讃岐人フランス奮闘記

2022/07/11(月)00:59

いい人(笑)

ずっと昔から少なくとも月に1度、多いときは2度、仕事帰りに花を買って帰ります。 一度買うと10日ぐらいは持ち、その間、心を癒してもらっています。 行きつけの花屋は2軒。 そのうちの1軒にいい印象を持っていない女性が一人いました。 ある時買った花が少ししおれていて「これ、しおれているから、しおれてないのを取ってくるわ」と取りに行ってくれたところまでは非常にありがたく、好印象だったのですが、そのしおれている花をゴミ箱に捨てるとき、花好きは絶対にしない捨て方を目の前でしました。 5、6本入りの花だったのですが、すべての花の首の部分をハサミで一気に打ち首にして、打ち首にあった花々の頭をグシャッと鷲掴みにしてポイッとゴミ箱に捨てました しおれていたのは1本だけで、残りの4、5本はまだまだ生きられたのに… 腹が立って「今捨てたその花、飾るのでいただけますか。必要であればお金も払いますが」と言うと、「えー、こんな物…」と変な顔をしながらも無料でくれました。 もちろん、この打ち首に遭った花たちはそれから我が家で1週間以上余生を謳歌していました この一件で「このお姉ちゃんは花好きだから花屋で働いているわけではなく、花の扱い方や花に対する考えは花好きの敵」と私の頭の中に書き込まれました。 その後はこの他にも何人かおねえちゃんがいるので、カウンターを覗き込み、彼女がいない時に花を買うようにしていました。 ところが昨日、花屋に寄るとそのおねえちゃんしかいませんでした。 Uターンしようと思ったのですが、昨日はどうしても心に潤いを与えるために花が必要だったのでそのまま買うことにしました。 ちなみに毎回だいたい予算は1,000円ぐらいです。 いつも通り、その日の気分で選んだ花をカウンターに持って行って「自分用なので包装紙も何も要りません」と伝えると「ちょっと待ってて」とどこかに行くおねえちゃん。 なんと、カスミソウを1枝加えてくれました。1枝2ユーロだったので2ユーロサービス この瞬間、私の中で『いい人』に変わりました 単純ですよね〜。 素敵だと思いませんか。1000円の幸せ ↑ これは今年のメーデーに贈る用に買ったスズラン。 ↑ もう1軒の花屋さんがおまけでくれた花。隣はイースターにもらったチョコレート。この後、頭からバリバリ食べちゃいました

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