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自民党総裁選(28日投開票)で、谷垣禎一・元財務相が党所属国会議員票(199票)の過半数(100票)を固めたことが22日までの読売新聞社の調査で明らかになった。 22日夜現在、谷垣氏支持は102人(51%)、西村康稔・前外務政務官は30人(15%)、河野太郎・元法務副大臣は28人(14%)。ただ、まだ態度を明確にしていない国会議員も約2割いる。今回の総裁選は、党員票(300票)が約6割を占め、各候補は議員票、党員票双方の取り込みに力を入れている。 谷垣氏は、党政調会長、国土交通相などの要職を歴任しているほか、温厚な性格による「安定感」が広い支持につながっているようだ。 3候補は派閥順送り人事を否定するなど、派閥の影響力を抑え込む方針を示している。しかし、支持議員を派閥別に見ると、候補が所属、または出身の派閥が基盤になっている現状が浮かび上がる。 谷垣氏は、所属する古賀派の9割以上にあたる31人から支持を受ける。他候補にリードされているのは、西村氏の出身派閥の町村派と、河野氏が所属する麻生派だけで、他の6派閥では大きく引き離している。 西村氏は、支持議員の半数以上の17人が町村派だ。伊吹派の4人も支持しているが、他派閥は0~3人にとどまっている。 河野氏支持も、所属する麻生派が7人で、無派閥の7人と並んで多い。 派閥側から見れば、今回も統一行動が取れていないケースが多い。特に、最大派閥の町村派(47人)は、西村氏支持が最多だが、10人が谷垣氏、6人が河野氏を支持している。町村信孝・元官房長官や森元首相ら派の幹部が方針を表明していないことが影響していると見られる。 当選回数別に見ると、衆院当選7回以上のベテランの約7割、当選4~6回の中堅の約6割が谷垣氏を支持し、西村、河野両氏をリードしている。 当選1~3回の若手では、谷垣氏支持が9人、西村、河野両氏がともに8人で、ほぼ互角。「中堅・若手の代表」を掲げ、世代交代を訴える西村、河野両氏は、肝心の「足元」を固め切れていない。 谷垣氏支持の議員からは、「経験も豊富で、清廉、政策にも明るい」(大島理森国会対策委員長)との声が聞かれる。河野氏については、「自民党の古い体質を引きずっていないのは河野氏だけだ」(義家弘介参院議員)との評がある一方、森元首相らベテランを名指しで批判する姿勢に、「議員からの反発が大きい」との指摘も出ている。 ※この記事の著作権は、ヤフー株式会社または読売新聞に帰属します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.09.23 07:43:46
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