テーマ:子供の病気(2173)
カテゴリ:子供の病気
手術当日。
家族は、朝8時までに病院に着いているように。。。 とのことだったので、7時半ごろには病院にいました。 8時ごろには両親も来て、手術着に着替えたり持ち物の用意をしたりしていました。 そして、9時。 手術のため、歩いて手術室へ向かいました。 娘は看護師さんに連れられ、一度手を振って手術室へと入っていきました。 歩いていく娘の後姿を見ながら、あふれそうになる涙を堪えていました。 私達はそのまま、手術が終わるまで元の病棟の食堂でただただ待っているのみでした。 手術開始から3時間経った12時10分。 手術が終わったと看護師から連絡を受け、執刀医からの説明があるため説明室へ。。 医師 「甲状腺は周りの組織をきれいに残して全て取りました。 ただ、甲状腺の活動が本当に激しくてつながっている動脈が広がっていましたので、そのまま動脈を残すと大量出血になって危ないので、そうならないように塞ぐ処置をとりました。 結果、カルシウムの関係の組織に十分に血流が回らなくなる可能性があります。 それは、おいおい経過を見ていこうと思います。 それから、取ったらすぐに顕微鏡で確認するつもりだったんですが、見ますか? (手術で取ったガーゼで覆われていた甲状腺を見せて) ほら、このように、黒い塊が複数存在していて、ぼこぼこしてしまってるんです。 顕微鏡で一部だけとって判断するよりも、全体をきちんと検査したほうが正しい診断結果が出ると思うので、このまま手を付けずに検査に出します。」 取られた甲状腺は、2つあって予想していたよりも小さくて。。。 きれいなピンクと言うよりは、少し変色していて黒くて丸いものが多数存在していました。 こんなものが、娘の喉に存在していたのかと。。。 あんなに大きく腫れ上がっていたのに、実際はこんなに小さくて。。。 でも、黒い塊がたくさんあって。。。 正直、どう表現したらいいのか良く分からない感情があったのは確かと言うか。。。 しばらくすると、術後の娘が元の病室に戻ってくるとの事で、待つこと30分。 やっと、ベッドに横になっている娘が戻ってきました。 口には、酸素マスク。。。 胸には、排血用の管と、心電図の装置が。。。 手には、点滴。。。 そして、下部にはおしっこ管も。。。 思わず息を呑みました。 酸素マスクをしている娘の顔は、少しむくんでいるようで、青ざめているようで。。。 手術室に、足取り軽く入っていった数時間前の娘の姿とは、まったく正反対の姿がそこにはありました。 全身麻酔も、取れているようで目を開けることはできましたが、うつろな状態で。。。 両親は、そんな孫の姿を見て耐えられなかったようで、すぐにその場を去るように帰って行きました。 正直、こういった手術を受ける親族は今まで誰もいなかったので、術後がこうなってしまうと言うことを、想像できていなかったのです。。。 (その2へ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年08月17日 00時08分32秒
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