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カテゴリ:政治
◆「異次元」で飾る姿勢は低次元 岸田首相は昨年末から「異次元の子育て支援」と発言し続けてきました。 世論調査では育児支援策として一位は「教育費の軽減」など国民の要求は明確なのに岸田首相は子育て支援に関してあいまい漠然としていました。国会での首相の施政方針演説では肝心の点が抜け落ちていると、日本共産党志位委員長が次の点を指摘しました。 〇「異次元」と豪語するほど「子育て支援」に力を入れるというなら、その柱に教育費負担の抜本的軽減を据えるべき。 〇世界で最高水準の学費、日本独自の高すぎる大学の入学金、若者に数百万円もの借金を背負わせる貧しい奨学金制度改善。 〇憲法で無償とされている義務教育での給食費などの重い負担の改善。 ――この中の一つでも抜本的に改善のメスを入れる意思はあるのか。 議席数が少ないため発言時間が少なく、志位委員長は次の指摘で結んでいます。 「日本の教育費への公的支出は、対GDP比でOECD37カ国中36位と最低水準です。にもかかわらず来年度予算案の文教費の増加額はわずか102億円、率にして0・3%、物価高騰のもと実質ではマイナスです。「異次元の子育て支援」と言うなら、教育予算の抜本的な増額が必要ではありませんか」
この国会では安保3文書・軍拡の問題、物価金融など経済問題、統一協会に歪められた自民党政治、ほか数々の重要問題を審議する必要があります。共産党は冒頭の代表質問(参議院では小池氏)で問題提起し対案を示しています。 敵基地攻撃能力保有と大軍拡/岸田首相と正面対決/願いに応えた対案示す/志位委員長が代表質問/衆院本会議 (jcp.or.jp) 全文→志位委員長の代表質問 衆院本会議 (jcp.or.jp) ことごとく答えなし/首相答弁 志位委員長が会見 (jcp.or.jp) なお、「党首公選」論については次をご覧ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.01.28 10:05:48
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