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東京も台風が去った昨日から、まさに猛暑到来といった暑さだ。
暑い時には熱い物を食べろと親からよく言われたものである? というわけで今日は、若貴確執問題で俄然注目を集める、花田勝プロデュースの「Chanco Dining 若」の銀座店へ会社の仲間総勢5名で繰り出す。 繰り出すといっても予約したのは約1ヶ月前、東京にも他に3店舗できたおかげで六本木店だけだった時と比べるとだいぶ緩和されたが、それでも現在東京のレストランで最も予約の取りにくい店の一つといってよいだろう。 銀座店は銀座5丁目の三原橋の近くで、内装も銀座にふさわしいゴージャスさ、若乃花の化粧をまわしなどがさりげなく飾られたりしている。 ちゃんこ屋といえば店内にはBGMで相撲甚句が流れるのが定番だが、当然この店ではあまりにフィットしないためそんなのは流れていない。 個人的には、こんなに内装は豪華じゃなくてもいいからもう少し安くして!と思ってしまうのだが、やはり銀座で勝負するにはそうもいかないのだろう。 果たして午後7時の店内は女性客比率が当然のように高い(我々もそうなのだが)。そしてやはり銀座といえば同伴客である。まさに同伴に最適な店だと思うが、この予約の取りにくさでは、よほどの勝負を挑む時でないと、気軽に使うというわけにはいかないだろう。 さて肝心の料理の方だが、これはレベルが高い。有名人の店としては秀逸の出来ではないだろうか。ホームページにも書いてある通り、料理人の方々がまさに「堅忍不抜」の精神で作っている?のであろう。 まずはビールで乾杯したあと、「地鶏の空揚げ甘辛煮」のような名前だったと思うが、それと冬瓜やなす、さといもなど数種類の野菜を薄味で煮て冷たく冷やしたものなどを注文し、軽く腹ごなし。 この店はメインのちゃんこ鍋以外にも、鮮魚の刺身、黒毛和牛を使ったたたきなど興味を引く料理も多いが、あまり最初に調子に乗ってあれこれ注文してしまうと思わぬ出費になってしまう。鍋の前のオードブルは程ほどが良いだろう。 そしてメインのちゃんこ鍋である。 何種類かの鍋があったが、我々は迷わず店の一押しである「塩ちゃんこ」を注文した。 まずは大きな鍋に表面の油がきらきらと光る琥珀色のスープが注がれて登場。甘みを出すためであろう玉ねぎがすでにスープに入っている。このスープに鶏肉、豚バラ肉、鶏のつくね、など肉類を入れていきその上に野菜類を入れていく。基本的に相撲部屋のちゃんこ鍋は魚はあまり入れず肉類中心らしいが、我々はトッピングで、いわしのつみれと海老入りのワンタンを店のスタッフのアドバイスに従って追加した。 できた鍋の味を一言で言うと「極上のだしで作った、極上のタンメン」とでも言おうか、にんにくが程よく効いた、こくのあるスープが病みつきになりそうな美味さである。海洋深層塩を中心にブレンドした特製の塩を使用しているらしいが、まろやかなスープの味は使う塩もポイントになっているのだろう。 好みで卓上に出されるごま(小さなすり鉢に入ってきて自分で擂る)や柚子胡椒を加えるとまた違った味が楽しめた。このスープはまさに「堅忍不抜」 精神で作り上げた二子山部屋直伝の味なのであろう。 あまりの美味しさに店のスタッフのアドバイスにより5人で3人前を注文したのだが、さらに追加で野菜やつくねなどの具を追加注文し、さらに締めには中華麺を注文。 この中華麺がまた秀逸で、まさに極上のタンメンを最後まで楽しむことができたのである。 恐るべし相撲部屋の料理。 この味ならこの繁盛振りもうなずける。 花田勝なかなかやるなと思った銀座の夜でありました。 ただしお値段はそれなりの銀座価格です。 ちなみにこの店は出来上がりまで全て店のスタッフが卓上で作ってくれます。鍋奉行を自認する方は腕を振るう機会がないのでウンチクだけで我慢しましょう!? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 29, 2005 02:11:32 AM
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