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カテゴリ:おでかけする
津市美杉町上多気、北畠神社の約100m東にある「雪姫桜伝説の地」です。 もともとは、北畠氏の別邸「東御所(東の御所)」があった場所だそうですが、この地で亡くなった悲劇の女性、雪姫の伝説の地として有名です。 雪姫は、8代国司・北畠具教の娘で、政略結婚により、織田信長の息子(後の信雄)を婿養子としました。その頃は、織田信長が伊勢進攻を狙っていた頃で、北畠氏も、美里の長野氏も、その動向に恐々としていた頃です。 各地の武将は、織田家から養子を迎えたり、あるいは娘を嫁がせたりして、戦争回避を画策したのです。 ところが(というか「やはり」というか)信長は伊勢進攻を決め、国司・北畠具教は裏切られた形になります。 雪姫は、この東御所に隠れました。 しかし、織田軍との戦いが始まると、北畠の軍勢は次々に敗れ、ついに本拠の上多気にまで織田の将兵が進入してきました。 隠れていた雪姫も捕らえられ、東御所の桜の木に縛り付けられます。 縛り付けられていた雪姫のところへ、どこからか一匹の白い狐がやってきて、縄を外し、姫を先導してどこかに逃がした、という伝承があります。雪姫が縛り付けられていた桜の木は、その後400年経った今でも、幹は枯れても新しい芽が出てきて、この場所で毎年桜の花を咲かせていると言うことです。 この「捕らえられていた雪姫を、狐が逃がした」という伝承に基づいて、毎年5月5日、この北畠神社の周辺で「雪姫行列」の行事が行われています。 北畠神社の駐車場横のレストラン「雪姫邸」、 もちろん、この「雪姫伝説」の雪姫にちなんで名前が付いています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.06.29 15:50:51
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