|
テーマ:中学生ママの日記(17689)
カテゴリ:子供達
7月から始まったテレビドラマ「女王の教室」を2週連続見た。
先週は中1の末っ子も一緒にみていたが「こえぇー!こんな先生絶対やだ」といってそこそこにリタイア。 私はといえばなにか納得できないまま、絶対間違ってると思いながらなぜか見続けてしまった。 阿久津先生の言うことややり方は極論だけれど、どこかでだれかがきっと思っている本音の部分を寄せ集めたもののように思う。 たとえば 「人がうらやむような生活がおくれる人は、世の中の6% 日本という国は、そういう特権階級の人達が、楽しく幸せに暮らせるように あなたたち凡人が安い給料で働き、高い税金を払うことで成り立っている。 そういう特権階級の人達があなた達に何を望んでるいるか? 今のままずっと愚かでいてくれればいい。 世の中の仕組みや不公平なんかに気づかず何も考えず、上司の言うことをおとなしく聞いて戦争が始ったら、真っ先に危険な所に行って戦ってくればいい」 第1話でそんなセリフがあった。 なんていうことを・・・と思ったが、実際「ゆとり教育」が始まったころこんな話を聞いたことがある。 戦後日本はみんなの学力の底上げに必死だった。学校教育もそれを主眼に行われてきた。でも国を動かすエリートは何人もいらない。限られた人数でよい。「できない者はできないままでいい。できる者を限りなく伸ばすことに労力を振り向ける。やがて彼らが国を引っ張っていく。非才、無才には、せめて実直な精神だけを養っておいてもらえばいい。それが『ゆとり教育』の本当の目的。エリート教育とは言いにくい時代だから、回りくどく言っただけの話だ」と。 第2話では抗議にきた母親たちをすんなり手なずけてしまう。 「親なんて所詮成績があがってくれればいい。面倒な問題を起こさなければいい。担任が自分のこと気にかけてくれるってわかればいい。要するに自分さえよければいいの」 たしかにそれ以上のこと担任の先生に求めたりしない。 たしかに自分や自分の子がよければそれでいいかもしれない。 ただこの阿久津先生、最初に生徒たちに会うときにはすでに名前と顔、特徴を頭に入れてあるらしい。 家庭環境やクラスでの位置、秘密まで握っているようだ。 間違っても名前の読み違いや「これなんて読むの?」なんてしない。 そしてすごいのは授業中トイレに行くのは自己管理が出来ていない証拠とトイレにもいかせない。 でも経験がないから確信はないけど、受験のときトイレに行きたいといって行かせてもらえるのだろうか? そして遅刻する人がいて授業が遅れたら終わりも遅くすると。そうでもしないとみんなに迷惑をかける人は反省しないから。 連帯責任・・・いやな言葉だけど、今問題のある生徒は遅刻しようが、校則違反をしようが学校側は触らぬ神にたたりなし状態のことが多い。 そう切り捨てている。 とにかく後味が悪いドラマなのに、なぜか来週も見たいと思っている。 阿久津先生のセリフは辛らつだけど、もしかしたらこれが本音?!と思えることがたくさんある。 ただ本音だけでは世の中生きられないから建前も必要なのです。 末っ子の担任の先生の教科は数学。末っ子曰くわかりやすいし面白いそうだ。 でも「40人満遍なくみています」 この言葉は建前ですよね。それか希望ですよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[子供達] カテゴリの最新記事
|