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日本/フィリピン・国際結婚のブログ

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ニューストピックス

2006.05.05
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カテゴリ:カテゴリ未分類

さて、ここに来て4月よりも黄砂が減ってきましたが、それにしても今年はすごかったですね・・・

黄砂大発生、観測日数が過去最悪に接近


    北京で黄砂現象、道路や車が一面黄色に
 4月17日、中国の北京では黄砂現象で道路や車が一面黄色に。提供写真(2006年 ロイター/China Daily)(ロイター)19時31分更新


 洗濯物やクルマを汚し、健康への被害も疑われる黄砂が、今年は久しぶりに多い。1日までに、全国103か所の観測地点での観測日数が延べ591日に達し、昨年の451日を超えて過去最悪だった2002年の1132日に近づきつつある。

 東京でも先月18日に6年ぶりの黄砂を観測した。地球規模の気候変動、中国やモンゴルの砂漠化などが、その原因と指摘されている。

 ◆難しい「黄砂予測」◆

 今年の黄砂が多い理由について、中国国家林業局の当局者は4月20日、「今季は気温が高く乾燥しやすかった」との見方を示した。黄砂に詳しい九州大学の鵜野伊津志教授は「黄砂の発生は10年ぐらいの間隔で増減する」と気候変動の影響を指摘する。
(読売新聞) - 5月2日15時33分


わたしもかなり喉をやられました・・・(;;)

昨夜の報道ステーションでも「中国の問題」として特集を組んでいましたが、ここに来てもう一度蒸し返しますが、筑紫はこんな事を言ってましたよね・・・

中国との関係がいま冷え込んでいるだけに、こういう自然現象も、厄介な隣人を持ったものだなという感想を招きかねませんが、問題のポイントは、お互いが実は地理的には極めて近いということであります。風の向きによっては日本側からのいろいろな影響が中国大陸に及ぶこともあり得るわけでありまして、それより何より地球環境の問題、中国の工業生産がどんどん盛んになっていくときの大気汚染の問題。あるいは地球温暖化の問題、いろいろな問題を考えますと、自国だけでは解決できない、特に隣の国との協議が大事であります。


昨日の報ステでは古館が「中国は黄砂の4分の3は中国以外のモンゴルなどの中央アジアから飛んできている・・・今年は雨が少なかったので黄砂が多かっただけと言っていますが」って、中国に批判的に話していましたけどね・・・


ちなみに、昨夜のニュース23では筑紫は今週お休みなのに録画での「多事争論」延長版がありまして・・・で、それがもう大笑い・・・

アメリカのTVマスコミで、始めて反権力的なニュース番組のキャスターをやった「エド・マロー記者」を取り上げて『1950年代のアメリカで行われた「赤狩り」と呼ばれる共産主義者排除の動きがあり、それを先導した共和党のジョセフ・マッカーシー上院議員は彼らを「非国民、売国奴」呼ばわりして、英雄視された。そんなマッカーシーに逆らうマスコミがない中、真正面から受けてたったのがエド・マロー記者だった。』と説明し「私たちはエド・マローのようなジャーナリズムを発揮しなければならない」と結びました。

でも、マローやダン・ラザーはどんな権力が相手でも「正しくない」ことを徹底的に追求してきただけであって、筑紫のように「自分の思想から外れているものは糾弾し、どんなに弾圧的でも自らの思想に共鳴するものにはけっして牙は向けない」な奴とは違います。

エド・マローも、草葉の影で泣いていることでしょう・・・(>_<)

で、昨日の多事争論がUPされましたので、こちらへ転載しておきます・・・

News23 多事争論
5月4日(木)
「テレビと政治」

CBS「シー・イット・ナウ」(1951年~1958年)

私はキャスターと呼ばれる仕事をしておりますが、こういう形のテレビジャーナリズムの元祖を作った人は、アメリカCBSのエド・マローという記者です。彼は、自分がキャスターを務める番組を、スタジオからではなく、私が立っているようなテレビの副調整室から放送しました。

そして、私は「今日はこんなところです」と言って締めますけれども、彼は、「GOOD NIGHT & GOOD LUCK」という言葉で番組を締めました。それを題名にした映画が今、全国で公開されております。テーマは、一言で言えば、「政治とテレビの対決」です。

「グッドナイト&グッドラック」(配給:東北新社)
 舞台は1950年代のアメリカ。第二次大戦後に始まった米ソ冷戦のさなか、アメリカでは共産主義者を排除する「赤狩り」と呼ばれる動きが広がっていった。共産主義者と疑われた者はその職や地位を奪われ、赤狩りは映画界、マスコミ、そして政府内部に広がり、恐怖は人々の口をつぐませていった。その動きを扇動したのが共和党のマッカーシー上院議員だ。マッカーシー議員からの報復を恐れ、赤狩りを非難する報道を避けるマスコミにあって、CBSのキャスター、エド・マローは対決を挑んだ。

マローは、ラジオ時代の放送記者として戦争報道で、すでに国民的な英雄でした。しかし、マッカーシーは権力を持った英雄でありました。自らを愛国者に仕立てて、対立する者を非国民、売国奴呼ばわりすると、そういう形で次第に権力を高めて、大統領でさえ遠慮する存在になりました。

その背景には、東西冷戦で、共産主義の脅威が強まっているということがあったわけでありますけども、これは、9・11のテロリズムの後、愛国者でないと肩身が狭いということで、あのアメリカ人でさえモノを言うことをはばかった、そういうものと似ております。というよりは、いつの時代にもこういうことは起きうるということであります。

先月、東京都内で行われた「グッドナイト&グッドラック」の試写会の後、筑紫キャスターも参加して、政治とメディアをテーマにしたシンポジウムが開かれた。
 「イデオロギーとか時代の空気に(メディアが)反発するのは難しいところがある」(ジャーナリスト・嶌信彦氏)
 「“これが正しいこと”なんだと人々に訴えるのが、メディアのいちばん大事な仕事」(朝日新聞編集委員・星浩氏)
 「簡単に言いますと、マッカーシーに代表される政治は変わっておりません。そして、マローに代表されるメディアは変わりました」(筑紫キャスター)

テレビの大衆化。クイズなどの娯楽番組が多くの視聴者を集める中、1958年、マローがキャスターを務めた「シー・イット・ナウ」は6年8カ月の歴史に幕を閉じた。番組終了から3カ月後、マローは放送関係者が集まった席(シカゴ・報道番組制作者協会年次総会)で、「テレビは現実から目を背けている」と警告した。

マローは勇気ある放送ジャーナリスト、英雄として歴史に名を残しました。しかし、晩年は不遇でありました。マローのような勇気を、今のテレビの状況、あるいは私自身も含めて発揮できるかどうかといいますと、相当に難しいという思いがあります。

しかし、問題は何なのかというと、今、「小泉劇場」と呼ばれる5年が終わろうとしているわけですが、テレビが何を伝えるのか、何を伝えるだけで良いのかというテーマだろうと思います。小泉劇場と呼ばれる、その舞台を用意したのはテレビでした。だから、共犯者だという見方もあるでしょうが、やっている当人たち、私たちは、必ずしもそうは思っていなくて、政治で小泉さんがやることだけを伝えているだけなんだという弁解に走りがちであります。

しかし、マローが突きつけているのは、そうではなくて、「ただ垂れ流しで伝えているだけではなくて、それをどう考えるのかをテレビが示すべきだと、それをしないとマッカーシズムみたいなことが起きる」と、言っているわけであります。

今のテレビ、そして私自身に突きつけられている問いは大変大きいと、改めてこの映画を見て感じております。

1965年4月27日、エド・マロー死去(享年57)










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最終更新日  2006.05.05 18:02:43



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