テーマ:今日のバレエ(61)
カテゴリ:今日のバレエ
先月のことになりますが、
シュツットガルトバレエ来日公演に行って参りました。 「眠れる森の美女」マリシア・ハイデ版 11月23日(日)18:00 オーロラ姫:アリシア・アマトリン デジレ王子:フィリップ・バランキエヴィッチ カラボス:ジェイソン・レイリー 一幕、オーロラの登場場面では、 お姫様オーラを漂わせていていたアリシアでしたが、 見せ場のローズアダージョではバランスが悪く 見ているこちらがハラハラドキドキさせられ、 落ち着いてみることができなかったことが残念。 全体的に、舞台装置などもシックにまとめられ ちょっと地味な印象を受ける眠りでしたが、 三幕ではクリスマス調の豪奢な結婚式で盛り返しました。 そんな中、印象的だったのが、黒の演出 カラボスの存在。 黒い布を使った大胆な振付やちょこちょこと階上を駆け巡るなど、 その存在を楽しませていただきました。 「オネーギン」ジョン・クランコ振付 11月30日(日)15:00 オネーギン:フィリップ・バランキエヴィッチ レンスキー:アレクサンドル・ザイツェフ タチヤーナ:マリア・アイシュヴァルト 体調を崩した中での鑑賞。 前夜、痛みや違和感でよく眠れなかったことや薬の影響もあり 一幕・二幕は結構寝てしまい、三幕はうつらうつらながらも なんとか最後まで見終えることができました。 バランキエヴィッチのオネーギンは、背もすらっと高く 舞台栄えがいたします。 でも、鑑賞しながらも、2005年に同じくシュツットガルトバレエ団の ゲストダンサーとしてオネーギンを主演したマニュエル・ルグリの姿が 脳裏に焼きついていて、背後霊のように私の目には映ります。 病でボーっとしていたことがよかったのか、なんとなくルグリを見たような 気分をいだきながら、家路に着きました。 きわめて簡素な感想ですが、記録にとどめておきたくて 書いてみました。 この2回とも、ご懇意にさせていただいている方に会場でお会いし、 バレエのことはもちろん、互いの近況を語り合うなど 鑑賞以外の楽しみもございました。 その方から伺ったところによると、いよいよパリオペでのルグリの引退公演が 来年5月15日に決まったとのこと。 おそらく、来年も同じ職場にいると思うので、日程的には 厳しいと思うのですが、ぜひとも行ってみたいとという 思いに駆られております。 このところ、帰りの遅い毎日が続き、病に見舞われるなど、 気も弱っております。少し、元気になったら、今一度アデュー公演の ことを考えてみたいと思います。
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