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カテゴリ:雑記
「それが原因かもしれないし、そうじゃないかもしれないし、漆のお椀を使うのやめてみて症状がよければあー、そうだったんだってことになるかもしれないし、また別の原因があるかも知れないし、見たいな感じ。」
「これ飲むと、効くっちゃぁ効くけど、効かないちゃぁ効かないって人もいて、まぁ飲んでて効けば飲み続ければいいけど、効かなければそんなもんかな、と・・・まぁその程度の薬なんだよね。」 私が通っている、皮膚科の先生のコメントはいつもこのようにアバウトなのだ。 毎回診察を受けて、このオブラート1000枚くらいに包まれた不透明な回答に煙に巻かれて、もう自分のアトピーが良くなっているんだか悪くなってるんだかよくわからない状況である。 そんなアバウト先生のもとに昨日、異国の患者さんがきていた。 肩越しから盗み見た感じでは、ロシア語でもイタリア語でもドイツ語でもアラビア語でもフランス語でもなく、英語の本を読んでいらっしゃったので、英語圏の方でしょう。 他人事ながら、あの先生大丈夫か?と心配になった。 高校生のとき、英語の先生が「英語はYesかNoかをハッキリ要求してくる言語です」と言っていた気がする。 少なくとも、以前働いていた会社の取引先の外国人達はハッキリとした回答を要求してきて、私のような優柔不断な人間はメールの返事を書くのに四苦八苦した気がする。 彼のアバウトなコメントは外国の人にも通用するのだろうか? あの患者さんはまだ20代という感じで、日本に来て長くて数年しか経っていないはず(憶測)。 日本語をしゃべりつづけて30年の私でも彼のコメントは「だからどっちなんだよ」と理解に苦しむのに、彼女にあのアバウトな日本語は理解できるのだろうか? それともあの先生は英語がネイティブ並みに堪能であの超アバウトなコメントも英語ですらすらと、~見たいな感じなんだよね、とか説明できちゃうんだろうか? それはそうと結局昨日も煙に巻かれて帰ってきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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