みらいノ素(もと)

2010/10/04(月)01:11

ごはんの友

本(165)

先日届いたどっさり野菜の中に、紫蘇の穂と茗荷。 外出続きでバタバタとしていのたですが、その合間に紫蘇の穂をしごいて実を取り佃煮に。今日の弁当のごはんに混ぜていたところ、「おいしかったわ~」と。弁当作りはどうやって手抜きしてやろうかとスキばかりうかがっているのですが、このことばを聞くとひと手間かけた甲斐はあったというもの。気をよくして茗荷は半分を甘酢漬け、半分は茄子やキュウリと醤油漬けにしておきました。はい、ごはんの友です。 弁当といえば、妹からおもしろい本を借りました。 子どもからお年寄りまで、そして仕事も千差万別。出会った人のお弁当を撮影して、個々の仕事にも触ながらお弁当を語るドキュメンタリーな一冊、『おべんとうの時間』という本です。写真だけ見てまだじっくり読んでいませんけれど、本当にお弁当っていろいろですねぇ。もっとも、ここに登場する人に共通するのは(まだ写真で判断する限りですけれど)、冷凍食品をチンというよりはたとえおむすびひとつであったとしてもちゃんと手作りをしているということ。おそらく「突撃となりの晩ごはん」形式なのでしょう。飾らない弁当がリアルに生活を語っているようで、人間くささを感じます。妹は「雑穀米が意外に多いことに驚いた」と言っていましたが、時代がそういう傾向なのか、撮り手の趣向なのかはわかりませんが、ヘルシーなお弁当が多いこと。手が込みすぎたり、飾りが多かったりというのではなくて、いわゆる「茶色い弁当」がこの本の主流のような気はしますが、そのどれにも見習うべき点は多いです。文章を読めばまた感想は変わると思いますけれど、写真を眺めた限りでは「昔語り部」の仕事をされているおばあちゃんのお弁当が好み。メインの箱にはえびの塩ゆでかうま煮か?青菜のおひたし?菊の花の酢の物?切り干し大根?詳しい説明がないから解りませんが、そういうのが詰めてあります。「おまけ」みたいに別のちいさなアルミ箱にはお漬け物ばかりを詰めてあって、これもまたおいしそう!! 朝、これだけのものを用意しようと思ったら、早起きして時間を作るか、要領よく前日準備しておくかですもんね。で、後者をとった私はさきほどアスパラを茹でておきました。起きたらチーズを乗っけてオーブントースターでチンします(もちろんごはん友もフル活用ですよ)。

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