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テーマ:中学生ママの日記(17700)
カテゴリ:日常の出来事
以前末っ子が「敬語って最後にです、ますをつければいいんでしょ」と言ったことがあり、いやーそれだけではないんだけど~と言いながらうまいこと教えてあげられなかった。
一口に敬語って言っても「敬語の中にはね、尊敬語、謙譲語、丁寧語があるの」というところから教えないといけないわけだし。 それをきちんと説明できるかと言うと自信がない。 だいたい私自身きっと変な敬語やら言葉使いを使っている可能性が大きい。 今朝フジの「特ダネ」で特集していたが ”敬語”の使い方の間違いが増えていると感じている人は8割に達し、”敬語”に対して自分で自信のないと答えた人が4割いたとか。私もその中の一人かな。 例えば高校生が担任の先生に 『明日父が参りますが、お目にかかっていただけますか』 この言葉使いが正しいと答えた人は44%、正しくないと答えた人は 46%。 正解は正しくない。 「お目にかかる」は身内に対しては使ってはおかしい敬語になるわけで。 確かに日常生活の中でも首をひねりたくなる言葉使いがある。 以前話題になったことがあるが、「ファミレス敬語」「コンビニ敬語」 例えば 「1万円からお預かりします」 「コーヒーのほうお持ちしました」 「こちらサラダになります」 聞いててあれっ?と思うけれどこれは「プロ仕様の言葉」なのかしらで済ませていたけれど。 何が正しくて何が正しくないのかやはりむずかしい! ”敬語”というのはもとは身分制度をあらわしたもの。 自分よりも身分の高い人への言葉づかいだったわけだが、今は身分の上下に関係なく、相手への敬意や心づかいを表す言葉として、敬語が使われると思う。 謙譲語を乱発すると、卑屈な感じがしてむしろ感じが悪いだろうし、 丁寧語も「お」や「ご」をつけすぎると耳障りになる。 だから学問上の敬語ではなく自然に相手を敬いながら出る言葉を大事にしたいとも思う。 だがそれを子供に教えると言うのもやはりむずかしい。 あるコラムにこんな文章があった。 【敬語とは上下関係を示すものではなく、相手との距離を示すものなのである。親しい関係かそうでないかを示すものである。 例えば、学校で先生に敬語を使うか?と考えると、生徒に人気のある先生ほど敬語は使われない。そして、人気のある先生ほど生徒は尊敬しているものだ。尊敬しているからこそ敬語を使わない。敬語を使うということはその人との間に距離があるということであり、それは相手が自分にとって重要ではないと言っていることだからだ。敬語を使わないということは、相手に強い結びつきを感じているということだ。それは友情であったり、尊敬であったり、愛情であったりする。 】 敬語を使うか使わないかは身分の上下ではなく、距離。 確かに今時の敬語事情なのだろう。 私自身このブログを書くにも丁寧語を使ってみたり、いわゆるため語だったり、ちょっと支離滅裂。 「よろしくお願いします」とするより「よろしくね」のほうが親しみを込めているつもりだったりする。 究極のところ、「人に不愉快な思いをさせない言葉使いをする」に尽きるとは思いますが・・・ ☆おまけ☆ 【尊敬語】 相手を高めて表現することで、相手への敬意や心づかいを表す。相手の行為を「なさる」「おっしゃる」「いらっしゃる」などと表現したり、相手に関する事柄に「お」(お名前、お宅)や「ご」(ご両親、ご親切)をつけたり、相手の名前に「様」をつける表現。 【謙譲語】 自分を低めて表現することで、相手への敬意や心づかいを表す。自分の行為を「いたす」「もうす」「まいる」などと表現したり、自分に関する事柄に「拙」(拙者、拙作)や「弊」(弊宅、弊社)をつける表現。 【丁寧語】 相手に対して丁寧な言葉づかいをすることで、相手への敬意や心づかいを表す。「~です」「~ます」「~でございます」という表現。その他に、「お茶」「ご飯」などと言葉を美しく表現する美化語がある。 普通語 尊敬語 謙譲語 食べる 召し上がる いただく あげる 差し上げる 頂戴する いただく 見る 御覧になる 拝見する 行く いらっしゃる 参る 伺う する なさる される いたす 聞く お耳に入る うかがう 承る もらう お受になる いただく 寝る おやすみになる やすむ いる いらっしゃる おられる おる 思う おぼしめす お考えに 存ずる 言う おっしゃる 申す 申し上げる 来る いらっしゃる おいでに 参る 伺う 知る ご存知 存じ上げる お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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