出世する男の夜の行動学
出世する男の夜の行動学年末を迎えると、気忙しいものです。仕事も家庭もそうですが、何か区切りをつけないといけないような、そんな気持ちになってしまいます。果たして今年は何回の忘年会をこなすことになるのでしょうか。酷い時には一日で3回の忘年会を走り回ることもあります。一箇所30分程度。乾杯をして親しい方々に不義理にならないように挨拶をして、次の会場へ。酒に飲まれる姿も決して感心をしませんし、他人に不愉快な思いをさせたりも好まれることでは有りません。一人や極めて身近な者同士の宴席は酒に飲まれたり、酔いつぶれてみたり、管を巻いてみたりも愛嬌ですみますが。人の本性はこんな時に表面化したりするものです。また、普段とは全く異なった表情を見せたり、逆に人柄を見直したりも致します。とりわけ、会社の上司と部下の関係においては人間性をお互いに確認しあう絶好のチャンスでもあります。男女の間でも、ビックリするような表情や性格を見抜いたり、感激をしたり、感心したり。それを堺に関係が深まったり、疎遠になったり。たとえ二日酔いであっても、翌日の朝は普段よりも早めの出勤を心がけるくらいの配慮は働いて欲しいものです。「出世する男の十カ条」 一 夜どんなに遅くなっても遅刻せず、二日酔いでも爽やかな顔で出社せよ 二 自分の金で飲めない奴は、店の女に手を出すな 三 自分がこうなりたいと目標にする男が多くいる酒場で飲め 四 悪酔いするなら飲むな、ましてや人前で眠ってしまうなど言語道断 五 仕事以外のブレーンも大切、自分を演出できる店を作っておけ 六 一瞬この女のために会社や生命を捨ててもいいと思う熱い心を持て 七 教養の貧しさは許されても、品性の貧しさは許せないと知るべし 八 謙虚に自分を磨こうと思えば、キライな奴も立派な教師と心得よ 九 貯金なんか考えるな、家賃以外は自分を磨くために使え 十 銀座のママは接待のプロ。懇意になって教えてもらえ(p52)「出世する人、稼ぐ人、他人に気配りできる人」高田律子、辰巳出版(2004/10)¥1,470