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カテゴリ:中学受験
何日間か不快に思っていることがある。
二月の入試時期に毎年TV局が東京御三家中学合格発表会場の様子を映し出す。 この日を目標にしてきた合格者には格別な思いと感動がある。インタビューにわずか12歳の子ども達は輝かしいほど明るく将来の夢を語る。 こういう場面で誰しもピースのVサインをする。子どもらしい光景に可愛いとさえ思う。しかし、今年、『勝ち組み』と言ったらしい。というのは、この放送を私は見ていない。話しをまわりから聞いて…。けど、イヤーな気がした。別に、合格を勝ち得たこの子たちに嫌悪感を抱いたのではない。カット編集をしても良いものをTVが(待ってましたとばかりに)放送してしまった気がしてならないから…。 やはり、キャスターがコメントしたそうだ。 「そう簡単に勝ち組みと決めて欲しくないですね。」と。 …ただそれだけのこと。(放送側も子どももー)。 なのに。心にひっかかる。 いつの頃からだろう? 『セレブ』という言葉が憧れのように扱われ、『勝ち組み』・『負けいぬ』などと云う表現が出てきて…。概にこの表現を文字っている番組もある。 耳慣れさせてフイに口に上らせたのは誰なんだろう? TVのみならず私たち大人であり、受け狙い社会がそうしたのだと思う。 彼。これから希望に満ちた中学生になるんです。まだ、義務教育の段階です。保護される身なのです。一流校に通ったからといって社会観が確立しているとは思えません。何時間も合格目指して頑張って、ただ、その瞬間に嬉しくってはしゃいだ だけ。ただそれだけのこと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年02月07日 22時09分14秒
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