misty247

2005/09/19(月)22:39

かんな・筏葛

四季折々の写日記(119)

 …━[ブーゲンビレア]━… ブーゲンビレア(筏葛 bougainvillea)です。 bougainvilleaはフランスの航海者の名前です。別にpaper flowerという英名らしい呼び名もあるようです。 和歌山のすさみに恋人岬という名所があります。海上の島と本島の断崖との間が百メートル足らずあり、そこへ打ち寄せる波が独特で、島の左右両側から波が回りこんできます。海が割れて道ができるのは十戒ですが、こちらは波同士がぶつかり合って海上に白波の筋をつくります。 恋人岬という地名は商魂逞しいドライブインの経営者が客寄せのために縁起の良さそうな名前を勝手に付けているわけではなく(実はずっとそうだと思っていた^^;)、波が出逢うのを恋人になぞらえたものだったのですね。 で、そこはブーゲンビレアの咲き誇る場所としても有名だそうです。つい先週、恋人岬に立ち寄ったのですが、そのときは気付きませんでした。この写真は恋人岬とは全然別のところで撮影したブーゲンビレアです。  …━[カンナ]━… カンナ(花かんな canna)です。 ごちゃっとしているけどどこか美しいのは、全体が調和のある美しいラインで構成されているからでしょうか。カンナはカンナ科で、他に似ている花がありそうでない個性的な花です。 去年見たカンナは葉も茎も花も全部が紅く染まっていました。カンナは全部そうなんだと思ったのですが、そちらがむしろ特別なようですね。女性的なラインに包まれた全身紅い等身大のカンナを見て、この花はきっと湯上りの美女の化身に違いないと思いました。

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