カテゴリ:私の歩いた山と道
8時になって陽は穂高は越えた。谷に陽が射し、葉末から露が滑り落ちた。山道ではたくさんの花が見られた。 白地に紫の斑のホトトギスなら金剛山地でもよく見るが、黄色のホトトギスは初めて。タマガワホトトギス。比較的低いところから見られた。 先端のギザギザがナデシコ調の純白の花は、ナデシコ科センジュガンピ。 センジュガンピは所々で群生もしていて良く目立った。 キヌガサソウは、大きな葉で池を描き、その真ん中で咲く睡蓮のよう。大きな葉と大きな花がずらっと並ぶ様はとても目立ち、パチンコ屋店頭の花輪のようでもある。実際にキヌガサソウはちょっと面白く、ラッキーセブンで葉が7枚以上になると、花が咲くのだそうだ。 葉の数と花の花弁の数は等しくなる。11枚あれば11連荘中か。 カラマツは露がついて美しかった。カラマツソウは花芯だけでなっているのだそうだ。キンポウゲ科で、この科の花は変り種が多く個性的で面白い。 白山に因んだ名の花は、ちょっぴり親近感がある。あちこちで咲いていたゴゼンタチバナ。 ゴゼンタチバナはミズキ科で、ミズキは普通は木。例外中の例外でゴゼンタチバナだけが草だという。白山の峰の名をもつこの花は、ただ者ではないようだ。 緑の中オレンジが目立っていたのはクルマユリ。コオニユリかも。花が大きいから見栄えがいい。暑さに強そうな色と艶、見ているとパワーを奪われそうである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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