第12週***********************************************************************第12週 冬のリヴィエラ *********************************************************************** 12月 9日 月 はれ --茶柱-- 朝、パスタ・ポモドーロ(パプリカ、ズッキーニ、サラミ)。 昼はまた違う中華の店、「大中餐館」。 コースで5.5ユーロ。 春巻、炒飯、豚とザーサイの炒め物、 まあまあ。 工房でようやくバスバーを接着(1)し、横板C接着(4)。 晩はスパゲッティ・ジェノベーゼ。 とトマト、パイナップルの缶詰。 *********************************************************************** 12月 10日 火 はれ --さむい-- このごろ急に寒くなってきて、今日は特に風が強くてツラかった。 気温は5度ぐらいらしい。 朝、お粥(味噌、ネギ、卵)。 昼、ケバックとタブレというヤツを食べてみた。 いつも食べるケバック(Kebap)は「ピタ」というクレープみたいなパンに、トマト、レタス、タマネギ、フライドポテト、と牛肉か鶏肉を巻いたもので3.8ユーロ。 日本でも流行りそうだが、あるかな? タブレ(Tabbule)はクスクス(小麦で作った米みたいなもの)、トマト、生パセリなどでレモン味。 パセリの味がすごくする。 サラダ。 一皿3ユーロ。 この店には他にもいろいろあってシークカバブ(焼いたあとホットドックみたいにして食べる)とかデザートとかもある。 工房では表板接着(1)、横板上・左下接着(4)、ネック少し(4)。 晩はスパゲッティ・ボロネーゼと焼きパイナップル。 寒さに負けないようにか、しっかりしたものを食べたくなった。 *********************************************************************** 12月 11日 水 はれ時々小雨 --手袋とマフラー-- 寒いので手袋とマフラーをつけて出勤。 かなり違う。 で昼にもっと暖かそうな手袋を買った。 生地が厚くて指の付け根しか曲がらないが暖かい。 帰りもそんなに寒さを感じなかった。 朝、汁ビーフン。 昼、パニーノ2つ(辛いものミックス、鶏のフライとパプリカ)。 晩、パスタ・ポモドーロ・フレスコ(トマトとズッキーニ、ニンニク、バジリコ)。 工房では横板右下接着(4)、横板C接着(5)。 *********************************************************************** 12月 12日 木 小雨 --傘を新調したが・・・-- 寒い上に雨まで降ってきた。 でも雪は絶対降らないらしい。 今日の朝の気温は3度。 朝はカレー味パスタ(じゃがいも、タマネギ、ニンニク、サラミ)。 昼はセルフの食堂。 ニョッキ(いも入りのパスタ)、トマトソースのシチュー、サラダ。 晩はウサギの肉のハンバーグ。 つけあわせはズッキーニとタマネギ炒め。 とご飯を炊いた。 デザートはキウイ。 工房ではパフリング入れの作業(1)。 だが溝が太すぎるので太いパフリングに変更する事に。 帰り道、とうとう風で傘がグニャグニャに壊れたので駅で買い換えた。 が、そこからの帰りにもう骨が折れた。。。 *********************************************************************** 12月 13日の金曜日 はれ --三ツ星-- 朝すごく寒かったけど、昼頃からはそうでもなかった。 晴れたからかな? 朝ごはんは味噌粥+卵。 昼はケバック。 工房では残りの横板の接着(5)とネックの切り出し(5) 帰りにフォカッチャを食べ、晩はスパゲッティ・ジェノベーゼ。 何気なくベランダに出てみたら星がよく見えた。 オリオン座と冬の三角形が見えた。 今、ボローニャでバイオリンの展示会があって、本当は14日(土)からボローニャに行こうと思ってたけど、15日にジェノバで重要なイベントがあるので21日(土)に変更した。 泊めてもらう友達とかに連絡したのだが、マエストロは「月曜(16)に休んでいくけど一緒に行くなら行こう」と言うので行こうと思う。 21と22は、まあ、おさらいで。 友達に会えるし。 で明日は天候しだいだけどいよいよチンクエテッレへ行こうかと。。。(世界遺産) *********************************************************************** 12月 14日 土 はれ --チンクエテッレ-- 朝、テレビの天気予報で、東リヴィエラが晴れだったのでチンクエテッレ行き決定。 とりあえず朝ごはんはスパゲッティ・ポモドーロ(サラミ、ニンニク)。 7時半頃家を出て、駅に行って切符を購入。 チンクエテッレはジェノバ側から、モンテロッソ、ヴェルナッツァ、コルニーリァ、マナローナ、リオマッジョーレの五つの町の総称でそれぞれが歩道で結ばれている。 両端のどちらから行こうかと迷ったが、ジェノバ側のモンテロッソからという事にした。 ***** 9時28分発の電車だったが、15分ほど遅れた。 でもまあ、10時ごろにモンテロッソに到着。 さすがに海がきれいで、天気もよくて空もきれい。 モンテロッソ駅を出るとすぐに海岸になっていて整った感じがした。 海を右手に見ながら歩き出す。 駅から少し離れたところ(でも線路沿い)にも浜辺があって、ホテルや土産物屋などがあった。 少し見て、また海沿いの道にもどる。 すぐに、「←VERNAZZA」という立て札が見つかった。 しばらく歩くとだんだん山の中に続いていった。 海は見えているけど完全に山道。 山道に入ってすぐ、道の横に小屋があり、チンクエテッレの道の料金所らしい。 最近できたらしい。 3ユーロ。 上り下り、右左と曲がっていて、たまにモンテロッソの街や次のベルナッツァの町が見える。 いくつか休憩所としてベンチとテーブルがあったのだが、なぜか猫がたくさんいた。 モンテロッソ-ベルナッツァ間で飼われているのか? ***** 何度か休憩しつつ、12時ごろヴェルナッツァに到着。 入り江に教会があり、海にせり出した部分には小さい城がある。 カラフルなボートもたくさん置いてあった。 城に上ってみた。 1ユーロ。 トイレもある。 特にめずらしいものはないがすごい螺旋階段だった。 海も空もきれい。 街中も石の道で狭くて階段ばっかりで中世の街みたい。 BARに入って、コーヒーとフォカッチャのハムサンドを食べたが、どうもいくらかごまかされたみたい。 駅から見て右手の、音楽がかかってるBAR。 1時ごろに出発し、コルニーリァへの道へ。 また山道。 今度はどちらかというと下りが多かった気がする。 また、猫がたくさんいた。 2時半ごろ、近くにコルニーリァが見えてきたがもう少しかかりそう。 右手には海が見えるが、もう夕焼けになってる。。。 ***** 3時前ごろコルニーリァに着いた。 とりあえずBARに入り、コーヒーを飲み、アイスを買った。 街をうろうろしてて、見晴らしのいいところからは次の街・マナローラが見えた。 ここも、車が入ってこれない道が多く、昔のまま(多分)の街の雰囲気。 しばらくして、出発。 コルニーリァ駅の横を通って、海岸、浜辺(砂利石の)の上の道を通ってマナローラへ。 この道は結構きれいな道で、「海沿いの散歩道」って感じだった。 ***** のんびり歩いて、4時ごろにマナローラに着いた。 高い崖に囲まれた入り江があって、僕は一番気に入った。 街の上のほうまで上ってみた。 教会などもあってかなりいい雰囲気だった。 オステッロ(ユースホステルみたいなホテル)もあった。 フォカッチャ屋で、フォカッチャとフォカッチャ・チーズを買った。 いまいちだった。 あと、BARでコーヒーを飲んで出発。 街から地下道をくぐって駅前に出て、リオマッジョーレへの道へ。 通称「「via dell’amore(愛の小道)」と言われるらしいが、どうも料金所ができたりした時からかチンクエテッレの道を総称していうみたい。 4時半ごろだったがもう薄暗くなってきていた。 いつも電車で通っている柱廊みたいな所の上に同じような道があった。 ここは完全に舗装されていて、30分ぐらいして角を曲がるとリオマッジョーレだった。 ***** で、5時ごろにリオマッジョーレに着いた。 帰りの列車は6時過ぎなので、街を少し見た。 この頃にはもうデジカメのメモリーがいっぱいになっていたので一枚だけしか撮れなかった。 メインストリートらしき、軽い坂道を歩き、食料品店に入った。 チンクエテッレの名物のワインをいくつか見て、甘口のワイン、シャケトラーを買った。 駅に戻る頃にはもう真っ暗になっていて寒かった。 6時12分、列車が到着。 空いてた。 ***** 8時前ごろ、ジェノバに着いた。 駅を出ると、警官というか機動隊がたくさんいた。 後でテレビで見て分ったけど、反グローバルのデモ行進があったらしい。 帰りに「La Cina」で野菜炒飯、野菜ミックスフライ(いまいち)を食べた。 *********************************************************************** 12月 15日 日 雨のちはれ --cannone-- 朝、キノコ乳粥+卵。 夕方からスピノーラ宮でコンサートがあるので、それまで家でパソコンをいじったり、市に行ったりしていた。 市で揚げたての揚げパン砂糖がけを食べた。 なかなかおいしい。 3時ごろにスピノーラ宮に到着、おみやげコーナーを見ながらマエストロを待った。 で、マエストロと仕事仲間、コンサートに使うバイオリンが到着し、控え室(?)へ。 スピノーラ宮は美術館になっていて、今日のコンサートはそこの一室と隣のいくつかの部屋を会場として催される。 使う楽器は、バイオリン「il Cannone」とギター。 このバイオリンは1700年代にグァルネリ・デル・ジェズによって作られたもので、普段はガリバルディ通りのトゥルシ宮に保管されている。 バイオリニスト、ニコロ・パガニーニが使用していた。 マエストロがこの楽器の管理を担当しているということで、今日は僕も特別にすこし見せてもらった。 ジェノバの宝ということで、常に近くに警官がいた。 コンサートのステージにもベルの形のヘルメットの警官が立っていた。 コンサートは全部で10曲でバロックの曲から最近の曲までいろいろ。 すごくよかった。 やっぱり、パガニーニの曲がしっくりくるような気がした。 終了後、マエストロ達は楽器を持ってサッと出て行った。 会場の出入り口ではお菓子とワインを配っていたので食べて飲んで帰った。 家に着いて、スパゲッティ・ジェノベーゼを食べた。 *********************************************************************** 第13週へつづく |