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テーマ:中学生ママの日記(17700)
カテゴリ:日常の出来事
「ゆとり教育」が学力低下を招いたということで、次期指導要領の理念は現行の「ゆとり」から確かな学力をつけるための基盤となる「言葉の力」に転換されるそうだ。
「言葉の力」・・・いまさら重要視されるものではないように感じる。あたりまえすぎて。 さて学校教育ではこの「言葉の力」をつけるため、どう指導していくのか・・・?! 「ゆとり」が事実上なくなるということは、授業時間も多くなるということだろうか?! 今末っ子の中学はなぜか5時間が多い。 部活がないと3時ちょっとすぎに帰ってくることもあり、びっくりする。(通学時間は30分近くかかるのに) 昨日、おもしろ・いい話を読んだので。 島田洋七さんの「ばあちゃんとの八年間」 彼は7歳のときから中学卒業までの8年間、家の事情でばあちゃんの家に預けられた。 ばあちゃんと二人きりの貧乏な生活。 学校から帰って 「ばあちゃん、腹減った!」 というと答えは決まって「気のせいや!」 テレビもラジオもないから外に遊びに行こうとすると 「腹減るから行くな!」 じゃあどうしたらいいのか聞くと 「早よ寝ろ!」 まだ夕方の4時半。 でもすることがないから布団に入る。11時ころ目が覚めて 「やっぱり腹減ったわ」 今度は「夢や!」 そうかなあと思いながらまた眠りについた。 朝やっとご飯が食べられると思って起きると 「昨日食べたやないか!そんなこと気にせんでいいから、さっさと学校行って給食いっぱい食べろ!」 待ちに待った給食。本当にうまかった。 自分と同じ世代の人は「ミルクがまずかった」「パンが硬かった」とか言うが一度もそんなことを思ったことがない。 要するに、人は腹減ったら何でもおいしく食べられる。 今だったら虐待とか言われてしまいそうな生活?? でも学校の成績が悪くてもばあちゃんは怒らなかった。 「体育は5だけど、あとは1か2ばっかり。ごめんね」 と謝ると 「大丈夫!足したら5になる。心配するな、人生は総合力や!」 世の中には何万種類も仕事があり、それぞれに応じて頭のよさやものの考え方、アイデア、体力などが必要となる。それが世間だ。おまえは心配するなということらしい。 毎日毎日ばあちゃんとよく話すことがあったなと感心するくらいたっぷりしゃべった。 それはテレビもラジオもなかったせいだろう。 家の中で動くものといえば、ばあちゃんとニワトリだけだった。 ばあちゃんとの8年間は「今の僕の財産になっている」 こんな風におおらかに子どもを育ててあげられたらいいのにな。 「言葉の力」・・・本来生活の中で育てなければいけないのにね。 ところで島田洋七さんって一時期の漫才ブームの原動力となった人だが、今は何をしている人なのだろう・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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