団地模型図面(公営住宅標準設計 52C型)
団地模型図面、今回は公営住宅標準設計の中から、52C型。昭和27年(1952年)に設計された標準設計です。前年の51C型と違い、バルコニーや出窓のないシンプルなデザイン、北側階段室ながら、階段室スペースを南北に貫通させ、南側からのアクセスを可能にしたプラン。2階と3階には、階段室の南側に物干場となる共用スペースを設けていることが特徴で、一見南入りにも見えます。3階建てが前提のようで、どこか地方都市に多そうなイメージです。私も実際に見たことがあるのは長野県営住宅三輪団地くらいなもので、ここも90年代に取り壊されてしまいました。jpg版なので解像度はいまいちですが、pdf版をHPの方にアップしましたので、必要な方はどうぞ。団地模型研究所「団地模型図面集」ちなみに縮尺は1/150です。シンプルな外観から模型化しやすいタイプのように見えますが、階段室が丸見えになると思われるため、内部まで丁寧に作る必要がありそうです。