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Haskellな日々

August 1, 2009
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カテゴリ:今日のバレエ

第12回世界バレエフェスティバル [プログラムB] 
8月8日(土)15:00開演  会場:東京文化会館

今年は3年に1回のバレエフェスティバルの年。
私の鑑賞予定は、8月1日Aプロから最終の8月16日(日)オマージュ・ア・ベジャールまでとなっております。

ようやく、今週、私にとっての晴れ舞台をひとつ終えたので、
少し感想を書いてみます。

■第1部■ 15:00~16:10

序曲「戴冠式行進曲」 (ジャコモ・マイヤベーア作曲)

「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
振付:ジョージ・バランシン/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
マリアネラ・ヌニェス ティアゴ・ソアレス

今日は、前から5列目センター、表情がばっちり見えるのはよいですが、
時に足先が欠けるのが玉に瑕ですね~
贅沢を言ってはいけませんが、もう少し、後ろの方が好みです。

フェスの醍醐味のひとつ、チャイコフスキー・パ・ド・ドゥですが、
今年は、いまひとつ盛り上がりに欠けるように思います。
どうしても、前回のコジョカルとコレーラを思い出してしまい
なんとなく、物足りなさを感じます。→よくよく考えてみると、前回はコボーで
コレーラは前々回?
でも、側で見ると、ティアゴはかなりのハンサム、ロイヤルらしい気品が漂っておりました。

「コッペリア」
振付:アルテュール・サン=レオン/音楽:レオ・ドリーブ
ヤーナ・サレンコ ズデネク・コンヴァリーナ

こちらも、Aプロのコジョカルペア、先月見た、ロホとカレーニョの
コッペリアとおのずと比べてしまい、地味な印象を受けました。

「アレクサンダー大王」
振付:ロナルド・ザコヴィッチ/音楽:ハンス・ジマー
ポリーナ・セミオノワ フリーデマン・フォーゲル

最初にひとりで、座位で登場したフォーゲル君のお衣装は、
黒の長袴のようなパンツ。
見事な腹直筋と前鋸筋に目を奪われ、お顔とのアンバランスさに
ただただ驚くばかり。
ポリーナちゃんは、同じく黒のセパレーツのお衣装。
すらりと伸びた肢体は、モロー美術館で見た踊るサロメのように美しく、
のびやかに踊りも印象的です。
急遽演目を変更されたとのことですが、
ふたりにあっていてとてもよい選択だと思いました。
これで、Aプロのマノンを挽回??

「海賊」より "寝室のパ・ド・ドゥ"
振付:マリウス・プティパ/音楽:リッカルド・ドリゴ
シオマラ・レイエス ホセ・カレーニョ

Aプロのカレーニョは跳躍の際に、得意の決めポーズをいれるなど
絶好調だっただけに、ただただサポートに徹した本日の海賊はとても残念。
リフトは素敵でしたが、やはりカレーニョのエレガントなピルエットを
拝見したいものです。でも、笑顔はいつものカレーニョ、この笑顔も今回で
お別れと思うと、目頭が熱くなりました。

「白鳥の湖」より "黒鳥のパ・ド・ドゥ"
振付:マリウス・プティパ/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
上野水香 デヴィッド・マッカテリ

水香ちゃんの自信に満ち溢れた笑顔がとても印象的で
彼女は、黒鳥がお得意なのだと思いました。

「パリの炎」
振付:ワシリー・ワイノーネン/音楽:ボリス・アサフィエフ
マリア・コチェトコワ ダニール・シムキン

これは、本日の1・2を争う注目の演目でした。
何といってもシムキン君の超絶技巧、高い跳躍に開脚を入れたり、
マネージュでは、体幹を強烈な斜度に傾けたり、高速ピルエットを
ご披露したりと、周囲の方々も割れんばかりの拍手を
っていらっしゃいました。
私はただただ呆然と見つめるばかり、当のご本人は得意そうな満面の笑みで
いらっしゃいまして、かなりのご満悦のご様子でした。
しかし、上品な超絶技巧で好感が持てました。ガラが楽しみです。

<休憩20分>


■第2部■ 16:30~17:35

「ナイト・アンド・エコー」
振付:ジョン・ノイマイヤー音楽:イーゴリ・マルケヴィッチ
エレーヌ・ブシェ ティアゴ・ボァディン

ブルーバイオレットの照明の中、ブシュの白いサーキュラースカートが
とても美しい。しかし、内容はよくわかりませんでした。
始めてみた演目?です。


「スリンガーランド・パ・ド・ドゥ」
振付:ウィリアム・フォーサイス/音楽:ギャヴィン・ブライアーズ
アニエス・ルテステュ ジョゼ・マルティネス

ベージュのぴったりとした上下のお衣装のジョゼは
何もまとっていないようにも見え、一瞬驚きますが、一方の
アニュエスはオフホワイトのモダンなチュチュスタイル。
一枚布のチュチュは、波をうったような斬新なデザインで、
アニュエスにお似合いと思いました。
この演目は、ほとんど二人が手をつなぎながら踊る振付で
結構難しいのではないかと思いながら見つめておりました。
息もぴったり、見事な融合に、ペアの素晴らしさを感じます。

「白鳥の湖」第3幕より
振付:グレアム・マーフィー/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
ルシンダ・ダン レイチェル・ローリンズ ロバート・カラン

3年ほど前になりますでしょうか、オーストラリアバレエが来日したときに
全幕を拝見いたしました。
ルシンダ・ダン演じる嫉妬に満ち満ちた男爵夫人が良いですね~
グレアム・マーフィーは手の振り付けが独特で面白い。

「マノン」より第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン/音楽:ジュール・マスネ
アリーナ・コジョカル ヨハン・コボー

コジョカルのクロスする美しい足の動きを見て、
やはりマノンはこれがなくてはと改めて思いました。
全身で喜びを表現するコジョカルに拍手拍手。

「アパルトマン」より "ドア・パ・ド・ドゥ"
振付:マッツ・エック/音楽:フレッシュ・カルテット
シルヴィ・ギエム ニコラ・ル・リッシュ

Aプロのニコラは、印象が薄く感じられましたが
本日は、ダイナミックなニコラの存在感が光っておりました。

「ベラ・フィギュラ」
振付:イリ・キリアン/音楽:アレッサンドロ・マルチェッロ
オレリー・デュポン マニュエル・ルグリ

お色は違いますが、小さな死を髣髴させるデザインに包まれた二人。
控えめのメークで登場したオレリーはとてもチャーミング。
一方、ルグリはとても若々しく、あの年齢とは思えないスタイルの良さ。
腰を低めに落とした振付もとても決まっていて、何よりも
ワンテンポ先を行くすばやい動作に目を奪われます。
とても二人に合っていると思いましたが、これがきっと私が見る
最初で最後になるのですね…
そう思うと、涙が込み上げてまいります。

<休憩15分>


■第3部■ 17:50~19:10

「海賊」
振付:マリウス・プティパ/音楽:リッカルド・ドリゴ
ナターリヤ・オシポワ レオニード・サラファーノフ

オシポワの自信に満ち溢れた表情がとても印象的でした。
サラファーノフ君は、側で拝見するとジャニーズのような雰囲気です。

「ル・パルク」
振付:アンジュラン・プレルジョカージュ/音楽:ヴォルフガング・A.モーツァルト
ディアナ・ヴィシニョーワ ウラジーミル・マラーホフ

私はちょっと苦手でした。
ルパルクというと、パリオペの印象が強すぎて、私自身が他のものを
受け入れ難くなってしまっているのかもしれません。
長い接吻をしながらの宙を舞うように回転するパ・ド・ドゥが見所ですが、
今日はとても短いように感じました。
ルグリやイレールのように、両手を広げながらの高速回転でないと
物足りなさを感じてしまいます。
切れのある振付という印象もありましたが、
メリハリもあまり感じられませんでした。

「ブレルとバルバラ」  
振付:モーリス・ベジャール/音楽:ジャック・ブレル、バルバラ
エリザベット・ロス ジル・ロマン

エリザベット・ロスは本当に美しい。
しかし、Bプロ終盤での長めの演目は、見るほうの集中力が続かないと
つくづく思いました。

「エスメラルダ」
振付:マリウス・プティパ/音楽:チェーザレ・プーニ
タマラ・ロホ フェデリコ・ボネッリ

ロホの超絶技巧は進化し続けるのだと感心させられた作品。
緑と黒のお衣装がとてもロホに似合っていて、貫禄に満ち満ちていますね~
今日のエスメラレルダでは恐らく今まで以上に、
片足ポワントでの静止時間が長く、ボネッリがロホに何度も
手を差し伸べようといたしましたが、ロホはそれをはねのけて
ひたすら静止しております。すごいバランス力ですね~
また、本日のフェッテもますます凄い!
途中で5回転をいれるのですが(娘は6回転だと主張)、それに留まらず、
回転しながら、さらにマネージュのように円形の弧を描きだしたので、
それにも驚嘆。最初は軸がぶれてきたのかとおもいましたが、さにあらず。
シムキン君以上に、割れんばかりの拍手であったと思います。
シムキン君もそうでしたが、ロホの超絶技巧も上品で、嫌味がないところが
とてもよいですね~何よりロホはチャーミングで、毎回感動させられます。
ボネッリはどうしても印象薄くなってしまいますね~

「オネーギン」より第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・クランコ/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
マリア・アイシュヴァルト フィリップ・バランキエヴィッチ

見れば見るほど、ルグリのオネーギンを重ね合わせてしまいます。
ルグリのサポートって本当に凄いと、ここで感じるのも失礼なのですが
一歩先にまわって、サポートする姿が幻影のように浮かび上がってくるから
困ります。

「ドン・キホーテ」
振付:マリウス・プティパ 音楽:レオン・ミンクス
スヴェトラーナ・ザハロワ アンドレイ・ウヴァーロフ

最後は、ロシア組みのドンキ。
華のある二人はトリにふさわしい。
特に、今回は、ウヴァの健闘ぶりが凄かったように思います。
やはり、若い人たちの超絶技巧に刺激されたのでしょうか。
ザハロワのフェッテも無事に決まり、ほっといたしました。
Aプロの黒鳥では、後半でバランスが崩れ、ドキッとするような
フィニッシュだったので、本当に良かったと思いました。

感想を書いていても思いますが
バレエフェスは、本当に長いです。
次のガラはお楽しみもありますから、もっと長くなりますね~
今回のフェスでお別れのダンサーも多く、
涙で見ていられないかもしれません号泣







Last updated  August 9, 2009 08:28:27 PM
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Re:第12回世界バレエフェスティバル Bプロ (08/01)   ともりーな さん
こんばんは。ごぶさたしております。

私はBプロには行けませんので、レポを非常に楽しく拝見いたしました。

そうですね。テクニックも嫌味なくみせられるところがやっぱり一流なのだと思います。私もシムキン君はとても好感をもちました。まだまだお若いのでこれからがとても楽しみです。ロホもとても好きなダンサーです。Aプロの会場では思わず「白雪姫」のDVDを買ってしまいました。

カレーニョも引退間近のようで、本当に残念です。すごく男性的な体つきですが、とても上品でしなやかな踊りが印象的です。

ルグリはよかったでしょうね・・・・・。Aプロの「椿姫」では涙が止まりませんでしたから。

ガラも是非堪能してきてください。ガラのレポもお待ちしております。

(August 9, 2009 09:21:26 PM)

Re[1]:第12回世界バレエフェスティバル Bプロ (08/01)   Fujikomaru さん
ともりーなさん

>こんばんは。ごぶさたしております。

こちらこそ、ご無沙汰しております♪

>私はBプロには行けませんので、レポを非常に楽しく拝見いたしました。

独断と偏見に満ち満ちた感想ですみません。
結局、ルグリと切り離して鑑賞できないのですよね~

>そうですね。テクニックも嫌味なくみせられるところがやっぱり一流なのだと思います。私もシムキン君はとても好感をもちました。まだまだお若いのでこれからがとても楽しみです。ロホもとても好きなダンサーです。Aプロの会場では思わず「白雪姫」のDVDを買ってしまいました。

思えば、前回のフェスでロホが踊った白雪姫も
相当な超絶技巧でしたが、さらに進化しておりました。

>カレーニョも引退間近のようで、本当に残念です。すごく男性的な体つきですが、とても上品でしなやかな踊りが印象的です。

実は、ルグリの次に好きなダンサーです。
引退だなんて残念でなりません。しくしく…

>ルグリはよかったでしょうね・・・・・。Aプロの「椿姫」では涙が止まりませんでしたから。

Bプロのルグリは一層若々しく、引退だなんて
本当に信じられません。ルグリのお衣装は
優しい嘘のものともよく似ておりました。
シースルーがとても素敵でした。
そう言えば、新しいルグリ本も会場で先行販売
されておりましたので、楽しみにしていてください。

>ガラも是非堪能してきてください。ガラのレポもお待ちしております。

ガラは抽選で当たったことは当たったのですが
第3希望での当選です。
これには、娘と二人でがっかり…
しかし、しっかり見てまいります。
(August 9, 2009 11:21:40 PM)

Re:第12回世界バレエフェスティバル Bプロ (08/01)   ノラキチの妻 さん
こんばんは

ルグリ 21日にBS-hiで放送されますね。

>ルグリのサポートって本当に凄いと・・・

番組紹介のコーナーでご本人も話されていましたが

ペアで踊ることが お好きなんですね。
パートナーの魅力を引き出す力があるそうですね。

また 後輩の指導も的確で熱心。

技術もすごいけれど 人間としても素敵な方

Fujikomaruさんが 「おっかけ」してしまうのも納得。

バレーはよくわかりませんが、21日の番組は 私も拝見して 優雅な舞に酔いしれ、また仕事に対する姿勢を学びたいと思っています。

(August 14, 2009 11:26:56 PM)

Re[1]:第12回世界バレエフェスティバル Bプロ (08/01)   Fujikomaru さん
ノラキチの妻さん
おはようございます。

>ルグリ 21日にBS-hiで放送されますね。

そうなんですよ!
あのアデュー公演の放送です。昨日、録画予約をいたしました。

>ペアで踊ることが お好きなんですね。
>パートナーの魅力を引き出す力があるそうですね。

パートナーにあわせて、サポートをするのですが
それがまた絶妙で、見ていて感銘を受けます。

>また 後輩の指導も的確で熱心。

NHKのスーパーバレエレッスンでその様子が
よくわかります。

>技術もすごいけれど 人間としても素敵な方

並々ならぬ日々の努力と豊かな経験あの強い精神力と
高い身体能力を生み出していると、ルグリ本に書かれています。

>Fujikomaruさんが 「おっかけ」してしまうのも納得。

いつも、心の奥に響く感動と大きな安心感を
与えてくれるところが大好きです。

>バレーはよくわかりませんが、21日の番組は 私も拝見して 優雅な舞に酔いしれ、また仕事に対する姿勢を学びたいと思っています。

ぜひ、ご覧くださいませ。
美しい芸術の裏に隠れた日々の努力にきっと
感動することと思います。 (August 15, 2009 10:45:50 AM)

Re:第12回世界バレエフェスティバル Bプロ (08/01)   kumacyuji さん
すばらしいレポートですね!
私はバレエ観賞歴がまだ浅いせいか、
良く理解できないものもありましたが、
大変楽しめた1日でした。

そうそう、わたしもルグリ、予約済みです。
そのあと、デュポンとのドンキの放送があるんですよね。
たぶん持っているDVDの放送かと思いますが。。。
(August 15, 2009 11:08:47 AM)

Re[1]:第12回世界バレエフェスティバル Bプロ (08/01)   Fujikomaru さん
kumacyujiさん

こんばんは!

>すばらしいレポートですね!

kumacyujiさんにご紹介した手前、
レポを書かないと申し訳ないと思い尽力しました。

>私はバレエ観賞歴がまだ浅いせいか、
>良く理解できないものもありましたが、
>大変楽しめた1日でした。

Bプロはコンテが多かったので、
実はちょっと心配しておりました。
私も、眠くなってしまった演目がありました。

>そうそう、わたしもルグリ、予約済みです。

私が同じ空間を共有したアデュー公演を
ぜひお楽しみください。素晴らしい舞台でした。

>そのあと、デュポンとのドンキの放送があるんですよね。
>たぶん持っているDVDの放送かと思いますが。。。

そうですね、お持ちのDVDだと思います。
明日は、フェスの最後のプログラム、
オマージュ オブ ベジャールに行ってきます!
(August 15, 2009 08:13:15 PM)

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