七夕物語
七夕の日に、寸劇とスイカ割を施設でやりました。とても盛り上がりました。シナリオを公開しますので読んでみてください。七夕物語 天の川をはさんで、彦星と織姫登場。い 雨がしとしと降っている。 (じょうろで雨を降らせる) 織姫はすすり泣いている。彦星 「おー、織姫。なぜあなたは織姫なんだ!」 彦星立ち膝をしながら、天の川の向こうの織姫に手を精一杯伸ばしながら言う。織姫 「なぜ?なぜ?なぜ?なんで今年も雨なの?去年もその前もその前も… ずっと雨ばかり、私たちはいつになったら会えるの?私はおばあさんになってしまうわ」 織姫はイライラしながら歩き回る。彦星 「オレだって努力しているんだ。この一年間、毎日一つずつ照る照る坊主を作ってぶらさげていたんだぞ!この涙ぐましい努力をわかってくれるか。それに、この七夕の日に、笹に短冊をつけて「今年こそ織姫と会うことが出来ますように」と書いてぶら下げているんだ」織姫 「そもそも誰がそんな事し始めたの?他人の願いをかなえることが出来る力がわたしたちにあるのなら、まず始に自分の願いを叶えるわよ。冗談じゃないわよ」彦星 「まあそういうなよ。他人が幸せになるのを見て、自分たちも幸せになる気持ちがなくなったら、人生は乾ききった砂漠だよ。そういう心の余裕を持とうよ、織姫」織姫 「そうね、本当よね、人の幸せ… 自分の幸せ… あーやっぱり自分の幸せだわ」彦星 「ほら、下界の笹の葉に込められた願いを読んでごらんよ」各フロアの短冊の願いを気持ちを込めて読む。ひとつひとつ感想を述べる。織姫 「あー、こんな素敵な短冊が。「織姫と彦星が会えますように」の短冊を手に取り声を出して読む。織姫 「私たちのことを考えていてくれる人もいるのね。彦星の言うとおりだわ。私もみんなの幸せが叶うように祈るわ」するとたちまち雨が上がり、天の川に虹の橋が架かる。彦星・織姫 二人は端の中央で抱き合い、しばらく見つめあう。彦星 「織姫…」織姫 「彦星様…」もう一度抱き合い、手をつなぎスキップをしながら、織姫の星まで行く。彦星 「畑にスイカがなっているじゃないか」織姫 「そうだ!下界に下りて、下界の人たちと水か割でもして遊びましょう」彦星 「うん、グッドアイディア」各フロアでスイカ割りをする