターミナルに到着したのは20:40ごろ。ほっ。 どこに預けに行けばいいのか、戸惑っていたら、掃除のおじさんが丁寧に教えてくれました。 2,120円で2つのスーツケースを預け、バスターミナル25番からホテル行きのシャトルバスに乗り(これも30分に1本なのに、すぐに乗れました)無事ホテルに到着。 コロナの影響でレストラン等は閉まっているため(ルームサービスもしていますが、ちょっと高い…)遅くなった夕食と翌日の朝食を買いに慌ててコンビニに。 高かったけれど、ホテル内にコンビニもドラッグストアもあり、言うことなしでした。 部屋も広くて、空港の夜景や飛行機も見え、大満足。 で、次の日の朝はシャトルバスで第2ターミナルに。 ホテルからなんと4分もかかりませんでした。 第2ターミナルで預けた荷物を引き取り、空港ターミナル間無料バスで第1ターミナルに移動。 実はこれがいちばん辛いのです。 リムジンバスはバスの下にある荷物入れに男性が出し入れしてくれますが、ターミナル間移動バスは自分で1つ1つ出し入れしなければなりません。 幸いフランスじゃないから、1つを車内に入れている間にもう1つの方が盗まれる、ってことはありませんが。 みなさんを待たせている感が漂い、何とも気まずいんですよね。 ヒーヒー言いながら荷物を入れて、第2ターミナルへ。 ここでも同じ作業が待っていたはずなのですが、すーーーーーーごく優しい年配の方がいて、荷物を一緒に下ろしてくれ、それどころか遠くにあるカートまで取りに行ってくれ、それに全部乗せてくれ、笑顔で去って行きました。 この日本の方の優しさに感動し、姿が見えなくなるまでお辞儀してしまいました。 みなさんの優しさに支えられ、大変だと思われた荷物を持っての大移動が大変ではなくなり、元気にパリに出稼ぎに戻ることができました。 本当に感謝、感謝です。

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