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テーマ:☆詩を書きましょう☆(8761)
カテゴリ:詞・詩・唱
ただ嵐が過ぎ去るのを
耳塞いで願う日々はおわり ぬるい風に吹かれている 真夜中の電話にも怯えない 「がんばって」も「もういいよ」も 言えなかった 言いたくなかった あなたが元気で在るのなら それでいい それだけでよかったのに 今宵、月の灯りは足りますか? 左足、気をつけてのぼってね 意地悪な神さまに 二度と見つかりませんように 遠く 遠く 遠くまで ゆけ 何か忘れている気がする いまさらできることなどないのに 祈りから解き放たれた くちびるは冷たくてやさしいね 「ありがとう」も「さようなら」も まだ言えない 言いたくないけど あなたに痛みがないのなら それだけでいい それだけでいいのだから 今宵、月の灯りが足りずとも 懐かしいあの声の呼ぶほうへ あたたかな神さまに 抱きしめてもらえますように 高く 高く 高くまで ゆけ いつかあなたの大切な 誰かが光へ還る日は 大好きな歌を口ずさんで 大きな声でそこに呼んでね 遠く 遠くから 高く 高くから 遠く 遠く 遠くまで ゆけ 高く 高く 高くまで ゆけ ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025.10.17 02:33:15
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