みらいノ素(もと)

2011/02/24(木)21:30

思いやりのこころ

しごと(278)

朝から夕方まで、20人分の取材でした。 昨夜から元気のでそうなサプリとドリンクを摂取して朝にもゴクリ。「よっしゃ」と自転車でゴー。 人間相手なので個人的には合わないという人もあります。特に一般の方は取材なん初めてのことが多くて緊張でなかなか話してくれない場合もあるのです。私は「仕事」と割り切って、喋るスピードや声のトーンを相手に合わせて変えていきます。くだけた方がいいなと思えばずっと笑って友だち風にすることもあるし、言葉を選ぶ人ならば情緒的な表現をたくさん使ってみたり、プライドをくすぐるためにわざわざ難しい言い回しで質問したり。とにかく、今日みたいに20人もいると自分もコロコロ人格変えるくらいの気持ちにならないと、相手から短時間で話しなんて引き出せません。 ハードはハードですが、とてもいい気持ちで仕事させていただけました。 というのも、取材対象の方は他の人のインタビューをまったく見ていないはずなのに、みんながみんな別れ際に「これで文章を作るのよね?あなたのお仕事って大変、本当に大変だわ」とねぎらってくれるのです。一人目には「そうなんですよ、大変なんですよー」なんて笑っていたのに、次々に言われるものだから「いや、それほど大変じゃないです」……。えぇ、ほんとにそれほどでもないんです。 こんなことを言われたことなんて、これまであったのかしら?! これも職業柄なのか。その言葉をかけてださったすべてが看護師さん。思いやりの精神にあふれているからでしょうか。 あの。ライターの仕事なんて看護師さんの比じゃないんですから。 大変なことも厭わず仕事をされてる上に相手を思いやるとは。かなわないなーと思ったのでした。

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