みらいノ素(もと)

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• プロカント風

  先週、倉敷での作品展で見つけた藤原加寿子さんの新作。素敵～と思いながらお財布との相談で「また今度」とぐっと我慢した……ら、今日でかけた「おひさまアートバザール」の彼女のブースで同じテイストのやつが心を鷲づかみ。値札がなかったので「これいくら?」と聞いたら2個で1500円なんていう。「これもいいなあ」と見ていた片口の鉢もそうだというので、迷わずふたつをゲット。ものすごくいい買い物してしまった。藤原さん、ありがとう!!最初に手にしたのは小花を活けるのにいいなあと思ったの。「試しに1個作ってみた」とのこと。プロカントっぽい風合いが今の私の心にグイグイ。ティースプーンやスティック砂糖を入れてもお洒落そうだなあとか考えながら、机の上に飾ってみました。左端がそれです。ね、いいでしょう。錆びた風合いがなんともいえない懐かしさを漂わせる。そんな気がしませんか?嬉しいものを手に入れ、ウキウキしながら出石廻りのイベントエリアへも。メイン会場のライブを耳だけでとらえてふらふら歩き、結局某所でお茶のみながらバカ話。アートイベントの中心で、美術家とカメラマンとコピーライターと高校生が「どんなAV作る?」とアートとは無縁の話で盛り上がっていたのでした。

  2011年11月13日

• 京都プロレス

  うわ～ん!!このニュースにくぎ付け。興行でこっち来ないかな。いや、地元にもこういうのができたらいいのか～。でもちょんまげや舞妓は京都だからこそだもんなあ。いろんな覆面キャラが作れておもしろそう。応援します、京都プロレス。

  2011年09月23日

• 

  かわいげ

  食は大事。添加物はよくない。とはいっても、ガッツリ「正しい食生活」を守るならば相当ストイックな食生活を強いられるわけで、その程合いというのがねぇ。私、三食に関しては自己採点60点くらいはできているだろうと思うのですが、週に1,2度はスナック菓子で発泡酒、これがやめられんのです。日々の食事ではなるべく取り込まないようにしている化学添加物ワサ～ッです。おっほほほ、実はジャンクな女なの。ストイックすぎるとかわいげのカケラもなくなっちゃうもんね(という言い訳)。今週は飲み会があるのを楽しみに「家飲みはしーない」と決めていました。スナック菓子も食べないはずでした。……がっ。ダンナのやつ。私の好きなんをぽんと机に置いておる。わーん、ダメダメ。これ、ビールと合うんだよなー。くー。やっぱり行ってこようかなぁ、コンビニ。←わざとアルコールの買い置きをしないようにしてんのに、近所にコンビニあったらどうにもならんね。

  2011年06月14日

• すごいイットク

  友人の「つぶやき」で知ったこれ。イヤーイヤー、驚いた。まさかの荒川良々も山村紅葉も宮藤官九郎も鳥肌実もイッパツで当てられちゃったよ。近藤良平だけは3回かかったけど、それも正解。こわすぎる、岸部一徳。

  2011年06月13日

• ストレス

  私の性格、どうもお気楽に見えるらしいのですが実は小心者で心配性なのでストレスはものすごいのです。他人様に対して「大丈夫ー」と言うのは実は自分に発している言葉だったりして、でも当の本人は全然大丈夫じゃなくてドウシヨウドウシヨウが渦巻いている状態だったり。相反するようですけれどある部分では楽天家の部分も大きいので、なんとかそれで持ちこたえている私の精神状態(^_^;)が、それも極限に達したか昨夜は腹痛に見舞われまして。もしかして食中毒?!と大慌てしましたが、下痢ではなく(お恥ずかしい話)なぜかいい状態ののが「これでもかっ!!」というほど。冷や汗かくほどの痛みが長く、トイレから出た私は顔面蒼白であったようです。コーヒーを淹れる準備をしていた息子が、これは体を温めなくてはいけないという判断で紅茶に替えてくれ(日頃の食への教育が生きました!!コーヒーは体を冷やすのでこういう場合には不向きのはず)、毛布で体を覆ってくれました。しばらく横になって痛みも治まったとひと安心。一夜明けて、今日は弁当作って朝食、洗濯、掃除とすませたところで再び腹痛。またまた「これでもか」というほど排出。梅干しを口に含んで20分ほどぐったり。動けるようになったところで急いで母の墓参り。昼は玄米粥のみ。昨夜までは、もしかしたらトマト煮にしたイワシがよくなかった?と疑っていましたが同じモノを食べた家族に異変はなく、今日になって「ひょっとしてストレスから?」との疑い。冷え?病気?にもあまりピンとこなかったので、たぶんそれだということで(^_^;)こんなにひどいのは初体験なので本当に驚き!!でも、思い当たることはあれこれあり、自分の疲れすぎている心に気づいて「今はぼんやり呼吸だけしていたいな」という本音がこぼれました(ほんと、頭の中をカラッポにしてただ息だけしていたいわ)。おかげさまでイケる口です。が、浴びるほどには飲みません。こういう時にはいつもより少しだけ多めに飲んで何も考えないのがいいのでしょう。ぼーっと過ごす時間を作るために350mlを2本だけ飲んで寝ます。

  2011年05月08日

• 薄着

  もう春だからと、打ち合わせには無理して薄着で出かけていたら、暖かいのか寒いのかがわからなくなってしまっておりました。今日も薄い1枚にジャケットを羽織って出ていたら「miraicci、今日寒くない?」と言われて「えっ、そうなの?」という具合。午前中は元気に過ごし、午後からやたらとくしゃみが出るので「えーっ、花粉症復活?!」と憂鬱。頭も重いし、こりゃ一気に来たねと思っていたのです。が、違いましたね。風邪ですね。たぶん体が冷えたのです。ものすごく厚着しても体の芯が寒いの。ようやく暖かいのか寒いのかわかりました(^_^;)　花粉症と違うこともわかりました。ああ、それでか。昼は久々に天然酵母パンを食べたところ、食べても食べてもおなかがいっぱいにならないのです。夜はおでんでしたが、食べ盛りの男子以上に食べ、ごはんも2膳。家族が呆れるほどの食欲!!体が欲しているという感じです。野性的ですよ。快方にむかうために「栄養をもっとおくれよ」と体が言っているようで、これが自然なんだよなと。食べるだけ食べたら元気になったような、そんな錯覚。

  2011年03月11日

• お節の用意ができました。

  伝統的なお節は作りません。食べられるものを食べられるだけね。今年はだし巻き卵は作らず、バカの一つ覚えみたいにケーク・サレ2種。ひとつには先日もらった百合根を入れて、やや和風の仕立てです。友人からもらった手作りゆずジャムも使いましたよ。おかげでサツマイモの甘煮がいい香りを放っております。煮しめとブリの照り焼きはいつも姑ちゃんが用意してくれてるし、私は無理せずできることだけを。お互いの領域には入らない。A型の私とB型の姑は、こんな具合に仲良く役割を分かち合っています。入らなかった分は今夜のおかず。またまたいただきもので、殻付き牡蛎がやってきました。お雑煮に入れようかと思ったけど、おいしそうで明日まで待てない!!今夜蒸していただくことにします。年越しソバだけではさびしいもんね。終わりよければすべてよし。よい大晦日ですなぁ。

  2010年12月31日

• モノが腐るということ

  この前「こわい話」を聞いた。「食パンを何ヶ月かそのままにしたんよ」「うんうん」「それなのに……全然カビが生えてないんよ」「うえぇ?!!!!!」。夜食代わりに食パンをバクバク食べていたはずの人なのに、以来、食パンが気持ち悪くなっちゃったんだって。そうだよなあ。子どもの頃の食パンって、ちょっと置いてただけでも青いカビがうっすらと生えているのを見たよ。けれど、最近は青カビなんて見たことない。冷蔵庫のせいかと思えばそういうわけではなし。私たち、防腐剤をどれほど摂取しているんだろ(^_^;)。モノが腐らないってやっぱりコワイよねぇ。ところで先日、めずらしいことに息子が「急に食べたくなったからバナナ買ってきたわ」と。別に気味悪がらせるつもはなかったのですが、「今度からフィリピン産よりできれば台湾産にしときなさいよ」と。フィリピン産のは農薬漬け(ポストハーベストね)とよく言われてるもんね。輸送の段にどういうことが行われているか現場を見たわけじゃありませんが、食の安全についての本を読んでるとよーく出てくる話。だからバナナは流水で洗って端を1センチほど切り落として少し安全にして食べたらいいと書いてあるものもあったし(軸の部分に農薬がたまりやすいからだって)、薬剤が皮から実へと浸透するから食べるだけで危険(だったら端を切り落としても意味ないじゃん!!)というのもあったり。小さい子どもやお年寄りもよく食べるものなのになあ。台湾産のはそこまでひどくないようなので、安全性を考えるなら産地を選ぶということらしい。ま、売ってるバナナの色と値段を見たらそりゃわかるよね。いつまでも不自然なほどに黄色いフィリピン産。カビが生えたり腐ったり、そんな当たり前のことが受け入れられない食環境。このままでいいのかしらん。

  2010年12月21日

• ハマリもの

  プロダクションの方からいただいた「シュガーバターサンドの木」はまさに私のツボ。サクッザクッとした食感の中にホワイトチョコクリーム。お、い、し、い～～ヽ(^0^)ノヽ(^0^)ノヽ(^0^)ノ

  2010年11月23日

• 駄菓子屋さん

  ふたりでウインナコーヒーを飲みに行ったら、マスターから「はいっ」と手渡されたものに「うおお、テンション上がるわー」と喜ぶ息子。｢若い人なら誰でも知ってる」らしいそれは、私にとってはお初。ふたりはいかにブラックサンダーがイケてるお菓子かを熱く語ってくれ、そして話は駄菓子ネタ。「うまい棒もよっちゃんもビールに合うよねぇ」などと大人な話になったところで、俄然そういうのが食べたくなって帰りに駄菓子屋。ブラックサンダーもちゃんと買ったし、うまい棒の「こんなに種類があったのか!!」も確認(えびマヨ、とんかつソース、牛タン塩にチキンカレーですか?!)。いかにもカラダに悪そうなこういうのも、たまにはよしとしましょうや(^_^;)会計をしながら、お店のおじちゃんがボヤいたりうんちく垂れたり。ふふふ、それがおもしろかったのね。チロルは10円の時代があったんだけど(ええ、知ってますよ。この歳ですからね)、コンビニで販売するためにはバーコード当てられるようサイズ変更しなくちゃならなくて「その分大きくなって値段も上がっちゃんたんだよねー」とか、「梅干しもイカも、流通に乗せられない切れ端みたいなのを材料にしてるからこの値段でいけてたんだけど、今は原料不足で値段も上がってて、こういうの作る業者は大変なことになってんのよ」とか。小さい子どもたち相手の商売。みんながおこずかいで買えなきゃ駄菓子じゃなくなるし、値上げもままならずとのこと。なかなか大変な世界なのね。おじちゃん、がんばれ!!PSということで、わが家にもやっとブラックサンダーの波がやってきました。「こういうお菓子があるの、知らないの?」とふたりでダンナに知ったかぶりしたところ、ダンナ、それが悔しかったのかコンビニで大人買い。大人げないです。

  2010年11月15日

• ちょいネタ

  ………は、こちらでつぶやいております。

  2010年08月08日

• 息子の悩み

  演劇部に入ったKAIは悩んでいる。　台本を読んで、やりたい役を選んでください。　もし希望の役が重なったらオーディションとなります。男子部員はふたり。そして、男性の配役はふたつ。ひとつは「先生」でひとつは「イケメン」。さあ、あなたならどっちを選ぶ?

  2010年04月30日

• べんきょう、再び

  今月1日に申し込んでいた通信講座のその後。あんまり届かないので「どうなってますのん?」とメールをしたら、申込日に返信メールがあったのを私が見逃していたらしく(迷惑メールに振り分けちゃってたのか)。再度指示に従って入金手続きをすませて、今日テキストを手にしたのでした。ようやく届いたそれは、私が想像していたのより遙かにぺらぺらで。えっ、これで3ヶ月分?!しかーも、そのほとんどがカラーコピーで作ってあったりして(笑)ネットを通じて調べた限りでは、ここは学校も経営している協会で、その学校案内もかなりしっかりしたもの――という部分で信用してみたんですけれど。まだ内容確かめてないのでアレですが、この通信教育では3回課題を提出して資格認定となり、その課題というのはなかなかおもしろそう。進研ゼミみたいに問題に答えて採点されるのかと思ってたら、企画したり作ったり、その証拠をちゃんと写真でおさえて提出しなきゃならないようです。できるのかな、私。ぺらぺらだけどもしかしたら内容は濃いのか?まだよくわかんないけど、学生気分でやってみまーす。

  2010年03月25日

• 

  かっこいい仕事

  午後一に姑ちゃんの病室に入ったら、背後の窓に人の気配。んむむむ?ここは9階、誰かがのぞくはずな………ギャー―――、ひ、人がいた～～～!!!!ふぅ。窓ふき作業中でしたか。それにしてもシンプルな装備で吊されているんですねぇ。素敵素敵、かっこいいお仕事ですわ。

  2009年09月24日

• 

  食いしん坊、バンザイ

  フルーツ朝食の後は、昨日収穫したバジルとシソのペースト作り。バジルの香りは危険。パスタが食べたくてたまらなくなり、昼はこれ。エビとバジルのパスタと、シソペーストとワインビネガーのドレッシングをたっぷり使ったグリーンサラダ。夜は和食であっさりと。今日はさつまいもごはん。食後には、友人からの甘い誘惑。友人手作りのガトーショコラと、義妹からもらったシフォンケーキ。ごちそうさまです。

  2009年09月21日

• おばあさん

  某場所で、知らないおばあさんがトイレの前でうずくまって「ちょっとしんどい」と言う。｢大丈夫ですか?」と声をかけると、「この天気の具合なのか頭がフラフラするんだ」と。「そうですねぇ、天気の具合でそういうのありますねー」と相づちを打つと、でも、私のは……と意味深な顔。すぐに「あら、言ってはいけないことを言っちゃった」風に口を閉ざしたので、別に聞く理由もないしねと放っておいたら独り言のようにブツブツ。なんだ、聞いてほしかったのか。吐き捨てるように「これは、私がいろんなことで苦しんでいるから来る痛みなのよ」「まあ、人間生きてりゃいろいろありますよねー」「いや、私がどれだけ苦しんでるかは他人にはわかりゃしない」「まあ悩みは、人それぞれですからねー」「ふん。どうせ幸せな人に話したってわかりゃしないんだ」。あははははは、毒づかれてしまった。ちょっとおもしろくなってきてたのでさらに相手してみたかったのだけど、トイレが空いて私が入ることになったのでそれっきり。年寄りがひがみっぽいのは、いずこも同じかー。

  2009年09月15日

• なにの大食い

  病院行って、本屋に行って、コーヒー飲んでの帰りがけスーパーへ。なんかもうクッタクタでカートを押していたら、店内いたおばちゃん同士の会話が耳に入ってプッ。｢前はヤセの大食いだったのが、ただの大食いになって、今じゃメタボの大食いなのよー」うははははは、ご主人のことかしらね。私も気をつけようっと。

  2009年09月12日

• 昨日観たもの。

  松尾スズキが出演する映画って、なんでこうねっとりとした感じになっちゃうかなあと思いながら『インザプール』を観た。イカれた精神科医・松尾スズキと継続性勃き症(←漢字にすると「わいせつ」と判断されてエラーが出たよ)のオダギリジョー、プール依存症の田辺誠一、強迫神経症の市川実和子の、なんだこりゃなストーリー。オダギリジョーの陰が妙に薄くて､松尾スズキのこってりさが際だつ映画。KAIが以前、本を読んでいて、それがおもしろかったからのことでツタヤへGOだったのだが、うーん。うーん。ちょっと笑って終わりでした。ふせえりが出てなかったら、もっとつまんなかったかも。その前は、DJ+シンガー+アーティストのマドモアゼル・ユリア出演の番組録画。私としては、特に目新しさを感じないユリアだけど、この人のファッションとかKAIはお気に入りの様子。……と、子どもにつきあって映像を楽しんだ一日なのでした。『インザプール』が思いの外におもしろくなかったせいか、何年も前に録ってそのままにしていたビデオテープをがさがさと物色する息子。寺山修司の『田園に死す』が観たいという。10年ぐらい前、すごく小さかった頃に初めてこの映像を見せて、それからもう少し物心がついた頃に1度見せたはずだけど、あんまりいい反応ではなかった。そうだ。KAIが小さい頃には進んでアニメなどを見せた記憶はなくて、前衛的なパフォーマンスだとか、ディスカバリーチャンネルでやっていた宇宙の仕組みの特集だとかネアンデルタール人の特集だとかを見せていたなあ。その断片を覚えていているようで、今になってちゃんと観たくなったみたい。私も忘れるほどの古さなので「へー、こんなのもあったか」と。オペラ、バレエ、歌舞伎、浅野忠信出演のいろいろ、元妻・Charaのライブ、天知茂の『地獄』、アニメの『聖書物語』……。目当ての『田園に死す』をようやく探し出したと思って再生してたら、なんとなんと、そこには大人計画の特集が上書き録画されていたらしい。くぅ。また松尾スズキかよっ。

  2009年09月06日

• 

  今日の買い物

  ちょいと車を選びにTヨタとNッサンへ。bBとcubeを試乗させてもらい、Nッサンでは｢乗ってカンガルー」のぬいぐるみまでもらい……結局、知り合いの店でさらにお安くbB購入を決定。大きな買い物を一日で決める。あ、私ではなく妹が、ですよ。靴も買いたいというので、立ち寄った個性的なセレクトショップ。指をくわえて見ているだけではつまらないので、私はチョーカーを購入。

  2009年03月29日

• 開店おめでとう

  友人がお店を開きました。パチパチパチ…おめでとう。ステッカーが手軽に作れます。私も近々注文しようっと。

  2007年01月30日

• 昨日、倉敷で。

  今日は市長選挙（と、そのついでにお買い物）にでかけた以外は家でゴロゴロしておりました。昨日は夕方からよーく歩いた。日頃の運動不足がたたって、疲れちゃったんでしょう。さて。昨日は倉敷のギャラリーで「エゴンシーレを題材に人形を作っている人の個展があるよ」と聞いていたので、仲間たちとそちらに行くことになっていた。友人で鉄の彫刻家（←KAIはてっつぁんと命名）が、エゴンシーレ人形作家と知り合いと言うので、せっかくだから一緒にオープニングパーティーに参加させてもらうことにしたのだ。ガレリアプントは去年、KAIの作品展を企画していくださったギャラリーで、この倉敷店は岡山店につづいて昨年オープンしたばかり。オーナーがオープンのために奔走していたのは知っていたのだけど、実際に行くのは実は初めてなのでした。パーティーの前にはアーティストトークがあるとのこと。それが夕方5時から。その前、ま、せっかく倉敷に行くのだからと友人F氏も誘って、先日から秋の公開が始まった「有隣荘」に。以前、山口晃の作品展示があった時に行きそびれ、今回がはじめて。やなぎみわのインスタレーションがあるというのにそそられた。初めて知ったのだが、有隣荘は大原美術館を創始した大原孫三郎が大原家本邸の隣に別邸として建てたものらしい。病弱だった奥様の療養と、家族団らんの場にしたかったらしいのだけれど、多忙な孫三郎氏がここでゆっくりと時間を過ごす時間は多くなかったとのこと。倉敷の地元の人はどうだか知らないけれど、私は大原美術館のことは知っていてもここの存在は知らなかったなー。美術館の目の前、蔵屋敷が建ち並ぶ美観地区にあって目立つ建物なんだけどね。華美ではなく、知的な香りのするたたずまいで、建具などすべてシックな洋館という風。いや、全体は和風なんだけれど、モダンな洋と和がmixされていい雰囲気なのよ。2階の和室からは美観地区一帯の瓦がちょうどいい目線で広がって、それが素晴らしかったこと。庭には紅葉の頃には目を楽しませてくれそうなもみじ。ああ、その頃、ここの公開があればいいのに!!ここを舞台にしたやなぎみわ、は期待していたほどではなくて少々がっかり。見応えがあるのは映像とともに展開される「バースデーパーティー」ぐらいで、あとは寓話シリーズのシルバープリントが掛け軸のように飾られていた程度。もっとも、この空間に作品を展示しすぎたら建物の魅力が消えてしまうかな。それなら大原美術館の別館、現代アートのコーナーで展示した方が楽しめたかもなあ。お客様もおそらくは観光のついでにここを訪れている人がほとんどだと思うので、やなぎみわを知っているかというと「???」という感じ。洋館だけにぎゅっと作品を凝縮させて、あとは建物見るだけっていうんでもよかったんじゃないのかなー（なんてシロウトが勝手に思うのであった）。あとで平翠軒2階のカフェでコーヒー飲みながら資料を読んだら、次々といろんなことがわかった。有隣荘の内装は児島虎次郎がデザインしていること、欄間の龍も彼のデザインで辰年生まれの孫三郎にちなんでいること、暖炉に埋め込まれた石のプレートはエジプトからの収集品のひとつであること、屋根瓦は中国の孔子廟を模したものであること。あーあ、ちゃんと目を通しておけばもっと楽しめたのになあ。今月中が公開なので、これから行かれる方、豆知識を入れて置いた方がいいですよ。途中のギャラリーでからくりオルゴール展にクギヅケになり、串団子をかじりながら歩き、漬物屋で試食しまくり、「なんだか観光だよねー」などと言っているちに気が付けばみんなとの待ち合わせ時間10分前になっていた。うひゃ。地図によるとプントまではここから徒歩10分。場所をよく知らないまま、とりあえず地図通りに歩く。倉敷最大手の旅館・御園の前とあったので、それが目印。なんとか時間通りにたどりつくと、会場にはもうお客さんはたくさん集まっていた。肝心のてっつぁんは遅れて来ますとのこと。私たちは誰が作家さんなのだろう?と一面識のないままだ。ギャラリートークが始まり、彼女は生き人形作家の堀佳子さんの門下ということを知る（堀さんは岡山の方で以前彼女の門下生の作品展にも行ったことはある。もちろん作品展にも。私は球体人形好きで、別の作家のものだけど何体か購入しているぐらい）。ははあ、なるほどね。私はエゴンシーレのことは詳しくないけれど、可愛い人形とはひと味違った妖しさがテーマにも作風にも合っている気がした。がちっとした体つきのいい男に見つめられながら（というか、彼=人形は目線をはずしている。宙を見ているのか?）パーティーは進行。それがまた豪華でさー、ちょっとだけ参加させてもらって帰るつもりが、ビールにワインにシャンパンに…とすすめられるままにいただき。ピザやお寿司も絶品。晩ご飯要らないほどに遠慮なくいただいちゃったわ。てっつぁんからはいろいろ紹介されたけど、周囲がワイワイ騒がしくてゆっくりお話できなかったのが残念。中にはKAIのことや作品を知ってくださっている方もいたのに、KAIはその間、会場でいちばん若いお姉ちゃん捕まえて相手してもらってたらしいし～。まあしかし、いい展示でした。あ、もしかしたらこの人形の方が有隣荘には合っていたかも。重い雰囲気と古いお屋敷。ううむ、絶対イケると思うんだけどなあ。

  2005年10月09日

• さすが!!の搬出

  31日までだったKAI展の片づけを、まるや・オオツカさんの「いいですよ、こちらでやりますよー」なーんていうあっまーいお言葉に甘えちゃった。荷造りして送ってくださるとまで……いえいえ、それは申し訳ない。そんなに遠い場所じゃないんだし、ダンナが休みの時にでも車で取りに行きますから、適当に置いていていただけますか、という話をしていた。思いの外、ダンナの休みがあっさりと取れることとなり、本日またまた直島へ。どうせKAIの作品だ。絵なんて破れようがモールマンが崩れようが気にしない、まるやさんにも「どうなっても構わないので」と言っていたのに、今朝お店に行ってみたら、さっすが!!きちんと作品が整理されているではないですか。大きなものは二重の袋に収まり、小物類はわかりやすく段ボール箱へ。絵も一枚一枚くっつかないように片づけてくださっている!!いやー、オオツカさんごめんなさい。去年もその前も、私のいい加減な搬出の仕方お見せできないわ（涙）。帰ってから荷物をほどくとぐっちゃぐちゃに作品が流れ出るような状態。それをあちこちに片づけるのがひと苦労で、搬出にはいつもうんざりさせられっぱなしだったのよね。でも、こーんなに丁寧にしてくださると、帰ってからがすごくラクなの、よーくわかりました。部屋に荷物が散乱することなく、あれはどこだ?と探し回ることもない。搬出はこうしなくちゃならないものなのね!!持って帰った作品は、大きいのは収納スペースがないからそのまま飾り、あとはもう荷をほどかず、段ボールごとそのまま押し入れに収納させていただきますわ。あー助かりました。いい勉強になりました。その上、本日まるやの日記にうれしいメッセージ。感謝は尽きません。

  2005年09月03日

• デハラワールド

  地中美術館のある直島、ここにある唯一のカフェ「まるや」さんのHPにはちょくちょくおじゃまするのだけど、先日の日記で「これは好きだー」というのに出会ってしまった。デハラノリユキさん?そうだ!!「サトシくん」の作者。まるやさんからデハラさんのページに飛んで、何ともブキミ+カワイイ+ヘンテコな世界を堪能してしまったわ。どいつもこいつも愛すべきキャラ、あー私もフィギュア欲しいなあ。こういうネタをさりげな～く紹介してくれるまるやさん、ありがとう。HP、いつも楽しみにこっそり読んでいるのですよ。……………そうそう。フィギュアと言えば、今日突然わが家にすばらしいプレゼントが届いたわ。前にこの日記で必殺仕事人「飾り職人の秀」のフィギュアを購入した旨書いたのを読んでくださっていたあるお方が、「組み紐屋の竜」と「花屋の政」を携えていらっしゃった!!!うおー、竜のフィギュアはKAIがすごい欲しがっていたやつ。大喜びだ。中村主水はやはり売り切れだそう、あとは「三味線屋の勇次」だな（←ここに書いておけば誰かがなんとかしてくださるというのがよーくわかったので…おほほほ）。ありがとうOさん。私はデハラさんのフィギュアが欲しいです。【おまけの話】髪を切った。いわゆるウルフカットで、裾だけ長くしているやつね。ついでだったので色も明るめに。最近打ち合わせが続いていて、いつになく人に会う機会が増えているんだもん。少しはキレイにしないとね。

  2005年01月19日

• 

  日生探訪

  日生町は岡山市の東、兵庫との県境に位置する町。日生は「ひなせ」と読む。西隣は備前焼のふるさと備前市、けれどこの日生は伝統ある陶芸の町とはまったく異なる顔を持つ個性的なエリアで、海を財産とする港町だ。私の住む岡山市からは車で1時間ぐらいかかるかな。私の子どもの頃は、新鮮なシャコがバケツいっぱい格安で買えることで馴染みがあったぐらい、観光としての資源はあまりなかったように思われる。けれど、いつの頃からか水揚げされたばかりの魚介を観光客も買える「五味の市」が人気となって遠方からもお客を集めるようになり、ここ数年では特産の牡蛎を使ったお好み焼きが話題となって、日生の人気は急上昇なのだ。日生には「日生諸島」と呼ばれるいくつかの島々が属している。とりわけ大きな鹿久居島では古代体験ができることで有名だが、他の島のことは実はあまりよく知らない。その中のひとつが友人Fさんの故郷で、お父さんはいくつかの船を操って漁や牡蛎養殖の仕事をされている。Fさんによると、通学や買い物など定期船は島民の大切な足。船をバスか何かのように気軽に使うなんてぜいたくな気がするけど、ここの住民にとっては「なんで?」という感じらしい。今でも実家に帰る時にはお父さんの“マイ船”での送り迎え付き（当然といえば当然だけど）。か、かっこえぇ～!!!憧れちゃうわ。本日は、このFさんの案内で日生を散策。まずは日生観光の定番、五味の市へ――「ここではおばさんのことはすべて“おねえさん”だからね」と聞かされていたとおり、市では「おねえさん」が飛び交う。「おねえさん、これ買って」「おねえさん、干物もおいしいよ」「おねえさん、今日は蛸がたくさんとれとるんよ。買ってよ」。蛸もカニも水槽の中で動いている。そのかたわらでアナゴの腹を割く“おねえさん”。こちらでは「ゲタ」と呼ばれるシタビラメを買う。しばらくその周辺をうろうろとして、早めの昼食へ。バーベキューするみたいに焼き牡蛎ができる場所があったり、おいしい魚料理のお店もいくつかあるけれど、今日のお楽しみは「お好み焼き」。Fさんが高校時代によく通っていたという古いお店に行き、鉄板の前に座る。まだ野菜は高値というのにたくさんのキャベツ、うわっ。その上にたっぷりの牡蛎、うわわわ。味?そりゃもうあなた、激ウマよ。食べても食べても牡蛎が出てくる、中はとろーりとやわらか。お好みソースの上にはマヨネーズと一味をかけて食べるのを薦められた。マヨネーズはわかるけど一味ねぇ…と思ったら、これがまたぴったり。いやー、ウマすぎです。その後、港を一望できるという展望公園に行く。漁港、家並み、そして南は瀬戸内海にうかぶ島々。すぐ下には牡蛎筏（牡蛎を養殖するいかだ）も見える。 帰りにカフェでシフォンケーキのセットを注文。コーヒーのおいしさは格別だった。最後に「みかん大福がむちゃくちゃおいしいのよ」と聞いていた和菓子屋で、事前に注文していた大福を取りに行く（いやー、これも確かにおいしかった!!満足満足）。以上、5時間程度のプチ旅行。夕飯は五味の市で買ったゲタを煮付けるとしようかな。もちろんデザートは大福よ。ささ、用意しなくちゃ。

  2004年12月08日

• 

  鬼の椅子

  吉備津神社に行ってみた。総社市の「総社宮」からの帰り道、国道180号にはこういう歴史スポットが点在しているのだ。なんと、実妹も義妹も、ここに行ったことないなんて信じられないこと言い出すものだから。岡山なんて観光資源の乏しいところにいて、なんでこの場所を知らないよ。特にあじさいの季節は素晴らしい。ううむ、それを知らないでいるとはもったいない。吉備津神社は比翼入母屋造り。入母屋造りがふたつ並んで、連結されているというめずらしい建築様式の本殿、私ゃ、このオリジナリティが意外に好きなのだ。信仰心はないけど（てゆーか、信仰心云々よりもここは桃太郎ゆかりの神社だから、ここをブラつくのって民話の源流を訪ねる気分なんだよね）。境内には長い長い回廊があって、その途中に「御釜殿」というのがある。釜が気持ちよく鳴るとよし、鳴らないと凶。吉凶を鉄釜で占う神事なんて、かなりユニークでしょ。誰だよ、こういうの作った人。ユニークついでにこういうの発見。 あまりの可愛らしさに笑っちゃったわ。うへへへ。

  2004年09月05日

• 小さいラッキーがふってきた

  相も変わらずな一日。午後からは丸善ギャラリーでやってる、水木しげるの「妖怪五十三次展」というのに行ってみようと思っていたので（この頃、やっと外に出てみようという意欲が湧きだしたのだ。“プチ引きこもり”な生活よ、サヨーナラ～）、KAIは午前中はおとなしくお勉強。………………………………………………………………………………………え、お勉強?そ、そうなのですよ。困ったことに、KAIは夏休み、勉強してるのよ。これまで夏休みの宿題といえば「絵」と「工作」だけで終わらせてたのに、なんてこった。この前、さっさと夏休みのワークブック（学校で出されてる絶対にやらなきゃならない宿題ね）を終わらせたと思ったら、毎日漢字練習しているよー。Nooooo!!!!!!!確かにさ、ほんの冗談で「この夏休みは漢字を完璧にやっとこうか」と言ってはみたけど、まさか本当に実行に移すとは信じてなかったのよ。1学期に習ったのを、KAIにしてはきれいに一字一字書いてるのよ。きゃー、天変地異が起きる～!!「もうやめたら?」と言っても、「もう少しで終わるから」となかなかやめない。こわいこわい。こんなのイヤ。夜は科学者の偉人伝を読んで、コペルニクスがどうのとかガリレオ・ガリレイがなんのとか言ってるし。ひぇぇぇ。どうしたんだろ。一体何になるつもりなのかしら?この前なにげに言った「S中に行ったら?」がかなり効いたのか、彼は本気で受験というのをやってみるつもりらしい。だからさー、私はあんたに受験勉強することなんて期待しちゃいないんだってば。ノホホホホンとやってて、なんとなくS中に入れればそりゃ嬉しいし、別に学区の公立中学でなんら問題ないわけだし。高校だって行っても行かなくてもどっちでもいいし、大学は行かせられるだけの財力はないから、進みたいんだったら独力でやってくれればいいし。ダンナも私も自分が勉強なんてしたことないからさ、こうしてあらたまった宿題されると引いちゃうのよ。実は。ま、こうした良い子に神様がご褒美をくださったのか、夕方から浴衣姿で繰り出した土曜夜市で、彼は500枚入りの折り紙セットをもらって、金魚すくいして、それから映画館のチケット当てました（太っ腹な商店街。なんと全部無料で楽しめたよ。かき氷も食べたわ、おいしかった!!）。よかったよかった、これでこの夏休み、1本は映画見に行けるね。帰りにミスドに入って、私はポン・デ・黒糖とシェイクを、KAIはポン・デ・リングとオレンジジュースを注文。サービス券のクジで「当たり」が出て、可愛いポン・デ・ライオンがついた携帯ストラップをもらいました。ううむ、こんな小さなご褒美がふってくるなら、KAIが勉強するのをやめさす手はないか。でもなー、こんなことに時間を費やすより、私ゃまぬけな絵を描いててほしいんだよね。ははは、子どものやる気をつぶしてますかね?

  2004年07月24日

• 楽しい一日をありがとう。

  朝、友人からメールがあって「今日遊びに来ませんか?」と。そのお誘いにホイホイと乗って、KAIがプールの特訓を終えてからバスで出かけた。いつもAさんちからいただく野菜はとてもやわらかく、甘みがあっておいしい。野菜好きのKAIは、ここの畑でもぎたてのトマトやキュウリをその場でバリバリと食べるのを楽しみにしていたのだ。バス停付近まで車で迎えに来てもらって、まずは彼女の娘Mちゃんと近くのワイナリーへ。そのルートというのが、大小さまざまな古墳が見られる歴史地帯。知る人ぞ知る…なので、彼女やこの周辺に住む友人たちから聞かされるまで、私もちっとも知らなかったんだけど、言われてみたらあちこちに史跡がある。古墳というと目を輝かせるKAIのために公民館で古墳マップを頂戴して、「あれは前方後円墳らしい」といううろ覚えのAさんの案内もいただきながら（笑）、ちょっとした古墳見学ツアー。吉備文化の栄えた岡山は、山手村、総社市、真備町…といった吉備路周辺の史跡が有名なのだけれど、方向違いなここ山陽町にも大きな勢力があったということ?ほんと、古墳がポコポコ点在してんのよ。どういう歴史があるのかしら、調べてみなきゃ（…と、こういう環境に、楽天のお友達「どすこいちゃん」のお宅があると聞いたので、訪ねてみましたわ。ほほほ、突然ごめんなさいましね）。そして同時に、この一帯はブドウ畑や桃畑も多いところ。で、おいしいワインの産地というわけか、赤坂ワイナリーはマスカットやピオーネなどの高級素材のワインが作られている。バスで来ていた団体客をぬうように、4人で軽くワイナリー見学をして、私は試飲コーナーであれやこれやとワインを試す。結局買わないままに、おいしいのだけを2杯おかわりね（笑）。そのままAさんちで野菜の収穫という予定だったのが、あまりの暑さに帰りの車で「川で遊びたいね」となにげにつぶやいたのがラッキーのはじまり。「じゃ、うちの実家に行く?」。彼女のご実家はそこから車で約15分。古い酒蔵なんかがある、情緒のある町。きれいな川が流れていて、1時間に1本ぐらいの割合で列車がゴトゴト通る。Aさんちはその川のすぐそばにあって、ビーチサンダルで坂道をととっと降りるとすぐに清流。いやー、上から見てもきれいだけど、近くで見るともっと澄んでいる川。子どもたちは大喜びで、お借りしたバケツと網をもって水遊び。ええ、ええ、私も入りましたとも!!だってこういうの初めてよ。気持ちいい～。30分だけねと言っていたのに、もう少し延長して川で過ごして（優しそうなご両親に、Aさんに激似のお姉さま。おじゃまいたしました）、それからAさんちの畑で野菜取り。まっかなトマト、キュウリ、シシトウ、ズッキーニ…。スイカはお庭でいただいて、大満足な時間でしたわ。ありがとう。楽しい一日でした。帰り道、もう一人の楽天仲間「はるなっち」のお宅をこっそり襲撃してみましたが、あらま、残念。お留守でしたわ。今日の締めになるとこだったのにぃ～。

  2004年07月23日

• おばあちゃんの家

  KAIは朝から水泳の特訓。授業で20メートル以上泳げたことで随分と自信をつけていたのが、きれいなフォームを身につけられる指導で、さらにやる気がでた様子。朝、それが1時間。往復や着替えの時間をいれると約2時間家をあけてくれるので、その間、友人からかりっぱなしになっていた韓国映画（「おばあちゃんの家」だっけ?）を観て過ごした。友人が号泣したというこの作品、実はとっても涙もろい私には脅威。家族の前で映画を観て泣くなんて、そんなかっこ悪いことできますかいな!!KAIは「一緒に観よう」と言っていたのだが、ごめんよ。私には泣かない自信がないのだわ。今日、全部を見ることができなくて、とりあえず半分ぐらいかな。ははは、まだ泣いていません。ねぇ、Tさん、どのあたりが山場なの?なんだかゆったり時間が過ぎく作品で、どこで泣くのかと構えているうちにその場面を過ぎたかもしれない（笑）。いや、もしかして最後の最後でむちゃくちゃ泣く?明日は水泳特訓の最終日。目を真っ赤にして「お帰り」なんてKAIを迎えることになったらどうしよ。……………さてさて、これも大特訓の影響か、KAIはソファの上でクロールのまねしたり、家中をクロールの掻き手で歩き回ったり、大変なのよ。今日、一緒にTSUTAYAに行ったんだけど、彼はずっとスポーツ書のコーナーで水泳の本を立ち読みしてたわ。腕はどうすればいいの、ばた足はもっとこうしようと、書店の中でもそのまま泳ぎ出しちゃうんじゃないかと思うほど。運動音痴の私も、小学生の時には水泳だけは得意で、水泳競技会とか出ていたのよ。今はまず水着姿になるという高いハードルがあって、今年はプールも海もパスだけどね。

  2004年07月22日

• 仕事も遊びもしてられねぇ

  もうイヤ。暑いって言うのもイヤ。なにこれ、温暖化の影響なの?酷暑ったって、絶対おかしいよ～。汗だけじゃなくて鼻血も出そうだわ。朝はCharaとエゴラッピンを聴きました。今日締め切りの仕事は昨日のうちに終わらせてしまい、おかげでダラダラな一日になってしまったわ。ああ、また暇になっちゃった。どなたか仕事ください～。老後のこずかい稼ぎにしようと考えていたテープリライトも、老後を待たずしてそろそろお引き受けしようかと思ってます。お気軽にお申し付けくださいな。

  2004年07月21日

• アンガールズ

  アイアイ、アイア～イ…と、朝からけだるい話し方だなとムカムカしてたら、ダンナ、地味めにアンガールズの口調を真似ているのだった。なぜ?なぜにアンガールズ?ま、ヒロシの口調で話しかけられてもどうかと思うけど。こんなことぐらいしか書くことのない、なんてことのない一日でした。

  2004年07月20日

• 昨日のこと、今日の私

  昨日は図書館に行って来ました。夏休みがスタートしたばかりとあって、親子連れでにぎやか。お母さんが「ほら、自由研究の本があったよ」とか「この本にしときなさい」と半ば強制で本を選ぶ姿が見られて、笑えたわ。KAIは最初、「鉄人28号」とか「ゲゲゲの鬼太郎」とか、懐かしの漫画ばかりをセレクトしていたのが、図書館で読んだらそうおもしろくなかったらしく（というか、たぶんこれ系の漫画は学校の図書館で借りて、すでに読んでいたはずなのだ）他のにチェンジ。「地獄のはなし（ひろさちや・文）」「ねぎまの殿さま（能見正比古・文）」「科学偉人伝」「まるごと科学工作（江川多喜雄・編著）」「日本人の暮らし大発見・伝統芸能」を借りて帰ったよ。帰りに、妹から「ルパン対ホームズ」も買ってもらって、KAIの読書ライフは充実すること間違いなし。私も本屋をフラフラしていたら、学研から出ている「白地図・暗記の天才」というのがおもしろくて、買ってしまったわ。これはKAIのためというより、自分の勉強のためかしら。なにしろ小学生程度の地理もできないんだもの。夜は家族で顕微鏡で遊んでた。これ、何年か前にダンナの姉ちゃんからKAIにと買ってもらったのだけど、1回も使わずにしまってあったのだ。砂糖の結晶、塩の結晶、ザリガニの水槽に入れてあった水草…と見て、それから家族で髪の毛比べ。ダンナとKAIのは意外にまっすぐで黒々。私のは枝毛?と思われるのが!!白髪も抜いて見てみたら、まんなかは黒いのにその周囲が白いので覆われているのがわかったわ。おもしろー。そのうち誰かの血を見ようということになって、かさぶたを無理矢理はごうとして大騒ぎ。でも、ちょっとの血をスライドに乗せるのって難しくて、これはまだできていないのよ。誰か出血しないかなー（と、ワクワクしている）。と、昨日はこんなに活動的な私だったのに、今日はまた風邪薬でダウン。朝飲んだら起きられなくなってしまったよー。今日は仕事をするつもりだったのになあ。夜がんばろっと。

  2004年07月19日

• ビールを飲んだ

  久しぶりにビールを飲んだ。最近は梅酒やワインや泡盛や、もらいもののアルコールをチョビチョビやるだけで、私にしてはなかなか健康的な生活をしてたんだけど。「エンタの神様」が野球で1時間おくれのオンエア。で、その間にコンビニまで自転車で行って、アタリメとビール、アイスを購入。帰ってお風呂に入ったらちょうどいい時間。エンタ見ながらひとり宴会よ。んほほほほ。………………さて。昨日の日記に書いた通り、KAIは今朝、時代劇目当てに5時に起きて（銭形平次は平日にあるらしい。今日は必殺シリーズを見るためにこんな時間から起きていた様子）、予定通りに二度寝して、浴衣姿で宿題してましたわ。で、やっぱり予定通りにおばあちゃんちに行くと言いだし、午後3時に実家へ。4月にいきなりの癌告知を受けて手術をした母も、今は通院で抗ガン治療の日々。週に一度、5時間ぐらいの点滴を受ける治療が今なお続いているんだけど、当初は「4回やって2週休んで、念のためにあと4回」なんて言われていたのが、当分この先も続くということになったらしく（ま、私はそれだけで癌がなくなるとは思っていなかったので、時間をかけて治療することにはなるだろうとは覚悟していたんだけど）、ちょっとうんざり顔。それでも、元々体力があるのか、健康体でもバテそうなこの暑さの中、よーく動くこと!!病気なんてやっぱり気の持ちようなのかしらね。自分の身より、人の病気のこととか心配して、たぶん他人から見ると2ヶ月前まで入院していた人には見えないことでしょう。私も数日前からホルモンバランスを崩しているゆえの薬療法がスタートよ。「あんた、顔がむくんでいるんじゃない?」と言われたけど、あの～、これは副作用ではなくて単に太っているだけなんですけど。おまけに今日は化粧をしなかったから、きっと目元なんかがはっきりしてなかったのね。うう、娘の素顔も忘れたのかしら…ま、自分の身体のことを考えればビール飲んでていいのか!!なんだけど、久しぶりにおいしい夜が過ごせて満足満足。こうして日記が書けるぐらいだから、酔っぱらってもないしね。仕事は少し残っているけど、きっちり連休取ることにしたわ。明日はゆっくり起きればいいさ。よっしゃ、もう1本空けるかな。

  2004年07月17日

• 夏休みの過ごし方

  いよいよ夏休み。KAIが学校で書いてきた「一日の過ごし方」にはびっくりさせられた。こんな日々がいつまで続くんだろうか? 6時　朝起きて、「ぜに形平次」を見る 7時　二度ね　　歯みがき 8時　着物を着てしゅくだい　朝ごはん 9時　テレビをみる10時　絵をかく（ゴロゴロする）11時　おばあちゃんの家に行く12時　昼ごはん　ドラマを見る　シャワー13時　4時まで遊ぶ14時～16時　自由　　　　※14時:絵をかく　15時:茶のんで　16時:ニュース見る17時　かたずけ（手伝い）18時　夕ごはん19時　あそぶ20時　おばあちゃんちから帰る21時　ふろ　テレビ22時　ねるえぇーっと…この予定によると、どうやら毎日おばあちゃんちに行って、絵を描いて、遊びほうけるらしいですな。あのー、勉強時間がないんですけど。もうあなた、4年生なんですけど。ところで、来月からはじまる作品展のPRを、開催ギャラリーのHPで見つけました。ここでご覧いただけます。

  2004年07月16日

• しぶーぅ

  なぜこの時間にこんな番組が?!と、思うほど、ユニークな内容で笑わせてくれるサンテレビ。こちらでは通常観ることができないんだけど、ケーブルテレビのおかげで、わが家はこのマイナーさを毎日でも楽しめるという幸運に恵まれている。ふふふ。今日はお昼1時から江戸川乱歩シリーズよ。しかも、天知茂。その前が『遠山の金さん』で、もひとつ前の時間帯は『俺たちルーキーコップ』だって。プッ。まったくこの局ってば、いつの時代を追い求めているんだろうか?マニア向け?さて、天知茂。子どもの頃、このしっぶーい俳優をみるたびに、見てはならないようなエロチックな香りを感じていたものだけど、おばちゃんになった今見ると、さらに大人の色香がムンムン。素敵だわ、天知茂。怒っているだけのような表情から、どうしてあんなにいやらしさがにじみ出るのかね。フェロモンってやつ?明智探偵はやっぱこの人だよねぇー。今日のは、かつての昼ドラの女王・三ツ矢歌子がお色気たっぷりの未亡人という妖しい役どころ。この人のイメージって、昔も今もあんまり変わらないところがあって（髪型もメイクもずーっと一緒だし）、若い役なのかそうでないのか、一体何歳ぐらいをイメージしてんのか読めなくて、それがとっても怪しかったわ。これは昭和何年頃の作品なんだ?『江戸川乱歩の氷柱の美女』というやつです。…と、今テレビ欄をなにげに見ていたら、サンテレビの午後4時は『裸の大将放浪記』!?ううう、まいりました。

  2004年07月15日

• 今日の双子座

  今日の双子座は12星座でいちばん運のいい日らしい。朝のワイドショーの占い。ラッキーカラーは赤。ラッキーアイテムはコーヒー。この頃はあんまりコーヒーを飲まない。代わりに、毎日プーアール茶と烏龍茶を適当にブレンドした冷茶を2リットル、がぶがぶやっている。けど、今日はコーヒーよね。赤いソファに座ってゆっくり飲んだ。…ら、本当にいいことがやってきた。おいしいデザートを携えてやってきた友と、「請求してくださいね」という嬉しいお知らせと、待ちに待った仕事がふたつ。明日もいい日でありますように。

  2004年07月14日

• この子の未来

  来月からはじまる作品展の打ち合わせに行ってきました。みんな来てね。土曜・日曜は会場にて待機してます。それ以外の日は、毎日ってわけじゃないけど、午後2時から5時ぐらいにKAIだけでも行かせようかと思ってます。さて。学校では個人懇談。4メートルしか泳げなかったのが一晩空けたら23メートルの記録が出てみんなびっくりしたこと、跳び箱の上で前転をやってのけたこと、マット運動が意外に得意だったことなど……なぜか体育の話題から。これまで、体育は苦手科目としてしか把握してなかったので（スポーツテストではA～EのランクでDだったりする。今年のは知らないけど）、ちょっとびっくり。「本人もかなり自信につながってるみたいです」と先生言われてたけど、まったくその通りで、この頃は「オレって体育得意かも!!」と思っているフシがある。先生に影響されやすい男だから、これまでも習字だったり絵だったり、KAIはうまい具合に先生の得意分野に染まってきた。今回は体育大好きの男の先生だから、こうなっちゃったんだろうな。で、先生あとのことは…?「えーっと、理科も算数も社会も普通にできてますよ（←よくできてます、ではない）。漢字はプリントをまじめにやった時とそうでない時の差はありますが、まあ大丈夫です」。漢字かー。そういや宿題で「愛」という字を漢字練習帳に書いていて、そこに「愛犬」「愛車」「愛人」って並べていたので、先生に聞いてみた。「先生、うちの子のノートに“愛人”なんて書いてあるんですけど、そういうのはマズイですよね?」「ははは、“愛人”ですかー。愛犬や愛車は漢字ドリルにあって、そのまま写してるはずなんだけど、KAIは自分で考えて勝手にいろいろ作ってきておもしろいんだよなぁ」「えっ、みんな勝手に作って書いているんじゃないんですか?うちの子はいつも“この字を使った言葉はないかなー”と考えて書いているんですが」「あ、そんなことやってるの、KAIだけですよ。おもしろいですよねー」。え。それでいいのですかー、先生?肝心の漢字をちゃんと覚えずに語彙だけ増やしている（それも漢字はうろ覚え）んですけどー。「でもねー、それを取っちゃったら、KAIらしさがなくなるというか…。うーん難しいですよねぇ。ぼくはみんなと違った方向から考えたり発言したりするKAIって好きなんで」。4年間いろんな先生にお世話になったけど、どの先生も実に我が子をよく理解してくださってるわ。そうなのよ。KAIはいつも違った方向からモノを見ているフシがある。教科書はKAIにとっては副読本で、社会見学や実験が主流と考えてるような気もする。校長先生の話から学校の歴史をよく覚えていたり、ゴミ処理場の見学からリサイクルの仕組みを理解したり、理科の実験から「クラス全員の乾電池をつなげて豆電球をつけたらどうなるか」と考えたり。なにかテーマを与えられると、こっちが思いも寄らない展開にもっていくこともある。それでも、この先々のことを考えれば「テストに出そうな問題」を素早く解いていくコツというのを習得する方が利口なんだろうな。先生に「中学は超難関のS中にでも行かそうかと思ってます」と笑って言うと、「おっ、それいいですねー。KAIなんてあそこはいいんじゃないかなー」。ははは、そりゃ誰にとってもいい環境でしょうとも。この周辺の親なら、みーんな思っているさ。問題は、お受験にふさわしい頭があるかってことなんだよな。このことをKAIに言うと、お調子者のヤツのこと、すっかり受験をする気でいるよ。「お母さん、受験勉強ってなにやるん?」「あーあー、そんなものやらんでよろしい。普通に宿題して、字だけきれいに書くようにしときな。まず字がきたなかったら、試験官も見る気がしないだろうからさ」。こんなんで本当に合格したらすごいわ。2年半後をお楽しみに。

  2004年07月13日

• 今日はお休み

  身体がだるくて動けません。夕方飲んだ風邪薬の影響かしら、それとも昨日のバドミントン疲れが今頃やってきたか…。なぜだか、朝から唇もハレてるのよ。口紅塗らなくても赤くていい感じ。ヒリヒリするわ。とにかくだるくて起きてらんない。今日の日記はお休みします。ドロン。

  2004年07月12日

• 選挙の後で

  選挙会場となる小学校は、交通量の割には狭い道沿いに校門があり、おまけに駐車スペースが十分でないことからいつもかなりの混雑が見られる。何人かの交通整理の方が汗を流しておいでだが、毎年身動きのとれない状態で車が連なっている。イライラすることを考えれば、自転車か徒歩に限る。10時過ぎて、KAIを連れて徒歩で投票に出かけた。この頃、ひきこもり状態が続いている私（単に出不精になっただけだけどね）、選挙ポスターをまじまじと見るのが今日が初めて。実は誰が立候補しているか知らなかった。あの政党とあの政党にだけは何があっても入れないつもりだったので、名前を書く候補者というのはどっちみちこの人しかいなかったし。たくさん候補者の顔が並んだ某政党の看板も初めて見たけど、日本をこれ以上悪くするための片棒をかつぐのはもういやよ。その意思表示だけはしてきたつもり。会場入り口で待たせて置いたKAIと、暑い暑いと言いながら、今度は家に向かって歩く。家の近くのローソンでアイスを買って、店を出たところでベロッと袋を破って口に入れたら「お母さん、そんなところで…」と堅いこと言われたわ。え、いいじゃん。暑いんだし。歩きながら食べるアイスはおいしいのよ。あんた、買い食いしたことないの?と聞いたら「え、あるけど。でもアイスは歩きながら食べたことない」って。食べな食べな。でないと、帰り着くまでに溶けちゃうわ。私なんて子供時代、お母さんにナイショでアイスかじりながら遊んでいたけど、この頃そういう子どもを見かけないわ。行儀がよくなったのか、それとも外で遊ばなくなったから?政治家の質がもっとマシになって、日本がもっと安全でおだやかな国になったら、子どもも外で遊び回るようになるんだろうか?

  2004年07月11日

• 軽く疲れました。

  今日は朝からやることの多い日。ゴソゴソ動き回っていて、ゆっくりテレビも見ていない。再会から2日目の曽我さん一家はどうなってんだ?ニュースも見そびれてしまったわ。ゴソゴソついでに、間近に迫ったKAIの作品展の準備をしておくことにした。大きな絵画は10点と、同じサイズでメインとなるのを別に1点。四つ切り程度のが2点。八つ切り程度のが2点。正方形の紙に描いた歌舞伎の作品9点はもう額に入れてある。――以上がカラーでお見せする作品群で、ギャラリーに入ってすぐの壁に飾る予定。これ以外に、ドローイングや落書きや、いろいろ取り混ぜて数十点を並べることにしていて、今日はとりあえずその整理を。作品展が決まってから描いたのをごそっと取っていただけなので、もうどんなのがあるのかさえわからなくなっていたのだわ。それをひっくり返して、出せそうなやつを一枚一枚台紙をつけて…あー、最初の20枚ぐらいまではやる気満々だったのになぁ、だんだん面倒くさくなっちゃったよ。予定ではもっと出そうと思っていたけど、やーめた（笑）。だって私の作業が大変なんだもん。それでも十分に見応えはあると思います。会期中ずっとはいられないけど、KAIがいる間はその場で何か描くらしいので、毎日作品は増えていくはずだし。あ、怖いモノ知らずの方、似顔絵を依頼してくださってもいいですよ。細かいシワまで全部描くはずなので、女性の方にはあまりおすすめしませんが。残りあと1ヶ月。あれもこれも、まだやってないわん。搬入も憂鬱。誰か手伝って～。

  2004年07月10日

• OH!ガッチャマン

  あぢ～～～ちょっと外出予定はあったのを、「このクソ暑い中、出ていけるかい」と一日家にいることを決め込んでいたら、1本の電話。うう…学校からの呼び出しよ。1時間目から保健室で休んで（※昨晩ものすごく咳き込んでて、朝から体調が悪かったのを無理矢理追い出していましたの、私）、2時間目からは復活したものの、やっぱり調子が悪そうなので迎えに来てくださいって。ひぇぇー、よりによって太陽ギラギラの1時半よ。出たら溶けそう。でも、行かないわけにはなぁ…。車は助手席専門の私、迎えに行くすべは自転車しかなく、それも4年生になった我が子を乗せてペダルこぐとなるとどれだけ労力を使うか。それでなくても、後ろに人を乗せるというのは苦手なのだ。うわーん、こんなことなら無理させずに休ませとくんだった。保健室にいますと聞いていたKAIは特になんてことない顔をしていた。金曜日ならではの大荷物もあって、後ろに乗せたらすごい重量。タイヤがパンクしそうだけど、これをひいて歩いて帰る自信もない。遠いよ、炎天下で徒歩20分は。危うい二人乗りでなんとか家にたどりついた時には汗びっしょり。…え、もしかして痩せた?昨夜、蚊の攻撃と止まらない咳で十分な睡眠がとれていなかったKAIは、シャワーで汗を流したらすぐに寝てしまった。連日の暑さ、3日連続のプール、帰ってからは毎日のように友達と遊び回っていたこともあって、疲れもたまっていたのだろう。軟弱なヤツ。5時頃になって、歌声が近づいてきた。いつも遊んでいる男の子2人が、なぜだか「ガッチャマン」のテーマを大声で歌いながら、わが家に向かっているのだった。「KA～I～」と玄関前で大声でさけぶもKAIは熟睡中。ありがとうと宿題と連絡帳を受け取って、さよならしたわ。そういや帰りは「ガッチャマン」歌ってなかったなぁ。KAIにウケると思って歌ってたのか?なにかひとこと「何でガッチャマンやねん」と言ってあげた方がよかったのか?ごめんよ、気の利かないおばちゃんで。

  2004年07月09日

• 私は何をしていたんだろう?

  あっという間に一日が終わってしまった。あー、今日一日、何をしていたんだ?暑さでぼーっとして、てんで覚えていないのだ。いやいや、今日に限らず、ここ数日のアリバイを聞かれたら、きっと私はシドロモドロだ。無実の罪で服役することになるかも!!というぐらい、自分の行動が不明。誰と会ったっけ?なに食べたっけ?エアコンもつけずに暮らしていると、こういうことになるのだな。気を付けよう…昨日もどういう風に過ごしたかよくわかんないけど（だから日記って必要なのだな）、鼻水が止まらなくて苦労したのだけは覚えてる。なるべく薬を飲まないようにとがまんしていたのに、夕方になって限界。病院でもらっていたごくごく一般的な風邪薬を飲む。…が、私って本当に薬が効きやすい体質なのだ。ご飯を食べて、少しだけKAIにデザインソフトの使い方を教えていたら、その最中に起きあがれなくなってしまったのよ。洗い物もできず（というぐらい薬が効くことがあるのだ）、千鳥足みたくフラフラになりながら湯船にだけつかって、そのまま寝てしまいまして。まだ時計は9時になっていなかったから、かなり早い就寝。身体が信じられないほどだるくなって最初はウンウンうなってたけど、知らない間に寝て、朝まで熟睡だったわ。…てことは10時間睡眠!!ヒェェェ～寝過ぎぐらい寝たくせに、今日も意識のない時間がちょっぴり。ああ、この気候に身体がついていっていないのだ。エアコンもあまり得意じゃないから、とっても辛いわ。夏は大好きな季節だったけど、私も歳なのかしらねぇ。

  2004年07月08日

• ひとりファッションショー

  朝は汗だくで家の仕事（掃除、洗濯、洗い物…大嫌いな仕事よ）をやっているので、この頃は決まってショートパンツとTシャツ姿。ひと仕事が終わったら、いい具合に汗だくでかいているから、それから「ま、これなら外に出てもOKでしょう」程度の服に着替えるようにしている。若かりし頃には着るものにものすごくこだわりがあった私も、ここ数年はバーゲンといっても胸もときめかなくなり、ファッション誌も仕事の資料として以外は興味なくなり、トップスとボトムの組み合わせを考えるセンスまでもが働かなくなり、「これ、何年着てるのよ」的なTシャツ&ジーンズの毎日。“これじゃいかんのよ”と心のどこかで思えども、身体にすみついたおばさんの虫が「もう何着たって変わんないって。あはははは、楽なのが一番よぅ」とノーテンキに笑っているのだ。いやじゃー、このままおばさん化?!そういや、昨日のもひどかったな～。どこに何年かくれていたの?と思うほど、ほこりっぽい色をした上下。足下はサンダルとかミュールとかじゃなくて、あれはどう見ても「つっかけ」よ。夜になって自分の姿を鏡で見て、これで買い物してたのかとギョッとしたのだったわ。とまあ、多少の反省の意味も込めて、今日は家事をこなした後に黒と白の細ストライプTシャツに黒のロングスカートと、私らしからぬ服を着てみましたわ。昨日、服を売ったことが洋服ダンスの整理にもなって、どこに何があるのか見やすいこと。忘れ去っていたこの服も日の目を見たってわけ。気分的にもいい刺激になって、いつものダラダラさはどこへやら。やらなきゃならない仕事を片づけて、ついでにやんなくてもいい仕事にも気づいてしまった――。＊今日やらなくてもいいだろうという仕事はこちら↓1年半ぐらい前に調子が悪くなってPCを買い換えた際、じゃ、古いのはKAIの部屋に置くねと、勉強机にセットしておいたmacG3。このときは、2階に持って上がるだけで力を使ってしまい、本体をセットしただけで、プリンタもMOもスキャナもそのままにしてあったのだ。その後、それらの出番はなく、使えない状態にあってもなーんの支障もなかったのでそのまま放置プレー（たまにKAIが英語のソフトなんかを使って遊んでいたけど）。それなのに、このクソ暑い日に脳が活性化されて（もしかしたら昨日のモーツアルトが効いたのか?）、あれをちゃんとつながなきゃと身体が勝手に動き出したのだ。誇りまみれになっているそれらを動かすために、窓は全開。あっつーい!!!17インチのディスプレイをがしっと抱きかかえて、あっちに置いた方がいいかな。あ、こっちかもと、こりゃ立派な肉体労働ですなあ。なにしろ無計画に、思いつくままやってるから大変よ。タンスの上に押し込んでいたスキャナとKAIのおもちゃ置き場と化していたプリンタも、どこに置いたらケーブルが届くか四苦八苦。おかげで慣れないロングスカートの中は汗でダラダラ。裏地にくっついて気持ち悪いことったら。おしゃれなはずのTシャツも汗を吸収しにくい化繊よ。ううう、なんで私こんなことやってんでしょう～???PCを置いたら、机の上に置けない諸々も出てきたので、今度はそっちの片づけよ。ま、片づけったって「捨て魔」の私のこと、こんなものは要らんでしょうとKAIの了承も得ずにポイポイゴミ箱へ。昨夜、ダンナに頼んで押し入れ全体が隠れるように（KAIの部屋は本当は和室なんだけどカーペット敷いてベッド置いて、無理矢理洋風にしている）アイボリー色のロールカーテンを取り付けてもらっていたので、なんだかその周辺まできれいにしたくなるじゃない?くー、やればやるほど気が済まなくなってさ、昼までこんなことに労力使っちゃったよ。ああ、もうっ!!せっかく「たまにはおしゃれを」と思って着た服は、動きをさまたげることとなり、ロングスカートをたくしあげていつもよりヒドイ姿よ。作業が終わって服を脱いだら、もうぜーんぜん思考が働かなくってさ、気が付けばなんでもないポロシャツにショートパンツよ。ああ、私のセンスなんてこんなもんよ…

  2004年07月07日

• ついに身を売る。

  いやんなっちゃうわ。銀行にもサイフにも引き出しにも、ないないない、お金がなーい!!!!ああ、明日はなにを食べて生きていけばいいの…と、言いつつ今月末には旅行に行こうしているmiraicci。でも、なんとかしなくちゃ。借金なんぞしてたまるか。と、ない知恵を絞って出た答えが「ええい、要らない服、売っちゃえ～」。ダンナの「そんなもの売ったっていくらにもならんわ」という冷たーいつぶやきを耳にしつつ、「なに言ってるの!!明日のごはんはどーすんの?!（とかいって冷蔵庫には1週間は生きていけるだけの食材があったりする）」と、車で出かける用意をさせる。段ボール2箱。古いデニムのロングスカートや袖のビーズがわずらわしくて二度と着たくないインド製のブラウス、まるで毛皮のコートに見えるフェイクファーのコート、ちょっとお高めのワンピース…これって3千円ぐらいになるのかしら。古着って買うことはあっても買い取ってもらうのは初体験よ。査定の間、店内をウロウロしてたら、欲しいのがいっぱい。いかんいかん、ここで買ってちゃなんにもならんわい。だって私には家族を食べさせていく使命が…。ああ、でもあれ欲しい…。心が「買おうか」に定まりかけたところで、査定完了。段ボール2箱で1500円にも満たなかったわん。ううう…。ここは重量で決まっちゃあうから仕方ないのよね。コート以外は夏服だし。結局、なにも買わずに帰ったわ。と、ここまでなら不幸な話だけど、神様はこんな健気な私をお見捨てにはならなかった!!夕方、姑ちゃんのお供で買い物に行ったら、「いやーん、これ可愛い!!」的な服発見。「買ってあげるわ」と優しい言葉に素直に甘えてしまいましたわ。ほほほほほ。夕飯もステーキにかつおのタタキにと贅沢三昧させていただきましてよ。アイスもお菓子もちゃっかり買っていただきましてよ。あー、これで当分生き延びていけるかしら?それより、私が人間らしい生活に戻れますよう、どなたか仕事出していただけません?…………………気持ちだけちょいと優雅になろうかなと、朝からグルベローヴァとマリア・カラスのソプラノで。4月からお休みしている声楽レッスンも、早く復帰しなきゃ。先日、先生からお電話いただいて「9月には再開したいと思います」と言ったところよ。ストップしたままのレッスン曲はなんだったかしら?あー、思い出せない。もちろん練習もしていないわ。声は出るのだろうか?

  2004年07月06日

• 忘れ物はないと言い張る忘れん坊将軍

  忘れ物はない。ぜったいにない!!と、言い張って登校していったKAIの部屋に入ってみたら、机の上に筆箱が置いてあった。これは…忘れ物だよね?筆箱って基本じゃないの?今頃彼はどうやって勉強してんだろ。っつーかさ、前の日から口を酸っぱくして「忘れ物がないように確認しろ」と言っておいたのに、それに対してウザイよという顔をしていたくせに…。許せん!!まったくもー、暑くて暑くてたまらない一日。カリカリする気持ちで始まった月曜なんて最悪だ。気温も心も暑さのボルテージは上がりっぱなし。あー、もういいよ。この暑さを有効に利用して、沖縄気分に浸るから。ネーネーズ（今のじゃなくて、昔のネーネーズね）のCD聴いて、うちわの風だけでゴロゴロ、ゴロゴロ。仕事もない。暇なもんだ。誰かこんな日常に終止符打たせてください（涙）。

  2004年07月05日

• 絵の好きな子どもの育て方、教えます。

  先日遊びに来た友人（フフフ…楽天仲間のあなたのことですよ）が、KAIがセロハンテープをもったいないほど使っている様を目にしてものすごく驚いていた。そんな使い方にはすっかり慣れきってしてしまっていたので、他人にはそういう風に見えるのだなと、ちょっとおかしくなってしまった。「うちの子は絵を描かないのよ」と、よく耳にする。まあ絵が好きもきらいもその子次第ってこともあるけど、その子とつきあってみると、なんだ、絵を描くの大好きなんじゃんと思うことがよくある。お母さんは、そういう姿を知らないのだ。先日遊びに来たKAIの同級生。彼はいじめっことして子どもだけじゃなく、親たちからも警戒されているんだけど、なぜかKAIとはよく連れ立っている（KAIはそういう子を味方につけるのが得意のようで、そういった友人たちのおかげでイジメを受けることはない）。2階のKAIの部屋にはちょくちょく入っていたのだけれど、先日、私が仕事場として使っているリビングに初めて足を踏み入れると、ものめずらしそうに辺りをキョロキョロ見回している。で、「なんでこんなに絵を飾っているの?」と聞く。玄関と2階に画家の作品があるだけで、わが家を飾るほとんどはKAIの絵だ。「Yくんの絵は飾らないの?」と聞くと、一度もそういうことをしてもらったことがないと言う。たぶん、彼の兄弟は誰も未経験そう。「だって、オレ、絵が上手じゃないから」。平面よりも飾ってあるモールマンに興味を示したので、軟らかなワイヤーを適当に切って、彼の前に出してみた（モールを出しちゃったらマネで終わりそうだったからね）。最初は「オレにはできない」「何作っていいかわかんない」と言っていたものの、人間のカタチらしいのができてきたらそこからは夢中になってきた。「ジャコメッティの作品みたい」と言うと、それが何かはきっとわかんないだろうけど、嬉しそうな顔をしている。できたものを、きれいな厚紙にピンク色のホチキスで数カ所止めたら、ちょっと作品らしくなった。それに日付とサインを入れるようにすすめたら、自分が想像していた以上に「作品」っぽくなったようで、大切に抱えて帰って行ったわ。「これ、お母さんに言って飾ってもらうんだ!!」って。子どもの絵（や造形）を伸ばそうと思ったら、親は必要以上に「うちの子は下手」「うちの子は絵がきらい」と言わないことだ（と、私は思う）。で、材料を使うのをもったいないと思わないこと。KAIが小さい頃は、玄関前の駐車スペース（コンクリート敷き）にパステルやチョークで思う存分絵を描かせたり、ティッシュもストローもセロハンテープも粘土も、とにかく本人が納得するだけ使わせたわ。今では紙を湯水のごとく使っている気がするけど（そりゃたしかにモッタイナイ気はするけど）、こんなに描きたい気持ちが起きるのも今のうちとわりきってる。一生、これだけを消費し続けることって、たぶんないでしょ?で、できたものは、作品としてていねいに扱ってあげたらいいのよ。100均で買ってきた額に入れたり、段ボールでフレーム作るだけでも違うし、そこは大人の力で演出してあげて「自分って案外すごいかも!!」といい気にさせたらこっちのもん。はい、絵の好きな子どものできあがりよ～。それと、前述のセロテープを使いすぎたことに驚いたあなた!!お子ちゃまがテープで水飴たくさん作っているらしいけどさ、それに油性マジックで色つけさせて、サランラップと輪ゴムでくるんで本当に水飴みたくしたら?いっぱい並べて立体的なフレームにするか、粘土に突き刺してチュッパチャプス売ってるみたいにするか…。あー、よそのお子様の作品ながら、私いろいろやりたいわー（本当は大人が手を出しすぎるのはだめよ。ただ、あの年齢だから、このぐらい演出してあげてもいいかなーなんてね）。

  2004年07月04日

• 鶏のさっぱり煮

  暑かった。溶けるかと思ったよ。本当は子供会の廃品回収当番（うちは子供会に入ってないのだが……）だったのが、昨夜になって「ごめんなさい、当番10月に代わってもらえない?」と連絡。ラッキーだー。こんな日に新聞運ぶなんて、私にゃ無理。で、アイスクリームを買って実家に避難。エアコンの効いた部屋で天国ですなぁ。夜は、さっぱりしたものが食べたいねと「鶏のさっぱり煮」を作る。スーパーのチラシに作り方が載ってたのよと妹がそれだけ押しつけて外出してしまったので、適当に分量を量って調理。4人分で、酢と醤油それぞれ1cup、水1/2cup、砂糖大さじ3。だったかな?それに、スライスしたショウガとたたいたニンニクを入れて火にかけ、鶏とゆでたまごを入れて煮るというもにの。ほーんと、さっぱりしておいしかったわ。でも、これで暑さが解消されるわけではないんだよな。あっつ～～～い!!!!

  2004年07月03日

• サムライ・キッズ

  今日は特にネタがないので、KAIの日記より勝手に拝借。（※は私の注釈です）『サムライ・キッズ』2004年6月21日、その日は、台風が高松にせっきんし、学校は休み…だった。ぼくは、着物を着て名刀白いカラス（なまえは自分でつけた）をさし、ばんつま（※板東妻三郎のことね）の、たんげさぜんのあそび人のKAIバージョンをして一人であそんだ。●先生のコメントうぉぉ～!!なんてイカす遊びなんでしょう。先生もやりたいなあ。KAIがサムライキッズなら、先生はサムライティーチャー!!!そして名刀『　　　』←名前をつけて!!●それに対するKAIの答え名刀「うわき」うわきは、上級の名刀でそうろう。この名をたいせつにすべし。わすれたらせっぷく申しわたす。●またまた先生のコメントえぇ～～～っ?!そのような名前でござりまするか?!は…ははぁ～～～、ありがたき幸せ?大切にいたしたく思いまする………

  2004年07月02日

• 懐かしい声

  この前取材していただいたのを、ニュース番組中の「キッズ」コーナーでオンエア。昨年の秋に放映された3年生時の映像も流れて、ほうほう、こうして見比べるとわずかの間に幼さが抜けたような感じ…。ま、やってることは相変わらずおバカで、歌舞伎三昧の日常が映されたってとこかな。KAIの友達もちょうど遊びに来ていて、一緒に観ていたんだけど、「お前、こんなことやったんかー?」とあきれてたわ。コーナーが終わって、電話やメールで「見たよ」というメッセをもらいました。それが一段落ついた頃に、また1本の電話。うちへの電話は私用なものより仕事のことが圧倒的に多いし、それに不要なセールス撃退の意味からも会社名で出るようにしている。友人たちはそのことをよく知っているのだけど、そうでない場合は「miraicciさん?」とおそるおそる尋ねられる風。ところが、この電話、私の旧姓をフルネームで尋ねるものだから「?」となった。相手は年輩の女性で、聞き慣れない声。名前を告げられてアッと思った。私が教会の日曜学校に通っていた頃、とてもお世話になっていたK先生からだった。クリスチャン一家で育った私は、通常の礼拝の他に、中学生の頃まではきちんと日曜学校で同世代の友達と聖書について学んでいた。日曜学校は、教会の信者さんの中でもとりわけ熱心で敬虔な方が先生をつとめられるのだけれど、いろんな先生の中でも、私はK先生の物静かながらしっかりと神様を信仰する姿勢に信頼を寄せていた。私の足が教会から遠のいてもK先生との交流だけは年賀状を通じて続いていた。結婚しました、子どもができました、引っ越ししました…。そのたびに聖句に添えて、「いつも祈っています」というハガキをいただいていた。先生の方でも私のハガキをじっくりとご覧いただいていたようで、生まれて数度しか顔を見せたことのない（それも教会でちょこっと挨拶する程度の）KAIの名前をしっかりと覚えていてくださったのだ!!たまたまテレビを見ていて「あらっ」と思ったのだと言われれ、それで「忙しい時間だと思ったのだけれど、どうしても感動したということを伝えたくて」と電話番号を調べてかけてくださったらしい。とても感謝で、嬉しい出来事だったわ。

  2004年07月01日

• 

  モールマン

  彫刻家の友人から、屋外展示のグループ展へのお誘いがあった。いや、私にではなくて、KAIにね。なにしろ彼は「画伯」だから（笑）。こんな企画があることは、別の友人を通して聞いていた。KAIは夏の作品展で気持ちがいっぱいだったのか、「もう作品展はやらない」と言っていたし、私は私でその方が楽だからいいやと思っていたんだけど、案内のパンフを見て気が変わったらしい。ヤツめ、「やってみたい」と言い出した。とは言っても、面倒臭いことはやりたくないなー（作品作りを見ているだけでイライラすることはあるのだ。搬入だって大変だし）。屋外の作品展ではあるし、紙に絵の具というのもキツイしなー。パッと作れてインパクトがあるもの…。そうだ、KAIがたくさん作っている「モールマン」、これにしよ（上の作品ね）。KAIの話によると、これを最初に作ったのは幼稚園時代らしい。風邪で寝ていたときに、退屈になって、近くにあったモールでこの原型らしいのができたらしい。私は知らないけど。で、自分の一人遊びとして、ちょこちょこ作っていたのが、だんだん本格的になって、私が「あー、こういうの作ってるんだ」と気づいた時（去年の冬）には、かなりちゃんとしたのが素早く作れるようになっていた。単色だったのが多色を使うようになり、最近では100均で購入した30センチもあるモールをたっぷり使ってこういう肉付きのあるのも作っている。それも、案外短時間。15分もあればできているんじゃないかなぁ。今日、地元新聞社の方が取材に来られてひとしきり話をした後に、部屋に飾ってあるモールマンを見て「これと似たようなのが丸亀の猪熊弦一郎美術館にありましたよ!!」と感動されていたわ（この美術館にはまだ行ったことがないのよ）。特にこれは男の人にウケがよくて、先日いらっしゃったカメラマンさんも熱心にこの作品を撮っておいででした。んー。これを楽しく展示するには、屋外っていうのいいかもしれない。現地の行ったことがないから、今度KAIを連れて行ってみよ。それでイケそうだったら参加しちゃうかな。……と、子どもの趣味にいちいちつき合っていたら、母は大変なんだよなあ（笑）。

  2004年06月30日

• サラ・スペシャル

  この前、サラ・ブライトマンのコンサートに行かれたOさんが、コンサート会場のみ「極秘」で販売しているという、サラのスペシャルCDを入手。ワケあって一緒に行けなかった可哀想な私にもプレゼントしくださいましたわ～。感激!!!天国からの歌声のように美しく荘厳なドレゴリアンとの共演や、エンヤの「ウォーターマーク」や…多彩な収録は、なんだかおいしいア・ラ・カルトってな感じ。素敵な1枚、ごちそうさまでした!!ところで、やっとこさ作品展のDMができました。夜、宛名書きして早めに発送しますね。私書箱にご住所入れてくださった皆様、しばしお待ちの程を!!

  2004年06月29日

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