トヨタ「ライトウェイトスポーツの復活!」なのか?
Yahoo!ニュースで「トヨタ ライトウェイトスポーツの復活!」 という記事を見つけ、期待したのですが・・・以下、Yahoo!ニュースより引用(元記事)------------------------【トヨタ カローラアクシオ“GT”登場】ライトウェイトスポーツの復活2月19日12時36分配信 レスポンスかつてエンジン排気量1.5リットル前後の車といえば、ライトウェイトスポーツとして、車種もモデルも多数ラインナップされていたカテゴリだ。値段も手ごろでとくに若者や競技のエントリーカーとしても人気を博していた。[カローラアクシオ GT] しかし、いまやリッターカーの上は1.8 - 2.0リットルクラスになってしまい、間がぽっかり空いている。ところが2007年ごろよりこの隙間に動きがなくもない。三菱『コルト』やマツダ『デミオ』、スズキ『SX4』などがスマッシュヒットを飛ばし、トヨタ『カローラ』にターボモデルの「GT」が発売された。正確には、TRDトヨタテクノクラフトが、「カローラアクシオ」の「X」グレードにターボを搭載し、ECU、TRDスポルティーボサスペンション、エアロパーツ、17インチホイールなどを装備した「カローラアクシオ“GT”」だ。クラッチカバーも強化されており、機械式LSDはメーカーオプションで用意されている。これは、明らかに「AE86」を意識したカローラのスポーツモデルといえるだろう。このご時世、ファンにはうれしいモデルの投入だ。開発プロジェクトは08年6月ごろから動かしていたという。同年末には概要が発表され、09年1月のオートサロンでは車両展示が行われているので、媒体で目にしている人もいるだろう。《レスポンス 中尾真二》------------------------------(引用ここまで)以前からささやかれていたトヨタの軽量スポーツカーが復活する「AE86の復活がある」という噂が、ついに現実となったのかと、一瞬思ってしまったのですが、これがそのハチロクの復活だったのかと思うと幻滅しますね。確かに近年ではスポーツカーとして若者の手の届く車が少ないと感じるのですが、ただ単純にカローラをターボ武装し、クラッチや足回りを強化したチューン車の発売記事に、ハチロクを引き合いに出して欲しくないと思うのは私だけではないだろう。これを書いた人はハチロクがどういうものかを理解していないのでは?本当のハチロクファンが読んだら怒るぞ。ハチロクが今でも根強い人気なのは、非力ながらもトヨタ最後の軽量FRスポーツカーだったからというところが大きな理由だと思われる。特に80系カローラはセダン系がFF(前輪駆動)に移行する中で、ハチロクをはじめとするスポーツモデル、カローラ・レビン/スプリンター・トレノを敢えてFR(後輪駆動)として残したことが走り屋の間で高く評価されていると理解する。その後のレビン/トレノは92系、101系、111系と3代続くのだが、駆動方式をFFにしたため、ハチロクほど根強い人気車種にはなっていない。今回のアクシオGTは、キャラクター的にもスパーチャージャーで武装したAE92系にむしろ近いのでは?そもそも、今回の「カローラアクシオ GT」はもともとハチロクを意識して作られたものではないと思う。カローラアクシオをベースにスポーツチューンを施したエントリーカー・・・この車自体にはそれほど嫌悪感を感じない。しかし、この車を「AE86を意識したスポーツモデルの登場!」と宣伝するから角が立つのだ。この記事を書いた記者の罪は重い。