お出かけしたくなる季節
もうさすがに雪は降らないでしょう!と思いつつ、タイヤ交換を先延ばしにしている私。でもそろそろお出かけしたい気候だわ~春のおでかけにぴったりなのは私の手持ちだとスピッツですかね。CYCLE HIT 1997〜2005 Spitz Complete Single Collection [ スピッツ ]ベストだったらこのあたりの中期の曲が好きですね。そのものズバリ「春の歌」なんてのもありますがフォーキーなサウンドとマサムネ君の透明感のある歌声はどれも春にピッタリです。アルバムはどれも名盤で選び難いですが昨年出た最新作が素晴らしかったなぁ。醒めない (通常盤) [ スピッツ ]CMにも使われていた「みなと」が名曲過ぎる。ちょうど3月の頭、渋滞中にこれが流れたんですがじわじわ胸に響いて涙目で前が見えない(´;ω;`)失ってしまった大切な人を思う曲ですが綿雲のように消えかかるその人の思い出を反芻して、必死に心につなぎとめようとしているそんな心情が描かれていて本当に切ない。一説によると、震災で大切な人を失った人たちに思いを寄せた曲とか?そうでなくても大切な人を失ったことのある人であれば共感してしまう曲だと思います。6年経って、復興、復興と被災者の方々は前を向くことばかり強いられているようで、なんだか心配です。私ならそんなに簡単に立ち直れるだろうか、と考えると。忘れること、自分だけ幸せになることへの罪悪感、そんなものは故人も望んでいないとわかっていても割り切れない思いがあるはずです。思い出にすがることも、あの時ああしたらと後悔ばかりしてしまうことも許してほしい。そんなの何にもならないってわかってるけど気が済むまで悲しめば、その時こそ立ち直れるんじゃないですかね。それを中途半端にフタをして元気にふるまってると逆にこじらせちゃうと思うんだよな。もう6年だから、とか関係ない。これが本当に震災に思いを寄せた曲であるならばこのタイミングでこの内容って本当に感動してしまうんですが。鼓舞したり応援したりするだけが音楽じゃないよなって思う1曲、そしてアルバムを通して聴けば聴くほど味が出てくるスルメ盤であります。