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所用で郵便局へ行ったら、記念切手発売を知らせるポスターが目に留まった。「百人一首」と書いてある。私は「むすめふさそせ」に条件反射できる人間である。いや、であった。今は「そ」ってナンだっけ?というまでに反応できなくなっているが。でも、郵便局では「パシッ!」と素早く、50円の1シートを購入していた。
昔、切手コレクションをしたことがあるが、今はコレクターではない。記念切手が手元にあっても惜しげもなく使ってしまう。でも、貼るときは普通の切手よりも、記念切手を貼りたいなと思う。使うのが惜しいお気に入りの切手を、ペタっと貼って使ってしまうのもまたエキサイティングなのだ。 これは買わねば!と手に入れた百人一首切手だが、大事にしまっておくのではなく使うつもりで買った。 文月の23(ふみ)が文の日ということで、百人一首の切手がデザインされたらしい。こわしくはこちら↓を。 http://www.post.japanpost.jp/kitte_hagaki/stamp/tokusyu/2006/h180721_t.html 百首で1シートかな、シリーズものでいつか百首揃うのかな、と期待してしまうが、五首だけのようだ。50円切手は余白にしか歌がかかれていない。ちょっと残念。 や、凡河内躬恒の歌が取り上げられている。 「心あてに折らばや折らむ初霜のおきまどはせる白菊の花」 正岡子規が「歌詠みに与ふる書」でコテンパンに叩いた歌だ。「初霜がおりたので白菊がどこに咲いているのか分からなくなっちゃったよー」という内容の歌で、それに「嘘こくのもたいがいにしろ、霜がおりても花の識別はできるわぃ!」ということで「一文半の値打ちもこれ無き駄歌に御座候」とこけにされたのだ。 JAROじゃあるまいし、歌にそこまで突っ込まんでも、と思うのだが、言った人がまた大御所なだけに、凡河内躬恒もたまらんであろう。 ところで私はこの批判を読んだときに、凡河内躬恒はもしかしたら白内障だったのではないか?と思ったのだが、そういう説にまだ出くわしていない。誰か立証して、凡河内躬恒の代弁者になってあげてほしい。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.07.22 15:17:52
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