「百鬼夜行抄(15)」 今市子:著 コミック
【作者】:今市子【感想】「迎えにきて」「鬼の面」「野に放たれて」「緋い糸」「黒天井」の5編を収録。今回はいつもより判り易い内容だったような気がします。(自分的に…)一番印象に残ったのは、「緋い糸」です。何故かと言うと、開さんが出ているから~~。「緋い糸」では主人公の女性が子供の頃から緋い糸が見えるという話しで、その女性の過去がつらつらと描かれていて、ページをめくるとなんと、「お待たせ、開さん」っと律が開さんの元に駆け寄っているじゃありませんか!!律と開さんのツーショット!←ここ可愛くて滅茶苦茶可妄想させる二人なんですよ。どんな妄想かと言うと、二人は他の反対を押し切って同棲して仲睦まじく暮らしているという妄想です。これだけでご飯4,5杯は軽くいけます。。。ゲフゲフ。その後女性と話しながらも、女性の緋い糸を取ろうと手を出した開さんを止めます。「ダメじゃないですか!」と律がめっと怒ります。その瞬間、「開さん、ケンカのあとはすかさず チュウするのよ~っ!!」と心の中で叫んだのは言うまでもありません。脳内勝手に変換です。緋い糸とは実は運命の糸ではなく、不吉なことを予知する糸だったという話しでした。また一番ぞぞ~っとしたのは、「鬼の面」です。これは最後の終わり方が怖くて、こういう決着を見せない終わらせ方は珍しいのですが、その後を想像してぞぞ~っとなりました。「野に放たれて」は結末が見えずにわくわくして読みました。このお話が一番好きでした。花びらのようなものの正体はそれか!!っとびっくり。流石は今さんですね。今回の律は大学生のままなのですが、顔がちょっと大人になったような気がします。三郎さんの話もちょっとあって、次回へ繋がっていきそうで楽しみです。