みらいノ素(もと)

2011/08/06(土)18:40

黙祷

生活(860)

こんな暑い夏に原爆は投下されたのだなと、今朝は黙祷を捧げました。 戦争を知らない上、私たちはちょうど第二次大戦の歴史をわざわざ避けるように教えられた世代。親や先生や祖父母や、戦争を語れる人は身近にいたはずなのに、生々しすぎて戦中の話を積極的にしようという時代ではなかったのでしょう。息子が小中学生時代に学んできた話を聞くと、日本が他国にやってきたことも受けたこともきちんと歴史として教えられていて、また平和教育の一環で戦争体験を聞く機会が設けられていることもほぉーっと思ったほどでした。 原爆投下、終戦宣言。そこから日本人はがむしゃらに復興の道を歩んだのだなと、現代と重なるところもあって今年は本当に感慨深いのです。 がむしゃらに歩む中では合理化も必要だったのでしょう。アメリカの言いなりになることも致し方なかったのでしょう。ただ、すっかり復興を成し遂げてひと世代の役目が終わり、次世代に受け継ぐときに出てきたひずみを修正しないままやってきた結果が今。ああ、うーん、と思うことのなんと多いこと。 ここでもうひと踏ん張りなんだろうなぁ。エネルギー問題しかり。食のあり方しかり。 戦争を知らず、高度経済成長中の日本に生まれ、若い頃をバブルにおぼれて「日本は安泰」と信じて学ばなかった私たちの価値観は古くて嘘くさい。この世代を作った親世代もそう。早く政治も経済界も世代交代して、日本の本来あるべき姿へと復興したらいいなぁと思う。

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